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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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REVSPEED鈴鹿サーキット走行会 2020年12月
2020/12/22(Tue) 20:49:34
REVSPEED鈴鹿サーキット走行会に参加しました。
筑波スーパーバトルのセットダウンを基本セットにして油水温対策とギヤレシオ変更をした程度で、タイムに直結する可能性がある変更は長いストレート区間と連続するコーナーを考慮したリヤ側トゥ0mmにした以外何も変更していません。
■フリー走行 1回目
2'26.948
2'26.829
Sec1 40.307 Sec2 24.924 Sec3 54.201 Sec4 27.397 最高速度 198.733km/h
2'51.580
2'27.764
走り出しとしてはまずまずのタイムだと思ったのですが、『ロールオーバーが強過ぎて、このままではタイムアップは難しい』とのコメントが出ました。鈴鹿と筑波を走っているRG-O大住さんと『筑波スペシャルセッティングだと合わないでしょう?』と話しましたが、まさにそれです。筑波最終コーナーのような中高速コーナーが連続する鈴鹿では、リアが不安定な回頭性重視の弱オーバーセッティングでは思い切ってコーナーに飛び込めないし、旋回中もアクセルを踏めずに我慢する待ち時間が長くなってしまいます。
弱アンダーステア方向に調整するため、持ち込みセットのリヤ側トゥ0mmから片側+1mm追加・フロント車高上げに加えて、筑波スーパーバトルの中で加藤寛規選手から『今の前後バランスのままレートアップしたスタビが欲しい』と聞いていたので、前後バランスは違うけど試作テスト中の
ASM 調整式スタビライザー
を持ち込んでいたので、フロントは現状維持してリアスタビを試作品に変更しました。
■フリー走行 2回目 11:00 気温12℃ 路温16℃ ドライ
後スタビ=ASM試作・弱、リヤトゥ-1mm(トータル-2mm)、前1ターン上げ
2'26.226
Sec1 40.342 Sec2 24.539 Sec3 54.061 Sec4 27.284 最高速度 200.548km/h
4'02.511
6'35.555
2'26.250
2'57.871
セッティング変更が当たって、計測1周目でベストタイムを更新です。フリー走行1回目で気になったロールオーバーがかなり収まり、むしろスタビレートが高い方向に突き抜けた影響でロールオーバーではなくタイヤが外に逃げてしまうようになったため、アクセルONした時少しでも早く加速態勢に移行できるようにリヤ車高下げと、上がって来ない内圧を想定した走り出しタイヤセッティングに変更しました。
昼食後、加藤寛規選手と現状の問題点と解決策について話していたところ、試作スタビライザーでは前後共にレートが高過ぎるけれどもバランスは良さそうだし、最終枠はニュータイヤを使用することも想定して、失敗の可能性もあるけど急遽スタビライザー試作品をフロントにも装着です。
■フリー走行 3回目 14:00 気温13℃ 路温12℃ ドライ
前スタビ=ASM試作 内圧1.95
2'45.376
2'24.853
Sec1 40.128 Sec2 24.246 Sec3 53.550 Sec4 26.929 最高速度 201.468km/h
3'03.146
2'38.921
5'08.009
2'25.499
3'07.507 荷重かかる。内圧上がる。
この賭けは大当たりでした。ロールオーバーは消えて、Sec1で39.983を記録しています。加藤寛規選手は『(現状のバネレートに対して)スタビレートが高過ぎるため、タイヤグリップの限界を超えてすぐ横に流れたから失敗して、0.2秒程タイムロスした』と悔やんでいました。路面温度が高くなったことに加えて、スタビレートアップによってタイヤ内圧が想定以上に上がってしまい、走り出し内圧セッティングの変更が裏目に出ました。
ダウンフォースがある1号車と違って、床下空力パーツどころかGTウィングさえ装着しないASM S2000 R/T号は、徹底的にメカニカルグリップを追求しないと速く走れないから面白いです。次に鈴鹿を走る時はバネレートを前=23.2→17.9kgf/mm・後レート=25.0→19.6kgf/mmに落とし、筑波セットよりリヤ車高を下げて走り出せば、ノーマルエンジン&ノーマルミッション・GTウィングなし・完全保安基準適合S2000で、鈴鹿23秒台に手が届くかもしれません。
■REVSPEED鈴鹿サーキット走行会 2020年12月
ドライバー:加藤寛規選手
ADVAN A052 2'24.853 Sec1 40.128 Sec2 24.246 Sec3 53.550 Sec4 26.929 201.468km/h
エンジニア兼メカニック:阿部(ASM)
チーフメカニック:坂上(ASM)
総合プロデュース:金山
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