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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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ASMには、筑波で1分を切った2台のタイムアタックマシンが存在します。1台はREVSPEED筑波スーパーバトル2013で史上初のNAラジアル1分切りを記録した1号車、これは今も様々な製品開発にも使っている車両です。もう1台は、REVSPEED筑波スーパーバトル2003で史上初のNA 1分切り59秒954を達成して、突然世界中にASMの名前が広がるきっかけになった2号車(通称:ASM筑波スペシャル)でした。
ASM筑波スペシャルに搭載していたエンジンは1号車に搭載し、装着していたSREダンパーは仕様変更して松島さんのS2000に装着し、HEWLAND SGT・RECARO SP-A・ヘッドライトレスカバー・DREXLER LSDなど様々なパーツも1号車に引き継いで、抜け殻になった2号車は倉庫の一角で埃にまみれて置いてあります。
2003年当時、お客様からも雑誌社からも「1分切りおめでとう!次は58秒台ですね」と言われ、1秒の壁の高さを理解せず、TODA TACING 2.4Lドライサンプエンジン・SREダンパーキット・I.S.Design カーボンエアロパーツを投入してパワー・トラクション・エアロダイナミクスに磨きをかけた筑波スーパーバトル2004は59秒283で2連覇し、翌月には58秒877を雑誌取材の中で記録しています。
2005年はさらにワイド化して58秒063で3連覇、2006年はタイムアタック前日の筑波テストでのエンジンブローを乗り越えて57秒398に到達して4連覇、その後雑誌取材の鈴鹿テスト時に最初で最後のクラッシュを経験しつつ2008年まで無敵のNAチューニングカーとして6連覇して、その役割を終えました。2006年に記録した57秒398は筑波スーパーバトルNAチューニングカーコースレコードで、未だに破られていません。
2003年に1分切りした後、2004〜2005年はデードリーム渡辺さん、2006年〜2008年はサクシードスポーツ市川さんをチーフエンジニアに迎えてセッティングと車両メンテナンスを全部任せ、ASMはチームマネジメントと必要なパーツ製作だけを担っていました。2009年からは1号車に車両を変更し、全く別々にASMで働き始めた坂上さん・松島さん・丸田くんがエンジニアリング〜メンテナンスまで全て行い、知り合った人達の協力を得ながら目標タイムに到達しました。
もう2号車がサーキットを走ることはありません。でも、特に2010年以降ASMに来てくれるようになったお客様達には、タイムアタックするASM筑波スペシャルの姿を見せたい気持ちがいっぱいありました。今年は2号車の空力パーツを全て1号車に装着して、ASM筑波スペシャル2014を復活させます。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2641
2008年晩秋の岡山合宿、最高のテストができました
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