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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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S2000 GT-10 10月富士テスト 2010/10/26(Tue) 19:39:41
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ASM S2000 1号車のシェイクダウンを富士スピードウェイで行いました。S-GT明けの加藤寛規選手、S-GT帰りの戸田レーシング矢野さん、お疲れ様でした。外気温は低かったけど、雨がぱらついてホームストレートは水飛沫が上がったりすることもあり不完全燃焼・・・でもGT-10仕様で変更を加えた箇所については一通りの評価ができたので、それで満足しないといけないのかもしれません。色々な要素がありますが、主なテスト項目は以下の通りです。


1.下げた車高と追加したフロントキャンバーのチェック。

2009年筑波スーパーバトルでタイムアタック後、テストを兼ねて大幅な車高ダウンを行いました。その時、シャーシの一部にタイヤが干渉したため下げ切れなかったのを解消できたかの確認と、車高大幅ダウンに伴い自然についてしまうキャンバーの性能確認を行いました。結論は、タイヤ干渉については100Rなどでホンの少し出てるかな?と言うレベル。シャーシの追加工で何とかなりそうです。

フロントキャンバーに関しては賛否両論ありボク自身も期待していましたが、IN/OUTのタイヤ温度で大きな差が出ました。もっとキャンバーを減らしてまっすぐ接地させた方が、よりタイヤ全体に仕事させることができるみたいです。芸能人様からは『275サイズはどう?』と質問されましたが、テスト結果を見る限り、まずは265サイズを使い切ることが先決かな?タイヤを太くすると抵抗になりますから最高速に影響が出ますからね。


2.ボンネット追加ルーバーの脱着比較テスト。

ボンネットの追加ルーバーははっきり分かる効果が出ませんでした。温度面で言うと、裏骨の撤去をしたことでフロントガラスとの間部分からかなり空気が抜けるようになったみたいで、ルーバー脱着をしても水温計の数値ではほとんど差が出ませんでした。あえて言えば、フロントの空力性能に若干の影響が出たかな?レベルです。ただ、路面コンディションが最悪の中での比較テストだから、ドライコンディション下での比較を行いたいな。


3.フロントインナーフェンダーの形状変更部テスト。

フロントフェンダー部のエアアウトレットからもっと効率良く空気を抜くため、インナーフェンダーをアルミ板で製作してみました。それに加えて、フロントフェンダーのダクト部分のバーティカルフィンを撤去して、性能比較しています。結論から言うとこれは大当たり。街乗りでは普通通りに使ってサーキット等もっとダウンフォースが欲しい場面ではバーティカルフィンを取り外すのが正解みたい。もちろんそれは、効果的なインナーフェンダーあってのことです。開口面積を広げて、バーティカルフィンの形状を見直して、インナーフェンダーを追加製作する。何となくやりたいことが見えてきました。


4.前後空力バランスの見直し。

路面は飛び出した車が撒いた砂利、走行中のクルマから出るオイル、止まない雨と言う悪コンディションのため相当に荒れていました。今年採用したフロントセクションの空力パーツは去年より悪くなる要素は何一つありません。でも、今年1分55秒8を記録した日よりも明確にアンダーステアをコメントしていました。もう少しまともな日に走らないと正しい比較にはならないけど、いくつかの追加パーツを製作して筑波スーパーバトルに臨みます。

タイヤは10ヶ月前に筑波で走ったUSEDですから、発熱するのに時間がかかったし油が抜けてグリップ感もなかったようです。次回テストではNewタイヤを使って前後グリップの合わせ込みをします。坂上さんに業務連絡。RE-11のNewタイヤ・削りタイヤをテストしましょうか?アタック当日は削りタイヤで2アタックするとして、ホイールどうしよう・・・?


5.Newエンジンのチェック。

スペック的には298馬力程度になった2010年エンジンのシェイクダウンをしました。TODA インダクションポット・無限エアクリーナーBOXは買ったけど採用していません。軽量化したいこと、コースや車両によって合わせ込みしないとダメなこと、開発投資を焦りたくないことが要因です。エンジンの音は一段と良くなっていて、何人かのお客さんにムービー写メールを送ったところ、とても好評でした。


こんな感じでやりたいこと・チェックしたかった要素は一通りテストすることができました。SRE+HYPERCOは減衰調整範囲のみラジアルサーキットアタック用に絞り込んだだけで相変わらず市販品スペックでした。フロントシャーシの加工、タイヤ削り加工、フロント追加空力パーツ製作、ASM筑波スペシャルに装着していたRECARO SP-A装着検討、ヘッドランプはそのままにHIDユニット撤去、DREXLER LSDはそのままにファイナル違いのデフケースとの比較準備をして、レブスピード筑波スーパーバトルの前日12/9(木)、恒例の1時間貸切テストです。

ドライバー:加藤寛規選手
チーフエンジニア:坂上さん(ASM)
メカニック:大木・丸田(ASM)
エンジン:矢野さん(TODA RACING)

この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1577#myu1577

2010年1月 1号車富士テスト
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