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1号車富士テスト、2012年11月 2012/11/15(Thu) 10:33:15
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富士テストに行ってきました。10月富士テストは準備不足で失敗だったから、今回のテストが実質的なシェイクダウンです。今回は週末レース準備のためPIT貸し出しがなかったですが、テストに合わせてスポーツ走行に来たHITMAN・良い和尚・芸能人、大田君・ぽるしぇ熊木さん達と楽しい時間を過ごしました。


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朝1本目いきなり緊張の瞬間、前回のテスト失敗に繋がったオイルレベル、4月富士テストまでは動いていたのに全く動かなくなった電動パワステの配線変更を確認です。オイル量は事前に十分な情報収集と検証をして、パワステ不良は坂上さんと松島さんがテスト前夜ASMに泊まって最後の配線見直しをして両方OK問題なし、やっとスタート地点に立てました。あとは世界最速のレーシングサンタにお任せです。


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今回の富士テストメニューは以下の4点。

(1) TODA RACING 2.4LエンジンGT-08の動作確認
(2) リヤSREダンパーリバウンドスプリングの有無比較
(3) スラストスポイラー大きさ違い比較
(4) センターフロア半分サイズの性能(温度/空力)確認


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オイルレベル対策OK、前回テストでのオイル噴出トラブルの後遺症なし、燃圧アップによりアイドリング問題なし。加藤選手は、『2008年はもう一伸びしていたけど?今週末のS-GTで会うから言っておくよ』と笑って話していました。

プラグチェックした坂上さんによると『ASM筑波スペシャルでは富士を走ってないし、ちょっと燃調が合ってないかな?プラグのキツネ色が白髪交じりのキツネになっています』。戸田レーシング島田さんは『あのエンジンスペックのためにはエンジンをリジットマウントしなければいけない専用エキマニが必要で、それを見送った1号車では10〜15馬力ぐらい損している』。MOTECの神様矢野さんが現場合わせできる筑波でちょっと回復するけど、2008年よりは高回転域のパワーが絞られる感じでしょう。


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リヤダンパーは同じASM SREダンパーキット3WAY IS-11をベースに、リバウンドスプリングあり/なし2種類のダンパーを入れ替えての比較テストです。同日コンディションで比較しなければ意味がないのでテスト方法を悩みましたが、O/H+仕様変更したお客様の協力で今回テストすることができました。減衰を微調整しても不満と満足の繰り返しですが、1号車はロールバランスが変化して結果的にタイムアップした前後リバウンドスプリング仕様を採用します。


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小型カナードとスラストスポイラーGT-12をセッション中に交換して比較しました。加藤選手はコーナー入口でドンと効くことを想像していたのですがそこでは何も感じず、『コーナー出口でフロントにダウンフォースを感じた』とコメントしていました。ラジアルタイヤではグリップ不足のため、筑波最終コーナー出口で発生するアンダーステア対策として製作したので狙い通りです。リヤウィング角度を調整して空力バランスを合わせました。



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センターフロアは、半分サイズにしても計測3周目には5速から順に入りにくくなりました。外す時に確認したところ前回同様とても熱くなっていたので、採用する/しないを含めて再検討します。確認のためフロアを外して走行すると、フロントダウンフォースが明確に低下しました。その状態で、シフトチェンジでコンマ2秒タイムロスしつつ、1年前の富士テストから使っているネオバを履いて1分56秒48を記録して終了しました。


■2012年11月富士テスト

ドライバー:加藤寛規選手
チーフエンジニア:坂上(ASM)
メカニック:松島(ASM)・丸田(ASM)
ブレーキマネジメント:児玉さん(Nicole)


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今回も芸能人(固有名詞)と一緒でした。TODA RACINGのキットを使った2.35Lエンジン+1号車と同じD-DREAMボディ+Sタイヤを組み合わせてぼぼ同タイムで走るS2000なので比較データを取るには最高の条件です。今回はZircotecコーティングの興味深いデータが取れたので、機会があれば内容をまとめて書きます。



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ASM筑波スペシャル2007、富士へ


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