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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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2014年11月富士テスト  〜 復唱復命と報連相 〜 2014/11/14(Fri) 15:06:55
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11月2回目の富士テストに行ってきました。

今回のテストは走り込みできる最大限のセットアップで臨んでいます。



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【11月2回目富士テストセットアップ】


(1)オルタネーター

ラジアルNAで筑波1分切りしたあの周回はオルタネーターOFF様態だったことが分かりました。原因と思われるL端子を対策し、充電電圧を15V近くに高めた電気配線と、ALIANT X4に内蔵された過重電保護システムの両立も確認します。


(2)2013年仕様センターフロア

排気管とプロペラシャフト部分以外を覆うセンターフロアに変更しました。空力的にはフルフラットフロアの方が良いですが、今回こそ走り込んでセッティングを進めたいので熱的な信頼性を選択しました。


(3)容量アップデフケースと3.9ファイナル

デフオイル沸騰対策として手軽にできるメニューです。3.9ファイナルにも摩擦熱を軽減するWPC処理をしたかったのですが間に合いませんでした。Sタイヤに変更したことで温度上昇の傾向が変化しているかもしれないので、前後ブレーキローターや各駆動部分にはサーモペイントを塗布し、デフケースにはサーモシールを貼って温度確認できるようにしています。


(4)サスペンションセットアップ

前回テスト最終セットからスタート(F:16s/o+プリロード2ターン・R:18s/o+プリロード3ターン)


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(1)問題は全て解消しました。ストリートカーにALIANT X4を装着しながら、点火性能のため特別な電気配線をしたタイムアタックマシンに使えないことが嫌で仕方なかったですが、問題の原因がオルタネーターL端子の不良だったことがはっきりしました。

(2)(3)今回のセンターフロアで確定します。この状態でもデフケース温度は135度以上、サーモシールの温度限界を超えていましたが、LSDの効きに問題ありませんでした。タイムアタック本番を純正デフケース/容量アップデフケースのどちらかで走った後は、純正デフケース+デフオイルクーラーに変更した方が安心でしょう。

(4)リヤスプリングレートを18s/oから19.6s/oにアップしました。次回はF:16s/o(プリロード1ターン)/R:19.6s/o(プリロード2.5ターンからスタートし、荷重が抜けた状態からさらに旋回する筑波に合わせてリヤを18s/oに戻すかもしれません。



加藤寛規エンジニアのロガーに拠ると最高速は227q/hしか出ていませんでした。2013仕様は240q/hだったので、増えたダウンフォースと空気抵抗の弊害が明確に出た感じです。富士に合わせるなら、空力付加物撤去とヘッドライト段差処理をしてレス・ダウンフォース化すれば5q/hぐらい伸びると予想します。


今回のテストでは、リクエストを正確に把握せずに作業したためやり直すことがあったり、事前に時間があったにも関わらず想定されたスプリング交換による車高変化を把握できてなかったり、軽微なミッショントラブルで早々に走行終了したり、いくつかのヒューマンエラーがありました。あんなに望んだテスト時間を無駄にしたことを反省しなければいけません。でも方向性は見えました。前日に筑波テストをして12/5の筑波スーパーバトル2014本番を迎えます。


<2014年11月富士テストメンバー>

ドライバー:加藤寛規選手
チーフエンジニア:坂上(ASM)
メカニック:八百(ASM)


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【お知らせ】

今年も新山下にレーシングサンタがやって来ます。今週末のS-GT最終戦が終わったら加藤寛規サンタと日程調整しますが、12/23(火/祝)が有力です。限定商品もあるので11月中にオーダーをまとめます。今週末〜来週末の無限フェア〜その翌週までに、カタログと注文書があるASMに来て下さい。


  2013年  夢見果てぬ、ASMのクリスマス
  2012年  横浜で過ごすクリスマス
  2011年  レーシングサンタは暴走する
  2010年  唯我独走 ASM横浜
  2009年  世界最速のレーシングサンタがやってきた


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