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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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ATEC訪問 |
2007/12/04(Tue) 17:05:22 |
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ATEC社と言っても日本ではほとんど耳に馴染まない社名(ブランド名)ですが、ASM SREダンパーキット2WAYに使っているメッシュホースのメーカーと言えば少しは想像がしやすいでしょう。工場内に入るとチタンのブレーキラインやホースジョイントなど素晴らしい製品の数々・・・。正直なところストリートチューンにはオーバークオリティだと元々決め付けていたので興味は湧かないと思っていたのですが、これはSACHS、DREXLER、Nurbrugringと並んで強く興味を持った会社のひとつになりました。
チューニングカーのレベルでは今日本で普通に流通しているホースやジョイント類でも十分な機能は発揮します。S-GTレベルでさえそれ程大きな差はないかもしれません。でもその上のレベルになるとこういう特化した技術を持つ会社が必ず出てきます。ATEC社の写真は外観だけです。その工場の中で生産されていたモノは、まさに世界トップクラスを競うための製品達でした。実際にはオーバークオリティなのは分かっていますが、こういう会社が作り出した製品を絶対にASM S2000には投入したいし、可能性があれば製品化も検討します。ATEC工場内でレーシングパーツを手に持たせてもらいました。その質感と感動は今もまだボクに手に残っています。
SACLAM管の奏でる音の魅力を高めるアイテム
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ニュルブルクリンクサーキットを初訪問しました。この季節のドイツは雨や雪のことが多いためニュルはほとんど閉鎖されていることが多いのですが、今回は本当に幸運なことに雲が切れて多少の晴れ間が見える中、ニュルブルクリンクオールドコースを走る機会を得ました。
そのコースについては自動車専門誌などでもよく記述があるとおりの困難さは明白です。連続する上下左右Gに加えブラインド複合コーナーの連続で、レースペースの速度レンジで走ると車はとんでもない動きをするのが簡単に想像できます。ASM筑波スペシャルS2000は去年まではニュルどころか鈴鹿でさえまともに走れない車でした。でも鈴鹿での走り込みを通じて多くのテストデータを得ることができ、大幅なポテンシャルアップを果たしたのですが、このニュルはその比ではない難しさを改めて実感です。
グランプリコースも見学しました。F1マシンも使うピット、過去有名なレーシングドライバー達がホテルとコースの間を移動するために使ってきたトンネル、コース上のポールポジションラインなどを見ていると、すぐ目の前でレースの喧騒が浮かんでくる不思議な感覚になります。ニュルはやっぱり別格でした。
コース近くにはBMW、SACHSをはじめとするメーカーの開発拠点やManthey MotorsやGalladeと言った有名なレーシングガレージやレース部品メーカーのガレージがあり、まさに自動車開発の中枢であることを実感させてくれます。よく「ニュルは日本車だけが一生懸命走っている」みたいな記事を見かけますがそんなことはないでしょう。ニュルはドイツに拠点を置く多くのメーカーにとって間違いなくひとつの基準だと思いますし、ここでの速さに間違いなくプライドも感じているでしょう。
「いつかは・・・」そんな想いで頭の中がいっぱいです。
岡山合宿〜恒例の2日間走りっ放しテスト編〜
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週末の朝、ホテル近くの広場では朝市が催されていてまだ真っ暗な7時にはお店がいっぱいですごく賑わいでいました。色とりどりのフルーツやパン、野菜、お肉、魚などの食品や、衣料品、クリスマスツリーやリースまでたくさんのものが売りに出されて見ているだけで退屈しません。クリスマス前と言うことでたくさんの荷物を抱えて歩く人がいっぱいの週末の街でした。これは日本もドイツも同じ風景かもしれません。
エッセンの街中ではさすがに新しいものに敏感な新しい都市だけあってたくさんのMINIを見かけました。そのほとんどがベーシックモデルのONEなのですが、Cooperコンバーチブルもそれに次いで見かけた気がします。ハイパフォーマンスのCooper Sは1台だけかな?やはり基本はコンパクトなベーシックカーでちょっとお洒落と言う位置づけの車のようです。VWゴルフやAudi A3はさすがの人気で街にあふれている感じです。どのコンパクトカーもアウトバーンに行けば200km/hオーバーで元気に走っていてしかもそれが日常当たり前にある、BMWやポルシェなどの自動車やSREダンパーやレカロシートなどドイツ自動車産業の底力はこういった使用条件に支えられたものなのでしょうね。
ASM Z33用ボンネット最初のオーナー様がご来店です
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ヨーロッパのチューニングカーショーを初めて視察することができました。会場規模で言うと日本の東京オートサロンの1.5倍ぐらいでしょうか?ただ、会場の広さよりも集まる車好きの種類の多さに驚いたのが第一印象です。会場は大きく分けて4つのエリアがあり、ひとつは最近のオートサロンでもその傾向が見られる大手メーカー系の自動車ショーのような綺麗なエリア、ひとつはチューニングパーツを中心としたデモカーや製品展示エリアでレカロやビルシュタイン等日本でもお馴染みのブランドがしっかりブース展示をしていました。もうひとつはまるで市場のように大量のエアロパーツやテールランプ等を持ち込んでそのまま販売をしているエリア、最後に会場の中で最も落ち着いた空気が漂うクラシックカーエリア、以上4つのエリアがありました。個人的に興味が出たのはやはりチューニングパーツエリアとクラシックカーエリアです。時間はいっぱいあったのでどちらのブースもゆっくりと見学することができました。
チューニングパーツエリアで特に目を引いたのは、日本ではすっかり衰退しつつある商品卸問屋系会社の展示です。聞くと、ニュルをはじめヨーロッパ各地で開催される様々なモータースポーツイベントに彼らはトラックで乗りつけてレーシングスーツをはじめとする様々なパーツを販売してユーザーからの支持もかなり大きいと言うことで、日本とは随分市場環境が違うなぁと感じました。展示してある製品もFERODO DS2500・DS3000をはじめAP RACING ブレーキキット、ASM筑波スペシャル2007に採用したペダルBOXの展示もありビックリ。その他にもケーニッヒ、ブレンボ、レカロなどお馴染みのブランドをズラリ取り扱いしていて、まさにモータースポーツパーツなら何でも揃う楽しい空間でした。取り扱いカタログもすごく興味深いレーシングパーツが多数掲載されていたので思わず購入してしまったぐらいです。
モータースポーツ分野ではWTCC車両があちこちのブースに展示されているのが目に付きましたが、一番驚いたのはマクラーレンSLRのワンメイクレースが来年から開催されることが決まっていて、ミシュランブースにその車両が展示されていました。ベース車両が7,000万円、改造費が3,000万円とすると約1億円の車が年間シリーズでレースをするわけです。そんな車からクラシックカーまで、まさに自動車文化のレベルの違いを肌で感じさせられたESSEN MOTOR SHOWでした。ちなみに2008年3月にこの広い会場を借り切ってクラシックカーだけのイベントを開催すると今日主催者の人から話を聞きましたが、想像すらできないスケールの大きな話でした。
このSHOWで一番のお気に入りは、結局コレかと言われそうですが艶消し黒に塗られたポルシェデザイン997GT3でした。他にもゲンバラカラーのポルシェがたくさん展示されていましたが、この車だけは何回も見てしまう魅力に溢れていました。日本でもケイマンベースで限定何台かで発売されていた気がしますが、997ベースのカップカーとなるとさすがに出るオーラが違います。
鈴鹿から、滋賀から、川越から
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DREXLER社が所有するニュル24時間耐久レース2005年総合優勝車のBMW E46 M3を見学したいってことで、ENGSTLER MOTORSPORT社を訪問しました。PIT内では目的のM3が整備中だった他、WTCCに参戦しているE46や次期マシン?のベース車両のE90が置いてありました。DREXLER社のデモカーらしく、デフやミッションだけではなくドライブシャフトやハブ周りにもオリジナルパーツが満載で見所がいっぱいの車でした。ここのオーナーさんもDREXLER社と同じく会社オーナーさんは元レーシングドライバーでした。BMWのレースで数々の称号を得ると同時に、アジアのレースにも積極的に参戦したりサーキット建設アドバイザーを務めたりと多方面に渡り才能を発揮されている様子が手に取るように分かる2時間ほどの訪問でした。
ドイツに来てからまだ数日ですが、今回はSREでお世話になっているアネブルさん同行のドイツ訪問と言うことでレーシングガレージやレーシングパーツメーカー訪問や打ち合わせが主な内容なのですが、自分自身に関係ある話はもちろん、それ以外の話も興味深いものばかりで下手にありきたりな車を見たりするよりも、トップカテゴリーのパーツメーカーらしい色々な話を間近で聞かせてもらうだけでも興味をそそられます。
週末はドイツ国内のお店や会社は休みがほとんどなのでニュルブルクリンクを走ってみたりしてゆっくりと過ごすことができそうですが、そうは言っても既に行程の半分が終わっています。どうやらASMを不在にしている間にも課題山積のようですし、この日曜日ぐらいがゆっくりできる最後の休日になりそうな気がします。
ASM I.S.Designエアロボンネット07(Z33)
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