修理できます。
ASMでは5年半で6,000脚以上のレカロシートを販売してきました。シートの基本骨格部分はそんなに早くダメにならないですが、本革やアルカンターラならともかく、ファブリック(布)表皮は擦り切れたり、磨耗して薄くなったり、何かに当たって破れたりすることがあります。
正規品のレカロシートには、保証内容によって無償・有償のケアメニューが用意されています。ボク自身も時々金額が気になることがあるので、RECARO SR-7(ASM LIMITED含む)を例にとって、ご紹介します。
<Case.1> 乗り降りで座面サイドサポートのウレタンがヘタリ、表皮が薄くなってきたからリフレッシュしたい。右側パーツが特に酷いんだよねぇ・・・。
・座面右側サイドサポートウレタン 6,300円
・座面右側サイドサポート表皮 38,850円
・修理シート取り外し/取付工賃 8,400円
・修理シート発送 3,500円(ASM→RECARO)
合計 57,050円
<Case.2> とにかく距離を乗る影響で、座面が何となくへたってクッションが悪くなってきた気がする。表皮も汚してしまい、掃除しても綺麗にならない。
・座面ウレタン 11,550円
・座面表皮 42,000円
・修理シート取り外し/取付工賃 8,400円
・修理シート発送 3,500円(ASM→RECARO)
合計 65,450円
<Case.3> うわっ!修理代ってそんなにかかるの?修理不要だからキャンセルします!!
・修理シート発送 3,500円(ASM→RECARO)
・修理シート発送 3,500円(RECARO→ASM)
・見積もりのための分解・組み立て工賃 21,000円前後
合計 28,000円前後
『高いな』と感じますか?ボクは感じます。
でも部品とか分解コストとか考えたら、これぐらいが普通と言えるのかも?「製品」と「部品」を同じ土俵で比較すること自体が正しくないかもしれませんから。自動車でも、高い修理代・メンテナンス代を払って乗り続けるより新車に買い替えて気分リフレッシュ&メンテナンスコスト低減した方がいいと言う考え方もあります。レカロシートも同様ではないでしょうか。ボクが今、オフィスチェアにして使っているSP-JC 350LIMITEDなら、本革表皮の傷み(=味)はそのままに、ウレタン部分だけリフレッシュしながら使い続けます。
なお、レカロ保証規定により、あらゆるパーツ交換はシートごと一旦レカロ本社に送ることになっています。ASMでは、修理期間中の貸し出し用レカロシートをご用意していますので、修理のためのご来店は面倒ですが、シートがなくて車が使えない不便さはなくて済みます。コストと手間と時間を覚悟して修理する、シートは個人売買などで仲間に売却してシートを新品に買い替える、色々な方法をお考え下さい。
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