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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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KW、欧州レース&チューニング界有数のダンパーメーカー 2008/12/18(Thu) 19:34:25
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ドイツKW社製ダンパーキットの取り扱いを開始しました。先日別の記事で紹介したオーリンズダンパーキットと同じく、ザックスに続くもうひとつの選択肢としての提案です。今回ご紹介するのは、ヨーロッパレース界で最も勢いがあるブランドと言っていいでしょう、BMWやポルシェの世界では有名ですが、国産車の分野では全くの無名に近い存在であるKW(カーヴェー)社の2WAY調整式ダンパーキットです。

前後共に、基本は2kg/mmのアシストスプリングと8kg/mmのメインスプリングの組み合わせなので、合成レート1.6kg/mmからスタートして徐々に8kg/mmに近づいていく可変レートスプリングを基本としたサスキットです。それにオリフィス式2WAYダンパーを組み合わせて製品化しています。最近流行の全長調整式ではありませんので、サーキットなどでの本格的なセッティングツールとしては魅力に欠けますが、ストリートでの使用となると判断が違ってきますので問題ないでしょう。ダンパーケースはステンレス製なので腐食に強いのもストリートユースでは大きなメリットとなります。ダンパー伸び側は無段階調整、縮み側は14段調整となっています。

昨日3号車に装着しているASM SREダンパーキット3WAYのストローク変更をするためにダンパーを取り外したのですが、その期間を利用してKWダンパーキット2WAYのテストをすることになりました。乗り出して印象的なのは「自然さ」です。SREは歩道の段差を降りた瞬間にはっきりと違いを感じる程で、先日MINIにSREを装着したダンパーエンジニアさんはその変化に感動されていました。S2000用でも当然同じようにすばやい収束で車をフラットに保つ感じが出て、SREだけはブラインドテストでもほとんどの人が違いを感じることができるぐらいです。

KWダンパーはSREとは違い、純正やBILSTEIN、OHLINSなどと同じオリフィス式ピストンを採用しているので、SREのように全く種類の違う乗り味とはいきません。ただ、Wスプリングによる合成レートの低さによって初期の当たりがマイルドになるので、純正サスキット以上の柔らかさを感じることができました。その後ペースを上げていくと、接地感は期待する程ではないにせよ、ちゃんとロードホールディングをしようとサスが動いているのがよく分かります。この点に感じては残念ながらSREの方が数段上手と言う印象ですが、他社の同バネレートのダンパーと比較すると十分優秀な部類に入るのではないでしょうか。SREが独自の世界を持っているとすれば、KWは純正ダンパーを基本としながら、落ち着きのないリヤの動きを抑えつつ滑らかにロードホールディングするダンパーと言えます。

その上の速度レンジを試すことはできませんが、ストリート向けダンパーと言うことで比較的早い段階で限界を迎えます。でも車の動き出しがゆっくりかつ自然なので慌てる場面はほとんどありませんでした。法定速度近辺での高速走行では車がドッシリと安定していて、スポーツ性能よりアウトバーンでの高速ツーリング性能に重点を置いて開発したダンパーであることがよく分かります。とにかく快適な高速性能が魅力で、この点のみに特化して評価すればSREと互角かもしれません。

少しでもサーキットを意識するのであればASM SREダンパーキットシリーズが絶対的なお薦め製品であることは間違いありません。でも、100%ストリート走行で、純正サスの跳ねる動きを軽減しつつ高速走行時の安定感を向上させたいと言う、多くのユーザーが理想と考えているS2000を目指すなら、KW社ダンパーキットをお薦めします。アウトバーン仕込みと言うのがイメージだけに留まらない、快適で安定感溢れるストリート用サスキットに仕上がっています。今回、ASMではKW S2000用車高調整式サスペンションキット Version-3と呼ばれる2WAY調整モデルの独占販売を開始いたしました。自信を持ってお薦めできるツーリング性能に特化したダンパーキットです。

■KW S2000用車高調整式サスペンションキット Version-3 379,050円 

  ・ 2008年12月より、本製品はASM独占販売となりました。

この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=945#myu945

もうひとつの選択肢、OHLINS DFVサスペンションキット
[945] asm

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