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2013年11月富士テスト 2013/11/08(Fri) 18:07:29
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富士テストから帰ってきました。


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快晴/路面温度16度の1セッション目。改造したインナーフェンダーのガムテープ固定部分が剥がれて走行開始後すぐにピットイン、応急処置してコースインしようと走り出した瞬間に赤旗中断、再開後2周でまたマイナートラブルで走行中断しました。前後ディフューザー−センターフロア間にテープを貼っていなかったため、空気が侵入してフロアが剥がれかけたのが原因でした。両方とも空力パーツ改造部分の不十分なセットアップに起因しているので悔やまれます。


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油温はRACEPAKメーター(=MOTEC)で105度の時、油温計は少し高い109度を指していました。MOTECは室内に設置したオイルタンク底部に、油温計はもっと厳しいエンジンに直結したオイルブロックに温度センサーを着けているので、この温度差なら予想通りです。つまり、先月は油温130度に達していたと言うことでしょう。決して良くないけど、簡単に対策できないのでこのまま走るしかありません。


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そして最大の課題<油圧低下問題>の結果ですが、オイルキャッチタンク配管を見直して臨んだ結果やはり解消していませんでした。そこで予定通り1セッション目の走行を中断し2セッション目をキャンセルして、ダッシュボードを取り外してオイルタンクを交換、同時にオイル量を6.5Lから8.5Lに増量しています。


この作業が今回最大の失敗でした。

今日速く走ることがテストの目的じゃないから、オイルタンクを交換する前にオイル量を2L増量して走行していれば、もっと原因が絞り込めてスッキリした気持ちで終わることができました。先日広島に行く途中で島田さんにもそうするように言われていたにも関わらず、気持ちが焦って正しい判断が出来ていませんでした。とても反省しています。


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一方ひとりスッキリしていた加藤寛規選手。結局2周しか計測できなかった1セッション目、油圧のこと・油温のこと・床下やインナーフェンダーから聞こえる異音など、あちこちよそ見しながら前回ベストに近い1分56秒2を記録して、うどんランチがおいしかったそうです。

オイルタンク交換・センターフロア撤去した3セッション目、計測2周目でポルシェ996に引っ掛かりながらホームストレートで抜いて約3年ぶりにベストタイム更新の1分55秒4を記録したからご機嫌でした。さらにコンマ2秒速はマージンがあったし、用意していたブレーキパッドを使えば現状のまま54秒台に突入していたかもしれません。


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ドライブシャフトからのグリス漏れ・ABS不調が発生したため、ここでテストを終了しました。

 ・ ニュータイヤ(1年落ちAD08 ⇒ AD08R)
 ・ ニューエンジン(2.37L ⇒ 2.4Lオーバー/15ps以上アップ)
 ・ 破損して外したセンターフロア(カーボンプリプレグ製に変更)
 ・ リヤブレーキパッド(ZONE 10F ⇒ 08H)

タイムアップ要素をこれだけ温存した今日でさえ1分54秒台が見えました。10度下がる真冬の走行が楽しみです。でも、テストの意味は0.1秒速く走って喜ぶことではなく、課題に対して仮説と検証を繰り返し解決していくことです。

限られた時間と予算だから、複数の仮説を組み合わせて効率よく検証しなければいけません。オイル増量テストをしないまま安易に実績あるオイルタンクに変えたこと、パワステ問題解消のためにABS不調になったときのリカバリーアイディアがなかったことを考えれば1敗1引き分けだから、自分自身のマネジメント不足を痛感したテストでした。


この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2531#myu2531

2013年10月富士テスト
[2531] asm

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