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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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POTENZA RE-11、マイナス1秒の進化 2008/02/25(Mon) 20:23:11
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1号車の2月FSWテストに行ってきました。12月、1月テストの結果を受けてスタビライザーのレート、ロールセンターアジャスターの有無を見直してのテストとなります。前回から1点のみ変更した仕様で走り出し、2本目でドライバーさんのコメント次第でリヤバネレートをアップ、3本目でいい方のセットにブリヂストンのNewタイヤ、ポテンザRE-11を投入してタイムアタックと言うスケジュールです。最小限のパーツしか持って行きませんでしたが、もう既にコメントが読めるぐらいに絞り込めているので問題ありませんでした。

・1ヒート目  (9:12スタート/天候 晴れ/外気温 3度/路面温度 3度/コンディション ドライ)

タイヤはUSED RE-01R、前回のセットを引き継いで走行開始。2分00秒21〜80で連続ラップするなど速さを安定して示すことができていました。リヤスタビを前回から変更しての走行でしたが、それは当たりだったようです。100R進入時のアンダーステア、脱出時の姿勢変化が前回よりも大きかったのですが、高木選手からのコメントも想定の範囲内でホッとしました。

・2ヒート目  (10:46スタート/天候 晴れ/外気温 5度/路面温度 5度/コンディション ドライ)

タイヤは同じくUSED RE-01R、リヤスプリングを800ポンドにアップ。途中、フロントバンプソフト+2&リヤバンプハード+2、フロントバンプハード+2と減衰を調整してまとめ、結果的に100R進入時のアンダーステアや脱出時の姿勢変化も大幅に安定していい方向に進みました。タイムは2分00秒29〜67前後で安定しています。リヤバネレートアップはドンピシャでした。

・3ヒート目  (13:40スタート/天候 晴れ/外気温 8度/路面温度 13度/コンディション ドライ)

タイヤをNew POTENZA RE-11に変更、サスペンションセットは2ヒート目と同じで走り出しです。計測2周目でいきなり1分59秒98を記録。その後ダンパーを微調整を2回行い、ベストラップは1分59秒68でした。その前後も1分59秒91〜99で連続周回、しかも59秒台のタイムは全てスリップを使っていないので、RE-01Rとスリップなし同士の比較だと1秒近いタイムアップをしています。最終的なセットも高木選手にはすごく好評で、2007年10月の岡山国際サーキットでのテスト以来最もバランスよく仕上がっているとご機嫌でした。

タイヤに関しては全体的に粘りが出て乗りやすくなりいい方向に進みました。転がり抵抗が大きくなった感じがしたそうですがロガー上では各エンド部分でのトップスピードに差はないので大きな問題ではなさそうです。路面温度がかなり上がったので単純比較にはならないかもしれません。ASMに帰って早速車載を確認しましたが、確かにトラクションのかかりが良くなって車の動きがマイルドになっています。また、ハイグリップの恩恵でアクセルのリリースコントロールがいいのでクリップを外すことも少なくなっています。これはちょっとしたSタイヤですね。1号車のサスペンション・ボディ・エアロダイナミクス・エンジンパワーのレベルでは本来ラジアルタイヤでは役不足なのですが、RE-11ならかなりいい部分を引き出してくれそうな感じです。タイヤの減り方(減る量ではない)もRE-01Rとはかなり違っていました。

次回テスト予定は未定ですが、高木選手からいくつかの提案があったのでそれをテストするか、リヤのサスペンションパーツを再度装着してテストする方向でテストスケジュールを組み立ててみます。今回は結果的に1分59秒台に入りましたが、それよりも前回テスト結果から立てたテストメニューがぴったり合ったことの方が嬉しいかったです。3月発売のハイパーレブS2000ではASM 1号車のテストについて記述をしていただけるとのことでした。記事の内容は楽しみでも不安でもありますが、速さではなくて内容を求めている1号車テストの主旨はライターさんに十分伝わったかな?と思います。J's Tipoさんにも取材をしてもらったので、3月の発売を楽しみにしています。

・ドライバー 高木真一選手(S-GT300 ARTAガライヤ)
・エンジニア 坂上(ASM)
・メカニック 大木(ASM)

この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=553#myu553

ASM S2000 1号車、FSW車載映像
[553] asm

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