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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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Ruby色の内装 2011/03/11(Fri) 14:27:13
兵庫県のS2000オーナー様が、ASMデザインレカロシートRECARO RS-G ASM LIMITED Ruby左右セットをご注文下さいました。それに合わせて内装の作り込みをしたいと言うことでスタッフにご相談があり、ベストではないかもしれませんが、過去の経験と今ボクが知っている知識を加味して、内装をご提案します。

まずドア内張りからご紹介していきましょう。

110311 edel1 DSC_5347.jpg

この部分はRubyと全く同じブラックアルカンタータとEDEL本革を採用します。似たようなアルカンターラは存在しますが、何度も言うとおり他人が気付かなくても自分に嘘をつくことはできません。これは、正真正銘Rubyと全く同じブラックアルカンターラです。赤い糸はRubyと全く同じものではありません。ドイツ製のセリフルを使っています。張り替え形状は純正内張りに準じています。

110311 edel5 DSC_5250.jpg

こちらはドアグリップ。黒本革+セリフル糸の組み合わせです。既存のASM本革製品はイタリア製本革を使っていますが、今回採用した黒本革はRECARO ST-JC Leather BLACKと言うモデルに使われている、もっとフラット感が強い本革です。レカロ製本革表皮ですから、度々手で握っても傷むとかどうとか気にする必要はありません。

ここの見せ場はネジ穴を隠すカバーです。普通に張り込むだけだと蓋が飛び出てくるし、ベースを削るだけだとカチッと固定できなくなります。削りを最小限に抑えつつ、表皮を少しずつなめしては確認、またなめしては確認を繰り返し、こんな風に脱着可能だけど悪い意味の手作り感がない仕上がりになりました。


シフトブーツ・ハンドブレーキグリップも同じ黒本革を使いました。色の組み合わせは同じなのに、素材のちょっとした変更だけで雰囲気が大きく変わると思いませんか?

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最後にサンバイザーです。

110311 edel2 DSC_5271.jpg

ここはブラックアルカンターラを基本にしました。黒本革にするかアルカンターラにするかすごく悩みましたが、光の反射が直接視界に入ることを(たとえ実感できなくても)防ぐことを考慮しました。さらにチケット用のバイザーポケットを追加して、利便性と共に屋根を開けた時にX型に赤ステッチが見えるようにデザインしてみました。この部分はEDEL本革と最後の最後まで悩みましたが、アイキャッチと製品の信頼感が大切だと判断して黒フラットレザーを選びました。お客様は『EDEL本革に赤ステッチでいいんじゃないの?』と思うかもしれません。その組み合わせ、レカロジャパンは絶対に採用しないんですよ。パンチング素材の影響で、ステッチがフラフラ左右に揺れる可能性がありますから。

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・・・あれ・・・??アームレストが届いてない???今現在確認中ですが、ここはEDEL本革仕上げの定番を選択しました。ボクの写真だと実物の70%ぐらいしか魅力をお伝えできません。ま、内装は単品ではなく車に組み付けて100%魅力が伝わるものだから、後日お客様が姫路からRS-G ASM LIMITED Rubyを装着にご来店された時、改めて撮影させてもらいます。

■S2000 Ruby内装  323,400円(脱着工賃別)

    ・ドア内張り(EDEL・黒本革・黒アルカンターラ)  105,000円
    ・ドアグリップ(黒本革)  52,500円
    ・サンバイザー(EDEL・黒アルカンターラ)  84,000円
    ・アームレスト(EDEL)  31,500円
    ・ハンドブレーキグリップ(黒本革)  31,500円
    ・シフトブーツ(黒本革)  18,900円

ブラックアルカンターラ、ST-JC黒本革はとても貴重な素材なので、これを使ってどこか一部分だけのオーダーはお受けいたしません。Ruby左右セットを装着していただいたS2000オーナー様が、こんな風に一式でオーダーされた場合のみ、ご注文をお受けいたします。全部Ruby化したいお客様のためにも、ご了承下さい。次は6月頃、ASM 3号車の木村さんが施工予定です。

この記事のURL
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