| ASM TOP | ASM筑波最速プロジェクト2005結果報告
レブスピード筑波スーパーバトル2003に初参戦、史上初のNA1分切りを達成し59秒954と言う空前のタイムで並み居るS2000チューナーを抑えてクラス優勝、2004年は「パワー・トラクション・エアロダイナミクス」をテーマにマシンの総合力を上げて59秒283で2年連続優勝、その実績を引っ提げてクラス優勝の筆頭候補としてAUTOBACS ASM YOKOHAMAは2005年も筑波スーパーバトルに参戦した。 チャレンジ3年目のテーマは、「ダウンフォースを武器にしたサスペンションセッティング」。 ホイールオフセットの変更による大幅なワイドトレッド化と18インチ化によるメカニカルグリップの向上は大きなアドバンテージをもたらすことは事前のテストで明らかであったが、その性能を最大限発揮させるためには2004仕様で効果を確認した「ダウンフォース」と言う要素の大幅な性能向上が必須であった。そこで我々は2004年に開発したエアロパーツの正常進化モデルとしてI.S.Designエアロパーツに「GT」と名乗るシリーズを一気に投入。フロントバンパーは2004仕様のイメージを残しつつもより効率的にボディ下面に空気を取り込む形状に変更、フロントフェンダーはワイドかすると共にインナーフェンダーも同時装着してフロントのドラッグを低減すると同時にワイド化されたサイドスポイラーの性能を最大限に引き出すことに成功、リヤフェンダーもワイド化、エアアウトレットを設けてドラッグを低減している。 それらエアロパーツが産み出す強力なダウンフォースを基本としてサスペンションをリセッティング。今まで不可能であったセッティングをテストして2004仕様とは次元の違うメカニカルグリップを獲得、大径化したリヤブレーキローターとAPキャリパーも新設計することで、「走る・曲がる・止まる」と言う3要素全てにおいてTODA RACING製2.4Lエンジンをコントロール下に置く強力なシャーシ性能を獲得、加藤寛規選手に「あと100馬力あってもバランスが取れる」と言わしめるシャーシを完成させた。 本番のわずか20日前の11月18日にシェイクダウンしたASM筑波スペシャル2005はフレッシュGSコンパウンドを投入していきなり58秒333を記録。その後12月2日に実施した4回目の最終テストでついに57秒986を記録。ロガーデータとサスペンション・アライメント・タイヤ温度・空気圧などのデータを獲得し、この状態を再現すれば57秒台に突入するとの確証を得て12月8日のスーパーバトル当日を迎えた。 スーパーバトル当日は快晴、気温もぐんぐん上昇し2004年に続きタイヤ選択に苦しむ状況となった。またコースコンディションがオイルによりどんどん悪化し、各コーナーで1/100秒単位でタイムを削るASM筑波スペシャルには非常に難しいコンディションとなった。そんな状況の中、加藤寛規選手は最終テストのロガーデータを再現する走りに果敢にチャレンジし、ところどころ路面状況の違いでタイヤがグリップを失う場面もありながら58秒063と言うNAチューニングカーのコースレコードとなるタイムを見事記録し、3年連続クラス優勝をぼくらにプレゼントしてくれた。 最後のスーパーラップ前に、TODA RACINGエンジニア島田氏から「エンジンブローを覚悟してもらえますか?」と話があった。夢を実現するために、初めてエンジンブローを覚悟する領域まで燃焼を攻めた。ロガーデータは、加藤寛規選手が57秒台に突入できていたことを証明していた。アクセル開度はむしろ上、ただ路面コンディションがそのパワーをトラクションに変えることを拒んだだけだった。去年202km/hだったトップスピードは201km/hに達した。つまりバックストレート〜最終コーナー〜ホームストレートと続く高速セクションは去年とほとんど変わらず、1コーナー〜1ヘア〜ダンロップ〜2ヘアと続くコーナーセクションのみで去年より1.2秒短縮することに成功している。 エアロダイナミクスを武器に究極のコーナリングマシンとなったASM筑波スペシャル2005は、既に2006仕様に向けて進化の方向を見出している。57秒台をコンスタントに狙いつつも将来の耐久仕様への変更を見据えたモディファイを計画している。2004年の結果報告で「58秒を目指す」と公言しチームみんなの力でそれを達成した我々は、2006年、57秒台突入を目標に掲げ、チャレンジし続けます。 皆さんの応援がASM筑波スペシャル2005を育ててくれました。ありがとう。 AUTOBACS ASM YOKOHAMA プロジェクトリーダー 金山 新一郎
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ASM TSUKUBA SPECIAL 2005 ■エンジン系 2004から変更
したパーツエンジン形式 F20C TODA 2.4L Engine 最大パワー(PS/rpm) 305/8000 最大トルク(kg/rpm) 30.0/6500 ボア(mm)×ストローク(mm) 87×100 総排気量(CC) 2377 圧縮比 13.0:1 エキマニ ASMエキゾーストマニホールド04 マフラー ASMワンオフ ピストン TODA POWER コンロッド TODA POWER クランク TODA POWER コンロッドメタル STD クランクメタル STD オイルポンプ TODA POWER カムシャフトIN 295度 リフト13mm カムシャフトEX 290度 リフト12mm バルブスプリング TODA POWER オイルクーラー ARC 1段 ラジエター FWIN アルミ3層 プラグ NGK 10番 燃焼室加工 TODA RACING ポート加工 TODA RACING インジェクター STD フューエルポンプ BOSCH エアクリーナー − その他 TODAスポーツインジェクション(50パイ)TODAドライサンプキット TODA2.4Lキット ■電子パーツ CPU MOTEC 追加メーター ASMマルチビジョンメーター その他 − ■駆動系 ミッション Hewland SGT-S ○ クラッチ SACHS ○ フライホイール TODA RACING ○ デフ OS技研 2WAY ファイナル 4.3 プロペラシャフト ASMカーボンプロペラシャフト ■シャーシ ロールゲージ ワンオフ その他ボディ補強 ASMリヤ強化サブフレーム ■足回り スプリング(F/R) SWIFT F:18kg/mm R:18kg/mm ショック(F/R) SACHS 2WAY ASM筑波スペシャル2005 アッパーマウント CUSCO その他 − ■ブレーキ系 フロントキャリパー AP RACING(ASMオリジナル) ○ リアキャリパー AP RACING ○ パッド(F/R) F/R フェロードDS3000 フロントローター AP RACING(ASMオリジナル) ○ リアローター AP RACING(ASMオリジナル) ○ ブレーキホース F/R:BF GOODRIGE 使用フルード AP RACING ■タイヤホイール タイヤ(銘柄/F/R) ヨコハマ ADVAN A048 F/R 265/35-18 ○ ホイール(銘柄/F/R) Prodrive GC-07C 1895+15 5/1143 ○ ■エクステリアパーツ フロントバンパー ASM I.S.DesignフロントエアロバンパーGT ○ フロントスポイラー ASM フロントカーボンリップスポイラーGT ○ フロントフェンダー ASM I.S.DesignフロントエアロフェンダーGT ○ フロントディフューザー ASM I.S.Designフロントディフューザー ボンネット ASM I.S.Designエアロボンネット サイドステップ ASM I.S.DesignサイドエアロスポイラーGT ○ ルーフ 無限 ドア ASM ドライカーボンドア リヤフェンダー ASM I.S.DesignリヤオーバーフェンダーGT ○ トランク ASM ドライカーボントランク リヤバンパー ASM リヤエアロバンパー リヤウィング ASM I.S.Designリヤウィング(60mmワイドモデル) ○ リヤディフューザー ASM I.S.Designリヤディフューザー フロントウィンドー ASM ポリカーボネートウィンドー サイドウィンドー ASM FR-DOOR GLASS ○ ■インテリア シート RECARO SP-A ASMスペシャル ベルト TAKATA その他 ASMカーボンダッシュボード
ASM筑波最速プロジェクト2005 チーム体制
■加藤寛規選手 マシンの持つ最大の能力を引き出してまとめる力を持つこと、ASMがテーマとする空力を知り尽くしたドライバーとして2年連続でハンドルを預けたドライバーです。テスト毎に車の弱点を的確に指摘し短期間で筑波スペシャルを57秒台に導いた、ASMが選んだ最高のレーシングドライバーです。
2004仕様のTODA 2.4Lエンジンをそのまま使用。サーキットメンテナンスを依頼しました。燃焼を極限まで攻めてパワー・トラクション・エアロダイナミクスを高次元でバランスさせASM筑波スペシャルをV3に導きました。
ASM筑波スペシャルのサーキットエンジニアリングを担当いただきました。正確なデータロガー分析で車の持つポテンシャルを最大限引き出して57秒台突入を実現する大きな原動力になってくれました。
2004仕様から引き続き使用するSACHS 2WAYダンパーのサーキットメンテナンスを依頼しました。現地での度重なる仕様変更に応えてドライバーのシビアな要望に応えるサスペンションに仕上げてくれました。
2004仕様のプロトタイプに続き、製品版のフロントキャリパーのデータ蓄積にご協力いただきました。また課題であったリヤブレーキの強化にも着手し、前後バランスを極めたS2000用として究極のブレーキシステムの完成に多大な協力をいただきました。
オートクレーブ成形のカーボンシェルを採用した究極のシート「SP-A」をベースに、ASMはストリート用としても推奨する「アルカンターラ」生地でシートを張替えて供給いただきました。シートレールにも市販品のウルトラローポジレールを採用しています。
2004年に引き続きホイールの供給をいただきました。軽量なだけでなく剛性面においてもドライバーの評価が高いホイールでした。
過去の結果報告はこちらをご覧下さい。 ![]()
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ASM TSUKUBA SPECIAL 2005の筑波スーパーバトル車載映像(31MB)ご覧いただけます。(右クリックで「対象をファイルに保存」を選択し、ダウンロード後ご覧下さい。)
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