横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
筑波スーパーバトルから帰ってくると、MOMO JAPAN(レアーズ社)から試作製品が届いていました。17年前から欲しかった、ASMオリジナル仕様のMOMOステアリングです。赤ステッチの現行MOMO TUNERをベースに、HONDA NSX-R(NA1)に純正採用されたMOMO社製本革巻ステアリングホイール と同じフラットホーンリングに仕様変更し、ASMロゴ+黒刻印MOMOロゴのダブルネームを入れました。 ■ASM MOMO TUNER 29,700円 <税抜価格 27,000円> * 300本(200本+100本)限定生産 * 送料区分:2 * 2021年8月発売開始予定 ◇仕様 外径 347mm グリップ:ブラックレザー、レッドステッチ スポーク:ブラック(ASMロゴ+黒刻印MOMOロゴ) センターリング:ブラック(フラットタイプ) 入荷はまだまだ先で2021年5月にイタリアから発送→8月頃日本に入荷予定ですが、コロナの影響次第で多少延びるかもしれません。子供の頃憧れた三種の神器『RECAROシート・Sabeltハーネス・MOMOステアリング』にASMオリジナル商品をラインナップできて嬉し過ぎます。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4052
筑波スーパーバトルにS2000 R/T号で参戦し、目標タイムの1分2秒台を記録しました。 今シーズンのシェイクダウンは筑波スーパーバトルの前日走と言う過去最高のギリギリスケジュールでしたが、基本的に完成された車両の性能を引き出して走るFIA-GT4のような車両でのタイムアタックだと考えれば、トップクラスのセットアップ能力がある加藤寛規選手を擁するASMなら可能です。全て1年前からの予定通りで、Covid-19の影響は一切ありません。 9:00スタートの1本目はセミウェットだったので中古タイヤを履いて路面コンディションを確認しながら周回を重ね、最終ラップで3秒フラットを記録しました。ニュータイヤに履き替えた11:10スタートの2ヒート目にタイムアタックして、1分02秒551と1分02秒802を記録しました。日本中ほとんどの人にとっては『だから?』と言う数字かもしれませんが、ノーマルエンジン・ノーマルミッション、GTウィングなし、車高・ホイール突出・排気騒音値など完全保安基準適合S2000による2秒台での連続タイムアタックは、筑波サーキットを走り込んでいるタイムアタッカーの皆さん達や違法改造車で公道走行している人達の目に、どう見えるのでしょうか。 以下4点が昨シーズンとのタイム差の要因です。 (1)4.4ファイナル+ASM G.T WORKS GENROMの9,000rpmレブで、コースにギヤが合ったこと。 (2)加藤寛規選手の指定バネレート前23.2kgf/mm・後25.0kgf/mmにして、車体の動きを抑えたこと。 (3)ドライバーより前を7Kg軽量化してC/Wを改善し、全域でアンダーステアを軽減したこと。 (4)セットアップを担当した阿部の考えでリア側トゥを減らして、最高速度が2km/h向上したこと。 予想以上の好タイムでしたが、いくつかの反省点の中にタイムアップの可能性もありました。1分02秒551を記録した後2回目のタイムアタック時にベストタイムを更新できなかった原因です。気温・路面温度ともに8〜9℃と言うコンディションの影響もあり、走行中に右フロント内圧が下がってタイムに悪影響が出たので、今後は前後輪の温度・内圧管理に加えて前左右輪それぞれを個別管理する必要があります。 さらに重要だったのは、1ヘア脱出時とダントップ通過後〜2ヘア進入で左リアタイヤが空転していた原因です。スタビライザーをソフトに変更したりプリロードをかけても解決できずチームの誰もが『純正ボディの限界』と結論付けていた中、大ベテランメカニック坂上の『静的な車高数値ではなく、実際のコーナーウェイトに合わせた1号車と同じ手法でセットアップするべきではないか』との意見に従い、右フロント車高を4mm高くしてテストしました。結果は◎で見事解決です。 ◇セットアップ <車高> (左前)94mm (右前)95mm (左後)110mm (右後)112mm <コーナーウェイト> 1,230.5s(前50.43:後49.57) (左前)333.5kg (右前)287.0kg (左後)281.0kg (右後)329.5kg *左右差48.5Kg ◇セットダウン <車高> (左前)91mm (右前)95mm (左後)107mm (右後)111mm <コーナーウェイト> 1,230.0s(前50.08:後49.92) (左前)316.0kg (右前)300.5kg (左後)295.5kg (右後)318.0kg セットダウンでの数値を見ると右フロント車高を上げたことで左リアが下がり、左リア荷重が増して左右輪のコーナーウェイト差が減少しています。空転しながらも車は前に進んでいたからタイム短縮に繋がるかどうか微妙ですが、12/22(火)REVSPEED鈴鹿サーキット走行会に向けて原因特定できました。 エンジニアリングを担当する阿部の知識と、1号車で多くの修羅場を乗り越えてきた大ベテランメカニック坂上の経験と、絶対的判断基準の加藤寛規選手からのフィードバックを組み合わせて、ノーマルエンジン/ノーマルミッション・GTウィングなし・完全保安基準適合を満たした正真正銘のリアルチューニング号で、更なる速さ=筑波1秒台を目指します。VIDEO ■2020 第32回 筑波スーパーバトル ドライバー:加藤寛規選手 ADVAN A052 1'02.551 (Sec.1 25.591 Sec.2 25.679 Sec.3 11.081 169.758km/h) チーフエンジニア兼メカニック:阿部(ASM) メカニック:坂上(ASM) 総合プロデューサー:金山 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4050
12/3(水)REVSPEED筑波スーパーバトルに向けてセットアップを完了しました。 シートは、RS-G ASM LIMITED Ruby+ウルトラローポジションベースフレームを選択しました。 ■RECARO RS-G ASM LIMITED Ruby ASMサイレンサーキットを、重量7.6Kg特注フルチタン仕様から製品版14.2Kgステンレス仕様に変更しました。目的は特注フルチタン仕様+スポーツ触媒の組み合わせでは近接排気騒音値がギリギリになるため、保安基準適合のストリートクラス車両規則に完全適合させるための仕様変更です。 ■ASM I.S.Designサイレンサーキット A PIT オートバックス東雲の検査員からのアドバイスに従い、前フェンダーにASMフェンダーアーチモールを追加装着しました。長距離出張セッティングでもタイムアタックセッティングでも保安基準に適合しなければレギュレーション違反です。たまたま車検に通ったから合法ではありません。 ■ASM I.S.Designフェンダーアーチモール 【セットアップシート】 REVSPEED筑波スーパーバトル 2020年12月 <デフ> ASM DREXLER LSD 標準ランプ角 ON:50°/OFF:40° <ダンパー> ASM ZFダンパー3WAY Fr. Rebound +90° Fr. Bump Hi +2 Fr. Bump Low 全閉-7ノッチ Rr. Rebound +90° Rr. Bump Hi +3 Rr. Bump Low 全閉-7ノッチ <スプリング> HYPERCO(パーチェ前後共1個ずつ使用) 前:レート=1,300ポンド(23.2kgf/mm)レングス=6インチ(152.4mm) 後:レート=1,400ポンド(25.0kgf/mm)レングス=6インチ(152.4mm) <スタビライザー> 前:Type-S 純正 後:ASM <車高> ジャッキアップポイント計測値 (左前)94mm (右前)95mm (左後)110mm (右後)112mm <コーナーウェイト> ADVAN RS2+ADVAN A052 245/40-17 GAS ◇ Dr. OUT 1,230.5s(前50.43:後49.57) (左前)333.5kg (右前)287.0kg (左後)281.0kg (右後)329.5kg ◇ Dr. ON 1,288.0s(前49.73:後50.27) (左前)333.5kg (右前)305.5kg (左後)293.0kg (右後)354.5kg <ブレーキパッド> dbaブレーキローター・純正ブレーキキャリパー 前:ZONE 10F TT仕様 後:ZONE 10F <ファイナルギヤ> 4.4 <オイル> (エンジン)BILLION OILS 10W-40 (ミッション)BILLION OILS MT520 (デフ)BILLION OILS FR-780 (ブレーキフルード)ZONE ZF-031 (クラッチフルード)ZONE ZF-031 <タイヤ> ADVAN A052 245/40-17(新品) <ホイール> ADVAN RS2 17インチ 9J+63 <アライメント>#セットアップ 12/2(水)前日走でのテスト結果が楽しみです。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4048
昨日(月曜日=ASMの定休日)、横濱帆布鞄 045 Yokohama CanvasBag. を訪問しました。 訪問の目的は、9月に製作した最初の試作品をベースにデザイン・縫製方法の検討内容を反映した、S2000向け車載バッグの最終試作製品の仕様確認です。全ての要求が満たされており、100点満点の完成度でした。耐光耐塩・防炎処理されている帆布生地・森野艦船ビニロン帆布の横浜帆布鞄特注色:ダークネイビーをベースに、RECARO RS-G ASM LIMITED Rubyと同じエースクラウン社の赤5番糸でステッチを入れ、ASM I.S.Design織ネームと、製品版には黄緑囲み部に045YCB白スタンプを押して完成です。 S2000で旅行が趣味のお客様は、『トランクに荷物満載で長距離ドライブに出かけてフェリーに乗船手続きする時、車検証を取り出す手間がなくなり便利そうだ』と使用シーンを想定されていました。車内の収納場所が限られているS2000で使う、良い物ができました。 ■ASM 045車載バッグ 13,750円 <税抜価格 12,500円> * 100個限定生産 * 送料区分:1 * 2020年12月18日入荷予定、予約受付中 12/1(火)17:00現在すでに25個ご注文いただいておりますので、購入ご希望のお客様はご来店またはお振込みで全額お支払いをお願いします。入金確認をもって正式注文となり、商品が入荷次第発送します。明日の前日走と明後日の筑波スーパーバトルに向けて、ASM S2000 R/T号をセットアップします。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4047
2020-2021タイムアタックシーズンに向けて、駆動系を仕様変更して元に戻りました。 ギヤの唸り音が気になるとのことで取り外していたATSセカンダリーシャフトを再装着しました。 2年前、LSDの効き方に納得できずDREXLER LSDを外して搭載したCUSCO LSD type-MZ改 を降ろして、DREXLER LSD ASM仕様を再装着です。リングギヤはその時お薦めしてご購入いただいたASMファイナルギヤセットを再使用しましたが、綺麗な歯当たりでした。一見高く見えても性能と長い目で見た時のランニングコストまで考慮すると安上がりの良い例で、車の消耗度とメンテナンス内容を理解して判断しているS2000オーナー様らしい上手な節約です。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4046
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