ASM Blog
   It's a shop full with S2000 and RECARO lovers since 2005 September 5th.
Home | Blog TOP
 

横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


Calender
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Category
横浜市中区周辺の日常
S2000 タイムアタック
新山下自動車部
大湯都史樹選手S2000
Book Mark
ASM
ASM facebook <公式>
天気<筑波>
天気<FSW>
天気予報<鈴鹿>
天気予報<横浜>
加藤寛規 公式blog
交通情報 <首都高>
SACLAM 在庫情報
筑波最速プロジェクト
Recent Entry
ASM×レカロフェア in SAサンシャイン神戸 2024秋
S2000 リフレッシュ
【In stock】ASM I.S.Design Rear Wing GT-09+Dry Carbon Trunk Set
ASM S2000 1号車 1/43モデルカープロジェクト パッケージ完成
19th Anniversary ASM YOKOHAMA チューニングセール 2024 秋
ASM YOKOHAMA 公式X
Entry Archive
Search
Login
限界までやり切って見えるもの 2015/12/02(Wed) 15:26:28
151202s2000DSC_9978.jpg



ASM S2000タイムアタック号(1号車)のセットアップが完了しました。


【11月筑波テストからの変更点】


<サスペンション関連>

(1)Frontキャンバー -4°→ -3.3°
(2)リヤ車高4oアップ
(3)フロントRebound減衰10min.HARD側
(4)ホイール変更:Prodrive GC-05N → POTENZA RW006

チーフエンジニア:ASM坂上さんの判断で、前回テスト時のタイヤ当たり面を見てフロントキャンバーを減らしました。Front荷重を増やすため前車高を下げたいけど無理だから後車高を4o上げ、荷重が抜けにくいようにFront:Rebound減衰を10min.HARDにしています。



151202EngineDSC_9983.jpg



<パワーユニット・駆動関連>

(5)エンジン載せ替え:TODA RACING 2.38L → 2.4L
(6)クラッチ点検:ZREクラッチカバー交換・ディスクメンテナンス
(7)アース見直し
(8)給油ガソリンスタンド変更

マイレージ節約のため保管していた戸田レーシング島田さん製作・2.4Lエンジン GT-13に載せ替え、アネブル中野さんの尽力で独ZF社からクラッチカバーを緊急空輸して交換し、在庫がなかったクラッチディスクは、サクシードスポーツ市川さんが入念にメンテナンスして再装着しました。



151202ENEOSIMG_2993.jpg


アース関連は、2014年と同じレイアウトを基本に、配線の修正やポイント移動など電気関係担当:ASM松島さんが最大の効果を発揮するように見直しています。以前SACLAM宇野社長から聞いた事実とアドバイスに従い、今後タイムアタック号に使う市販ガソリンは、こっちではなくあっちで給油しないといけません。



151202FloorDSC_9959.jpg
151202FrontDSC_9964.jpg
151202RearDSC_9963.jpg



<空力関連>

(9)センターフロア変更:1/2 → フルフラット
(10)デフケース変更:純正 → 容量アップ。デフオイルはBILLIONとRAVENOLを選択。
(11)デフ熱対策:センターフロアNACAダクト追加・Rブレーキダクトをデフに使用
(12)空気抵抗対策:ヘッドライト周囲ガードテープ処理
(13)フロントリフト対策:ホイールアーチ・カナードに大型ガーニーフラップ追加

左右センターディフューザーの間を塞ぐセンターフロアはフルフラットに変更です。特にデフの熱害を考慮して、センターディフューザー左右のNACAダクト・フロントバンパー開口部・センターフロアNACAダクト(1箇所)をデフ冷却用ダクトに使用、デフケースとZircotecしたマフラーの間に遮熱版まで追加と、デフケース容量アップまでしました。デフオイルはDREXLER指定のRAVENOLかテストで好結果だった田中ミノルさんのBILLION OILSか、明日の走行で判断します。昨日ドラーレ高橋さんがガードテープ施工してくれてヘッドライトの段差の因る空気抵抗を減らし、フロントインナーフェンダー内の空気を抜くためガーニーフラップを追加しました。



【 コーナーウェイト測定データ 2015/12/02 】

 * POTENZA RW006+RE-71R 295/30-18 GAS OUT

◇ Dr. OUT 1,046.5s

(左前)281.5 (右前)265.5  RIGHT:528.0s/50.5%
(左後)236.5 (右後)262.5  Front:547.0kg/52.3%


◇ Dr. ON 1,107.5s(+61.0s)

(左前)286.5 (右前)285.5  RIGHT:574.5s/51.9%
(左後)247.0 (右後)289.0  Front:572.0s/51.6%


今朝はDr.ONでFront左右差10.5sもありましたが、右後1ターン下/左後1ターン上に調整したところ左右差1s、抜群のコーナーウェイトになりました。デフケースを容量アップとセンターフロアで重量増してもホイールベース内の低い部分だから問題ないし、バネ下軽量化を合わせホイール交換でほぼ相殺しています。



151202TKBDSC_0004.jpg


明日は朝から雨、夕方に少しでも走行してクラッチと持ち込みセットの確認だけできたら完成です。ASM S2000 1号車は、10年後もタイムアタックマシンをできるわけありません。2013年に記録したラジアルNA大会コースレコード59秒990の更新だけではなく、SタイヤでもラジアルタイヤでもNA最速のASMとして10年残るレコードを目指しますので、ぜひ筑波サーキットで見学して下さい。



この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3005


世界中に喧嘩を売る男、その名はHITMAN☆2008


[3005] asm

Next >> [筑波スーパーバトル2015 〜 ラジアルNA58秒台への挑戦 〜 ]
Back >> [低さについて。]

Copyright © 2004 ASM Blog. All Rights Reserved.