横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
筑波S2000 NA最速をかけて走ったAttack Tsukuba 2019 で56.875秒を記録した後、『今更どうして?』と言われつつ18.5kg軽量化(1,004.5kg ⇒ 986kg)してS2000 20th Festival でのラストランに臨み、その後現在まで店内保存してきた1号車からT/Aエンジンを降ろして戸田レーシングさんに送り、点検・通常オーバーホールと最新仕様へのアップデートをします。ASM S2000 R/T号に採用して効果的だったFluidampr Crank pulleyの採用を前提にしたダイナミックバランス調整を依頼しました。 1号車のT/Aエンジンはエンジンマウントがリジットなので、バランス率の低下と共振点がどこに出るかを慎重に見極めながらクランクウェイトを軽量化しています。特注クランクシャフト・特注フライホイール・ZFレーシングクラッチ・フルーダンパーなど全て個々にはバランス取りされている製品ですが、使用部品を組み合わせてからバランス調整することで本来の性能を100%引き出します。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4247
2022年度最初の日・4/1(金)にSEV若林会長がご来店になり、体感シートを試座して取扱店限定の幅広フルバケットシート愛車GRヤリスにRECARO POLE POSITION N.G. (FIA)を装着 してくださいました。その時SEVの効果がどんどん分かりやすくなっている理由を質問していると、「最近発売開始した2アイテムがすごく良くてね。『どうして今までこんな単純なことが分からなかったんだろう』と不思議なんだ。この2個と次に考えている1個を中心にして必要な物を追加してもらうと良いよ」と楽しそうにお話されていたので、SEV森田専務に相談してASM S2000にも装着します。 ■SEV ボディオンS 39,600円/個 ■SEV ラジエター BY 30,800円/個VIDEO 最新アイテムの効果を日本トップドライバーの語彙力で表現すると、「SEVヤバい!!」 ・・・知ってました・・・。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4243
現在開催中のASMメンテナンスキャンペーン向けオイルと一緒に、2022-2023タイムアタックシーズンに向けて注文していた油脂類を田中ミノル社長が自らお届けくださいました。ASM Blog Seach窓に「#セットアップ」と入力すると過去データを見ることができますが、ASM S2000 タイムアタック号が使用する油脂類はお客様に販売しているものと共通です。レースやタイムアタックで良い製品が街乗りで良いとは限りませんが本当に良い製品はサーキットでも街乗りでも効果的、これが20年前から変わらないポリシーです。 ◇ ASM S2000 1号車 0'56.875 (Attack Tsukuba 2019) ◇ ASM S2000 Real Tuning 1'01.855 (Attack Tsukuba 2022) <オイル=共通> BILLION OILS 10W-40(エンジン) BILLION OILS MT520(ミッション) BILLION OILS FR-780(デフ) ZONE ZF-031(ブレーキ&クラッチ) <ブレーキパッド=共通> ZONE 10F 年末ぐらいから興味があったMT-520 Competition modelについて目的と効果を色々伺いました。これは86/BRZレースでクラッチを踏まない「スーパーシフト」時のスムーズな操作感と、真夏の富士で40LAPしても知るとフィールが変わらない耐久性の両立を目指した製品です。お薦めとしてはMT-520 Competition modelに交換後1,000-3,000km走行したら再度オイル交換し、シンクロが削れた鉄粉がない状態になったら魅力を100%体感できるそうです。耐久性は従来品と同等ですが本領発揮100%の状態が良過ぎるので、『5,000kmぐらい走行したら徐々に鉄粉が混じってフィーリングの落差が大きいから、オイル交換したくて仕方なくなりますよ(笑)』と心配?していました。 ZONEブレーキパッドが企画段階でHYPERCOスプリングの正規輸入も始まっていなかった2007年以来、ASM筑波最速プロジェクト で速さを支えてくださっているミノルさんの自信と熱量を見ていると、最初のひと手間をかけて鉄粉を抜いた後のMT-520 Competition modelのシフトフィールの良さは間違いありません。 ■BILLION OILS MT-520 Competition model 12,100円/2L <お薦めする人> ◎ サーキットタイムアタッカー ◎ 2ペダルではなくMTにこだわり、手のひらでシフトフィールを楽しむ人 〇 オープンスポーツS2000を時々箱根で楽しむ人 <お薦めしない人> × 1万q走るまで絶対にミッションオイルを交換したくない人 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4242
日本最大のチューニングカータイムアタックイベント・Attack Tsukuba 2022 に参加しました。 【セットアップシート】 Attack Tsukuba 2022 <2022/02/19> <アライメント> <デフ> ASM DREXLER LSD 標準ランプ角 ON:50°/OFF:40° <ダンパー> ASM ZFダンパー3WAY Fr. Rebound +135° Fr. Bump Hi +2 Fr. Bump Low 全閉-7ノッチ Rr. Rebound +90° Rr. Bump Hi +3 Rr. Bump Low 全閉-7ノッチ <スプリング> HYPERCO(パーチェ前後共1個ずつ使用) 前:レート=1,300ポンド(23.2kgf/mm)レングス=6インチ(152.4mm) 後:レート=1,400ポンド(25.0kgf/mm)レングス=6インチ(152.4mm) プリ2ターン イケヤフォーミュラ調整式アーム(前後) アンチダイブなし ロールセンター12+4 <スタビライザー> 前:ホンダ純正Type-S 後:ホンダ純正AP1-100 <車高> ジャッキアップポイント計測値 (左前)100mm (右前)96mm (左後)108mm (右後)104mm (触媒)94mm <コーナーウェイト> ダミーホイール GAS 1/4 ◇ Dr. OUT 1,131.0s (左前)301.0kg (右前)279.5kg (左後)262.5kg (右後)288.0kg ◇ Dr. ON 1,189.0s (左前)303.0kg (右前)300.5kg (左後)276.0kg (右後)309.5kg <ブレーキパッド> dbaブレーキローター・純正ブレーキキャリパー 前:ZONE 10F TT仕様 後:ZONE 10F <ファイナルギヤ> 4.1/ミッションファイナル=AP1 <オイル> (エンジン)BILLION OILS 10W-40 (ミッション)BILLION OILS MT520 (デフ)BILLION OILS FR-780 * TRUSTデフカバー (ブレーキフルード)ZONE ZF-031 (クラッチフルード)ZONE ZF-031 <タイヤ> ADVAN A052 255/40-17 <ホイール> ADVAN RS2 17インチ 9J+52 ASM S2000 Real Tuning号のタイムアタックは2004年以来18年目となる加藤寛規選手にもちろんお任せし、2022年 TEAM Red Bull MUGEN Honda NSX-GT 16号車・大湯都史樹選手のマイカーS2000・二郎君のセットアップとサーキットメンテナンスサポートと合わせてASMが2台体制で行います。本来は1台にかかりきりにならないといけない2人のメカニックが分散したので、2台体制はかなり無理がありました。 車高が低くて良いなら、マフラーの近接排気騒音値がオーバーしても良いなら、カナード等突起物を使用できるなら、フェンダーアーチからタイヤが突出して良いならセットアップの自由度が広がって速くなるのは当然ですが、ASMが担当した2台はナンバー付きで公道走行可能な保安基準適合車だから保安基準を順守して車両製作し、今シーズンの目標タイムをクリアしています。 ■Attack Tsukuba 2022 ◇ ASM S2000 R/T ・保安基準適合車 ・ノーマルエンジン ・GTウィングなし ・ラジアルタイヤ ・ASMカーボンパーツによる軽量化 <SL2 14:00〜> 晴/ドライ 気温8.7℃ 路温 13.2℃ 湿度58% 気圧1,019.7hPa ドライバー:加藤寛規選手 ADVAN A052 255/40-17<USED> ラジアルタイヤ 公式タイム:1'01.855 (Sec.1 25.380 Sec.2 25.475 Sec.3 11.000 169.465km/h) ◇ マイカーS2000=二郎君 ・保安基準適合車 ・TODA RACING 2350仕様コンプリートエンジン ・HALTECH ECU(G.T WORKS GENROM 2350仕様 + ASM SPL.データ) ・GTウィングあり ・Sタイヤ <SL1 9:00〜> 晴/ドライ 気温1.8℃ 路温 5.7℃ 湿度68% 気圧1,025.9hPa ドライバー:大湯都史樹選手 DL DIREZZA 03G(M5コンパウンド)255/40-17<NEW> Sタイヤ 公式タイム:1'00.758 (Sec.1 24.976 Sec.2 25.049 Sec.3 10.733 172.772km/h) エンジニア兼メカニック:阿部(ASM) チーフメカニック:坂上(ASM) メカニック:藤井(ASM) 総合プロデュース:金山VIDEO Attackを主宰されているREADY GO NEXT青木様、協賛いただいたメーカー各社様、加藤寛規選手、大湯都史樹選手とサポートチームの皆様、そして重整備の作業待ち・作業予定先送り等でご迷惑をおかけした多くのお客様には感謝の気持ちしかありません。ありがとうございました。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4226
来週2/19(土)に開催されるAttack筑波と前日テストで、ASM S2000 Real Tuning号にK&P Micronic Oil Filter を装着します。ASMではホンダ純正またはSARD社製オイルフィルターを推奨しており、1,000分の1秒先を目指したASM S2000 1号車のエンジンでさえ採用しなかったのは、戸田レーシング社と打ち合わせして過去の膨大なエンジンベンチテストでの実績と万が一のトラブルリスクを考慮した結果でした。あの打ち合わせから3年経ち、ノーマルエンジン+ノーマルミッションで走るReal Tuning号に車両変更して、ステンレスメッシュオイルフィルターの中でも米国K&P社製品のテストを開始します。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4223
VIDEO 12月の鈴鹿サーキット車載動画を掲載しました。1年前のADVAN A052 245/40-17 Newタイヤを履いて2分24秒853から、今シーズンはUSEDタイヤで0.7秒タイム更新しています。リヤスタビレートを上げて前後バランスを整えてNewタイヤの一発があれば、ノーマルエンジン&ノーマルミッション、GTウィングなし、最低地上高90mm確保した保安基準適合車で2分22秒台が見えました。 ◇ ASM S2000 Real Tuning 車載動画 Driver Hiroki KATOH 2021/12/20 鈴鹿サーキット ADVAN A052 <USED> 255/40-17 2'24.148 (Sec.1 39.795 Sec.2 24.171 Sec.3 53.276 Sec.4 26.906 200.548km/h) この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4211
REVSPEED鈴鹿サーキットランミーティングで、ASM S2000 Real Tuning号のテスト走行をしました。 17年前のASM筑波スペシャル2004 から変わらず、ASMのタイムアタック担当ドライバーは加藤寛規選手です。最近サーキットのスクール講師をしていても、『ASMの加藤さんですよね?今年の冬も応援しています!!』とよく言われるそうで、「俺GTも乗ってるんだけどなぁ・・・」と笑っていました。と言うことで、ASM加藤寛規選手に効果確認を依頼した項目は以下の通りです。 (1)ガス欠症状対策の効果確認 (2)前ロールセンター補正量 (3)エンジン搭載位置を低くした効果の確認 (4)アンチダイブを効かせるセッティングパーツの効果確認 (5)ホイールオフセット変更(+63 ⇒ +52)によるワイドトレッド化の効果確認 1ヒート目からトラブルもなくタイヤの内圧セッティングも決まり、2ヒート目の計測3周目で2分24秒214を記録した加藤寛規選手でしたが、ASM総合プロデューサーはREVSPEEDさんの取材で「今日は確実に23秒に入る車に仕上げています」と答えたので、その通りにしてもらわないといけません。 去年のタイムを更新してご機嫌だった加藤寛規選手でしたが、23秒台と言うハードルをクリアするために、昼休み中もS-GT300 muta Racing Lotus MCのパートナー・阪口良平選手の鈴鹿攻略法を聞きながら、目をつぶってブレーキングのイメトレをしていました。 PITに戻ると、サクシードスポーツ市川顧問が様子を見に来てくださいました。ASM S2000 Real Tuning号のキャンバーを見て驚いていましたが、加藤寛規選手とASMエンジニア担当:阿部メカニックは、『飛び込んで全面接地させて使い切っています』と胸を張って断言していました。イメトレの結果をサクシードスポーツ市川さんに見せる3本目に臨みます。 計測1周目で今回のベストタイムを記録して、タイヤのクーリングラップやPIT IN/OUTから最後のタイムアタックに臨み、Sec.1 39.662、Sec.2 24.146と当日ベストを連続記録して期待が高まりましたが、Sec.3でガス欠症状が発生してアタック終了しました。当日のセクターベストなら24秒フラットですが、最後のタイムアタック時にガソリンが5L残っていれば23秒台は間違いなかったでしょう。 テスト終了後、ガソリンスタンドで給油すると45Lも入りました。ここまで使い切れるなら筑波スーパーバトルの時よりガソリン量20L/14kg程度の軽量化が可能で、去年の鈴鹿でテストしたリヤスタビ高レート化を組み合わせると(2)(3)も更に効果が出て時計に表れる可能性があります。仮説を検証するにはやっぱり鈴鹿サーキットでの走り込みが効果的だと再認識しました。来年はニュータイヤを試したいです。 (1)ガス欠症状対策 ⇒ ◎ (2)前ロールセンター補正 ⇒ 〇(要リヤスタビレートアップ) (3)エンジン搭載位置を低くした効果 ⇒ 〇(要リヤスタビレートアップ) (4)アンチダイブを効かせるセッティング ⇒ ×(一旦ノーマル戻し) (5)ホイールオフセット変更によるワイドトレッド化 ⇒ △VIDEO ■2021年12月 REVSPEED 鈴鹿サーキットランミーティング ドライバー:加藤寛規選手 ADVAN A052 255/40-17<USED> 公式タイム:2'24.148 (Sec.1 39.795 Sec.2 24.171 Sec.3 53.276 Sec.4 26.906 200.548km/h) エンジニア兼メカニック:阿部(ASM) チーフメカニック:坂上(ASM) 総合プロデュース:金山 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=4207
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