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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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ASM S-SPECIAL70 2007/12/15(Sat) 14:08:48
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今週は店頭で2本のASM S-SPECIAL70をご購入いただいています。今発売中のSスペは中間サイレンサーユニット内部に採用しているステンレスウールの形状を変更してより耐久性を向上させると同時に音量と音質を再チューニングして、若干「鳴き音」と呼ぶ中間音域を小さくする引き換えに絶対的な音量を従来のS-SPECIAL70と比較して0.5db程度低減しています。

車検時の音量計測は「最高出力発生回転数の75%」で行います。2000の場合、AP1で6,225回転(8,300回転×75%)、AP2でも5,850回転(7,800回転×75%)と言う高回転で音量計測されるため、マフラーの音質と音量のバランスが非常に難しいのが現実です。スポーツカー好きが「いい音」と感じる中間音域が音量計測時に最も問題になるため、いい音をドライバーに聴かせると音量オーバーし、その音域を絞りすぎると低音マフラーになってしまいます。また、水温が安定した状態であっても走行直後と長時間のアイドリングで水温を上げた場合とでは、音量計測すると最大3dbもの差が出るのもS2000の特徴です。車両固体の経年劣化度合いによっても最大3db程度の差が出る場合があり、生産開始から8年が経過しているS2000用マフラーではそのあたりも考慮する必要が出てきました。今回のS-SPECIAL70は、今までよりドライバーに聴かせる音は従来より小さいものになっていますが、その分中間サイレンサーの耐久性を向上させたことと絶対的な音量を絞ることができています。屋根を開けて走ると後方から追いかけてくるようなSスペサウンドは健在しています。

今回の小変更に取り組むきっかけは「新品購入時からグラスウールの飛散が止らない」と言う指摘の声を複数のお客様からいただいたことでした。原因は最も排圧のかかる中間サイレンサーユニットのグラスウールの入れ方の間違いでしたが、今後そのようなことがないように改善することを含めて中間サイレンサーの仕様変更を開始しましたが、その過程の中で「絶対的な耐久性を従来品よりも少しでも向上させよう」と言うことで製造元の社長や複数の指摘いただいたお客様にまで耐久テストのご協力をお願いして今のマフラーに落ち着いています。Sスペはお客さんと一緒に作り上げてきたマフラーなので、これからも色々な改良を加えたりテストを繰り返しながら少しずつ進化させて行くつもりです。

S2000Type-Sでご来店、ASM排気管を装着です
[472] asm

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