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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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富士スピードウェイで、ASM S2000 R/T号のテストをしました。ノーマルエンジン・ノーマルミッション、純正部品以外の空力デバイスなし、REVSPEED筑波スーパーバトルのストリートクラスとAttack筑波のリアルチューニングクラスの車両規則以上に厳しい制約の中で取り組んでいる、完全合法車両です。
【セットアップシート】 2019年10月 富士テスト
<デフ> ASM DREXLER LSD 標準ランプ角 ON:50°/OFF:40°
<ダンパー> ASM ZFダンパー3WAY Fr. Rebound センター Fr. Bump Hi +1 Fr. Bump Low 全閉-7ノッチ
Rr. Rebound センター Rr. Bump Hi センター Rr. Bump Low 全閉-7ノッチ
<スプリング> HYPERCO 前:レート=800ポンド(14.3kgf/mm)レングス=6インチ(152.4mm) 後:レート=900ポンド(16.1kgf/mm)レングス=6インチ(152.4mm)
<スタビライザー> 前:TypeS 純正 後:AP1-100 純正
<車高> * ジャッキアップポイント計測 (左前)97.5mm (右前)98mm (左後)107mm (右後)110mm
<コーナーウェイト> * トラベル用タイヤホイール、GAS Full ◇ Dr. OUT 1,245.5s(前 49.92:後 50.08) (左前)310.5kg (右前)311.0kg (左後)312.5kg (右後)311.0kg
◇ Dr. ON 1,302.0s(前 49.46:後 50.54) (左前)310.0kg (右前)334.0kg (左後)320.0kg (右後)338.0kg
<ブレーキパッド> 前:ZONE 10F 後:ZONE 10F
<ファイナルギヤ> 4.1
<オイル> (エンジン)BILLION OILS 10W-40 (ミッション)BILLION OILS MT520 (デフ)RAVENOL Racing Gear Oil (ブレーキフルード)ZONE ZF-031 (クラッチフルード)ZONE ZF-031
<タイヤ> ADVAN A052 245/40-17(前後共)
<ホイール> ADVAN RS2 17インチ 9J+63(前後共)
<アライメント>
#セットアップ
先日開催したSA浜松ASMフェアでも、このセットアップデータのまま金山・松島は往復560qを移動して、イベント期間中何人かのお客様が試乗されていました。サスペンションセッティングとタイムアタック用ECUデータの確認を目的としてテスト走行開始です。
<10/30(水) NS-4 A 8:50〜> 晴 気温21℃ 路温 14℃ 湿度--% 気圧--hPa
1 ‐ GAS -- A052(中古) GENROM 210-Mode11-Pos01_vsa 2 P-@ T/A 1.7 VSAボタンOFFで完全OFFできた 3 2’11”72 4 2’23”55 5 P-A 水温 90℃ 油温 110℃ 走行中油温アラーム(120℃)連続する 6 2’03”53 7 2’40”02 8 2’02”12 9 2’33”63 10 FIN 水温 78℃ 油温 107℃ リヤキャンバーを増やす方向にしたい
<10/30(水) NS-4 B 10:50〜> 晴 気温--℃ 路温 --℃ 湿度--% 気圧--hPa
1 ‐ Frプリ2ターン+、Rr車高3ターン下げ、T/A+0.1kpa、ブレーキペイントFr400℃・Rr変化なし 2 2’02”34 3 2’36”35 4 2’20”76 5 2’20”75 6 P-@ T/A下げ 1.9→1.8 筑波リヤ上げが良い 7 2’01”75 8 2’35”89 9 FIN 水温 78℃ 油温 113℃ T/A 1.85kpa合わせ GAS 1/3
<10/30(水) NS-4 C 13:40〜> 晴 気温22℃ 路温 19℃ 湿度--% 気圧--hPa
1 ‐ Fr車高2ターン下げ、T/A1.7スタート→1.85kpa狙い 2 2’01”63 3 2’26”09 4 2’17”46 5 2’12”31 6 2’01”36 7 P-@ 水温 70℃ 油温 113℃ T/A 1.9kpa 8 2’01”37 9 2’34”10 10 FIN 水温 82℃ 油温 107℃ リアスタビ固くしたい。
<10/30(水) NS-4 D 13:40〜> 晴 気温21℃ 路温 20℃ 湿度--% 気圧--hPa
1 ‐ Frバネ7インチ900ポンド、プリゼロ。Frローター500℃うっすら白、GAS 1/2 2 2’16”26 3 2’00”45 4 2’16”85 5 2’27”44 6 2’19”22 7 2’00”03 8 2’26”87 9 FIN 900ポンドは、進入しやすいけど出口で前が逃げる #ラップチャート 8月富士テストは雨だったので今回が実質的なシェイクダウンでしたが、ノーマルエンジン・ノーマルミッション・空力パーツなし・純正アーム・ラジアルタイヤ ADVAN A052 245/40-17のS2000で、いきなり2分フラットを記録しました。気温が下がりニュータイヤを履けば59秒台前半までいけるでしょう。
テストしたG.T WORKS GENROM 210-Mode11と呼ばれるサーキット走行向け新データの特長は、VTEC設定/復帰ポイントはそのままREVリミットを9,000rpmまで引き上げ、ノックセンサー感度を鈍感に調整し、点火MAPはそれに合わせて進角し、燃料MAPは点火進角に合わせてA/Fを整え、純正ECU書き換え製品としては初めてVSAを完全OFFできる製品です。
今回の反省点は、寺崎源さんがリアルタイムで高確度校正する準備を九州大分G.T WORKSで整えて待っていて下さったにも関わらず、ASMチーム側が書き込み機を用意し忘れていたことです。8月富士テストでの油温データがないため、走行中130℃に飛び込む勢いで油温上昇し続けた原因が、ECUデータによるものかオイルクーラー未装着によるものか断定できません。ただし、富士往復移動での街乗りでも源さんが言った通りの自然な操作感は確認できたので、次回テスト以降も引き続き使用します。R/T号をデータ開発車両に近づけるため、スポーツ触媒を装着することにしました。
■2019年10月富士テスト
ドライバー:加藤寛規選手 エンジニア兼メカニック:阿部(ASM) メカニック兼コーチ:坂上(ASM)
<次回テスト準備メモ> ・セットダウンしたアライメントを、ASM基準車高まで上げて再現 ・バッテリー比較テスト ・オイルキャッチタンク装着 ・腰ベルト長さ調整 ・車載用SDカード追加 ・リアスタビ AP1-100→ASM調整式 Hard(109.6%)に変更 ・GENROM 210-Mode11-Pos03(VTECポイント5,300rpm→4,800rpm)に変更 ・IKEYA FORMULA リヤ調整式アッパーアームに変更 ・DSDF見直し
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2015年2月筑波テスト
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