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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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2009年12月富士テスト  1分57秒18 2009/12/03(Thu) 17:21:39
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昨日は富士スポーツ走行で1号車のテストをしてきました。ボクは本社と横浜で終日会議&打ち合わせ。とても残念だけど、昨日のミーティングはとても大切な内容だったから有意義だし、テストは加藤寛規選手と信頼しているスタッフがやっているのでお任せして、途中に入る経過報告電話を楽しみに待ちながら過ごしました。ずっと取り組んできた軽量化ですが、1,159kgから59.5kg軽量化して1,099.5kgとなりました。とりあえず目標クリアです。


■1本目・晴れ・外気温13度・路面温度10度・ドライ

計測1周目で2分を切り1分59秒24。今までの最速タイムをあっさり更新しました。そこですぐ赤旗中断。路面コンディションが一気に悪化した中で再スタート。58秒を通り越して1分57秒81を記録して走行終了しました。12LAP。加藤寛規選手のコメントは軽量化と新型リヤウィングに対する高評価に終始しています。

とにかくリヤの安定感が高くなった。ブレーキング時のリヤスタビリティが良い。逆に低速コーナーではリヤが出やすい。アクセルONでフロントが軽くなる。空力バランスが大きく変化してリヤが強過ぎるが、ラジアルでアタックするならこれぐらいのダウンフォースが欲しい。低速と高速での特性の差を小さくしたい。リヤ側ダウンフォースを弱めるのではなく、リヤに合わせてフロントを強くしていく方向でセットしたい。


■2本目

加藤寛規選手のコメントを基に、調整式スタビライザーのフロント側レートを変更しました。その効果が出て計測1周目でタイム更新、1分57秒76を記録。その後も57秒台でコンスタントに周回を重ねます。途中車高調整やリヤウィング角の変更をして15LAP走行し終了。


■3本目・晴れ・外気温16度・路面温度19度・ドライ

フロントのプリロードとキャンバーを変更、エンジンの二次エアシステムをカットして走行開始。この日のベストタイム1分57秒18を記録。この日のテストメニュー消化したため10LAPで走行終了。


本番まで1週間しか時間がない中でのシェイクダウンとなりましたが、とりあえずラジアルタイヤ+NAエンジンと言うパッケージで富士1分56秒台突入は間違いなく実現可能なことが分かりました。今回のベスト57秒18は、表裏共にスリップを使っていない上、純正触媒+4スロスポンジフィルター装着で記録したタイムです。いつも言いたい放題言って、加藤選手やメカニックのみんなには申し訳ないけど、色々な条件を合わせ込めば55秒台までいけるんじゃないかな?

時間が限られているためやれることに限りはありますが、今回のテストがとても充実したものだったので、何をやれば良くなるのか明確です。テーマは2つ、軽量化とフロント側ダウンフォースの強化。セットダウンを昨日終わらせたので、早速今日から軽量化に着手しました。特に効果的なフロント周りを中心に、不要なステーの撤去、穴空け加工を徹底して行います。

フロント側ダウンフォースに関しては、テスト結果を聞いて、やって欲しい内容を指示しました。さらに田中ミノルさんが仕事帰りにわざわざASMに立ち寄って、床面を見ながら詳細なアドバイスを下さいました。加藤寛規選手もテスト終了後ムーンクラフトに立ち寄って、今後やるべき内容のアドバイスをもらってくれました。3人共通していたのは「フロントタイヤハウス内の空気をコントロール」すること。富士1分56秒、鈴鹿2分22秒、筑波1分0秒、その目標をクリアできるのか?12/8(火)の筑波2000専有走行でのテストがすごく楽しみです。

2009/12/2 1号車FSWテスト

ドライバー:加藤寛規選手
チーフエンジニア:坂上(ASM)
チーフメカニック:大木(ASM)
メカニック:山田(ASM)

この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1319#myu1319

ASM S2000 1号車、2009年3月富士テスト
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