横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
筑波スーパーバトル2018リマッチで発生した電気トラブルに対処するため、電気配線・回路関係の見直しが完了しました。ここからは、Attack鈴鹿2019とその先のGOODRIDE presents Attack Tsukuba 2019 に向けて、坂上・阿部コンビの出番です。鈴鹿サーキット周辺の天気予報 によると2/8のタイムアタック時刻、晴のち曇ですが気温 6.8℃と高い上に北北西の風5〜6m/sとの天気予報が出ています。筑波スーパーバトル・リマッチに続き、強風で荒れた路面と車両姿勢に悩まされることになりました。 【セットアップシート】 1号車 2019年2月 Attack鈴鹿2019 <ダンパー> ASM ZFダンパー3WAY Fr. Rebound +15min. Fr. Bump Hi +13ノッチ Fr. Bump Low -5ノッチ Rr. Rebound +3min Rr. Bump Hi +15ノッチ Rr. Bump Low -5ノッチ <スプリング> HYPERCO 前:レート=1,100ポンド(19.6kgf/mm)レングス=7インチ(177.8mm) 後:レート=1,100ポンド(19.6kgf/mm)レングス=6インチ(152.4mm) <スタビライザー> 前:T/A用 フルH 後:ASM フルH <車高> (左前)57mm (右前)58mm (左後)64mm (右後)64mm <コーナーウェイト> ADVAN A050GS * D-DREAMコーナーウェイトゲージで計測 ◇ Dr. OUT 1,022.0s (左前)274.5kg (右前)254.5kg (左後)241.5kg (右後)291.0kg ◇ Dr. ON 1,086.5s (左前)281.0kg (右前)273.0kg (左後)230.5kg (右後)262.5kg <ブレーキパッド> 前:ZONE 10F 後:ZONE 12D <ファイナルギヤ> 3.9 <オイル> (エンジン)BILLION OILS 10W-40 オイル量4.5L(鈴鹿) (ミッション)BILLION OILS MT520 2.0L (デフ)BILLION OILS FR780 1.0L (ブレーキフルード)ZONE ZF-031 (クラッチフルード)TCL ADVANCE Premium <アライメント>#セットアップ この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3710マイナス0.473秒
2/8(金)に開催される名神タイヤ presents Attack 鈴鹿 2019 に向けて、セットアップを進めています。鈴鹿スタートセットは問題ありませんが、2/23(土)GOODRIDE presents Attack Tsukuba 2019 でのARVOU TIT 黄緑号・ふら♪オレンジ号との直接対決に向けて、今シーズンのセットアップとラップチャートを整理しました。 <Attack-2018-Tsukuba Championship> 気温1.4℃ 路温6.1℃ (左前)48mm (右前)48.5mm (左後)62mm (右後)62mm <2018年11月富士テスト > 気温20℃ 路温26℃ (左前)57mm (右前)59mm (左後)70mm (右後)70mm <2018年11月筑波テスト > 気温19℃ 路温22℃ (左前)52mm (右前)50mm (左後)58mm (右後)55mm <2018年12月筑波スーパーバトル > Rain (左前)47mm (右前)46mm (左後)55mm (右後)53mm <2018年12月鈴鹿テスト > 気温7℃ 路温 未計測 (左前)47mm (右前)47mm (左後)54mm (右後)53mm (左前)57mm (右前)49mm (左後)64mm (右後)55mm 筑波スーパーバトル2018持ち込みセットでスタートしました。2ヒート目で筑波スタートセットが決まりましたが、3ヒート目終了後『鈴鹿セットは決まったけどアクセルON/OFFでふらつく』と言った原因は、この車高の左右差です。3ヒート目に作業ミスしていました。 <2019年1月筑波スーパーバトル・リマッチ > 気温5.4℃ 路温11℃ (左前)55mm (右前)56mm (左後)62mm (右後)60mm (左前)51mm (右前)55mm (左後)60mm (右後)62mm 持ち込みセットは鈴鹿テストの中で出した筑波セットでしたが、急遽Front車高だけ12月筑波スーパーバトル持ち込みセットに修正しました。現場で寸法合わせしたはずですが、セットダウン結果を見ると右側の落ち方が不十分です。ロガーデータとの突合を加藤選手が行い坂上・金山とミーティングして、Attack鈴鹿フリー走行でのテストメニューを組み立てます。鈴鹿テストでの失敗を繰り返さないように、ZFダンパーに黄色ペイントしました。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3708Good-bye エアジャッキ!この便利さは感動もの・・・でした。
EPS(電動パワステ)と燃圧に異常が発生した12月は、恵みの雨でノーゲームでした。それらの対策をして臨んだREVSPEED鈴鹿サーキット走行会でもEPSトラブルを解消できず、対策として車速信号関連と配線関連を見直してREVSPEED筑波スーパーバトル2018 -リマッチ-に参戦です。 <1ヒート目 9:00〜> 晴(西風8m 気温5.5℃ 湿度33% 路温 - 気圧1,007hPa ニュータイヤを装着してコースインしようとしたところエンジン始動せず押しかけで送り出しましたが、コースイン寸前に2ヘアで横転事故が発生したためピットに戻り、A052に使用していたタイヤウォーマーを巻き付けて13分待機後、仕切り直しで1ヒート目(17分)が再開されました。 1 ‐ GAS 12L A050GS T/A1.9温 50℃ 持込からF:2ターン下げ トー1/2INに修正 Rウィング半目盛下げ 2 0'57"763 3 0'57"617 4 P-@ A052 T/A1.9温 -- 5 ‐ 6 0'58"870 7 0'58"701 8 FIN Frが動く。反応が悪い。Rウィング半目盛上げ(戻し) A050GSはベストの0.566秒落ち、タイヤウォーマーで保温できなかったA052は完全に不発でベストの0.766秒落ちでした。ここからは、GOODRIDE presents Attack Tsukuba 2019 に向けたテストに入ります。 <2ヒート目 9:00〜> 晴(西風8m 気温6.0℃ 湿度33% 路温 - 気圧1,008hPa 1 ‐ GAS 12L A050GS<中古> T/A1.9温 50℃ Frプリ+2ターン 2 0'58"674 3 0'57"892 4 1'15"553 5 1'12"190 6 0'57"861 7 FIN バランスOK#ラップチャート Attack -2018- Tsukuba Championshipで記録した、S2000のNA筑波レコード57秒051は更新できませんでしたが、新型エアロパーツにより大きくなったダウンフォースが引き金になり多発したEPSトラブルを解消して、スタートラインに立ちました。最高速が5q/h遅くなった原因は、おそらく空気抵抗増加だけではありません。Attack鈴鹿で、わずかな姿勢変化が速さに影響する新型エアロパーツ合わせのセッティングをテストして、 1号車最後の筑波、2/23(土)GOODRIDE presents Attack Tsukuba 2019 に臨みます。 ■2019年1月 REVSPEED筑波スーパーバトル2018 -リマッチ- ADVAN A050 57秒617 (Sec.1 23.548 Sec.2 23.806 Sec.3 10.263 184.426km/h) ドライバー:加藤寛規選手 チーフエンジニア:坂上(ASM) チーフメカニック:八百(ASM) メカニック:阿部(ASM)・松島(ASM)VIDEO この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3706Attack -2018- Tsukuba Championship
ASM S2000 1号車のEPS電気回路を見直しで動作確認できましたが、更なる対策としてEPS電気配線をエンジンハーネスと同様のMIL-SPEC WIRE に変更しました。今回の一連の対策により、でEPSユニットのモーターが焼き付かない限りパワステは動き続けます。 東京ビッグサイトで開催されていたクルマの軽量化技術展には、2013年と2018年から1号車に使用しているリチウムバッテリー<SUPER B>や、安心・安全・完璧な配線StCross等の日本総輸入元レーステック社が、ATEC・BMRSなど軽量レーシングパーツの総輸入元アネブル社と合同ブースを出展していました。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3704人とくるまのテクノロジー展2018 横浜
生産終了から10年経つS2000は全てのお客様にプーリーベルト交換をお薦めしていますが、ASM S2000 1号車も2016-2017シーズンから使用している小型プーリーのベルト交換をしました。硬質赤アルマイトがわずかに削れて白いアルミ素地が見えたりベルトに亀裂が入っていたので、エアコン付PIT保管で走行距離が短くても、「たった3年」と考えずにメンテナンスすることの重要性を再認識しています。ファイナルギヤを鈴鹿仕様3.9から筑波仕様4.3に変更しました。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3701軽量化を徹底したNAエンジンで参戦
12月鈴鹿テストのセットダウンをしています。デフはノーマルケース/オイルクーラーなしで20分×5本走行したので、デフオイルを抜くと耐熱性能が高いBILLION OILS FR780でさえしっかり仕事した硫黄臭でした。サスペンション関連では、ちょっと気になる結果が出ています。 <車高> (左前)47mm→57mm (右前)47mm→49mm (左後)54mm→64mm (右後)53mm→55mm ・1ヒート目 FrRrプリロード2ターン ・2ヒート目 Frプリ1ターン+Fr車高1ターン+Rrプリ1ターン上げ ・3ヒート目 Frプリ-1ターン Rr車高-1ターン セットダウンで車高を確認したところ大きな左右差が発生していました。鈴鹿テストで車高に関係した作業内容は上記3回だから、車体右側を担当したメカニックがどこかで作業ミスした可能性があるため、左側データを筑波基準セットにします。 <アライメント> (左前)-3°31'→ -3°26' (右前)-3°37'→ -2°53' (左後)-4°48'→ -4°38' (右後)-4°50'→ -4°17' キャンバーを確認すると、車高上げ幅が8mmも少なかった右側の方が起きています。理論ではセットアップとほぼ変わらないはずだから、筑波スーパーバトル<再>のセットアップまでにキャンバーゲージを使用したりダンパーを外して寸法計測するなど、原因追求しなければいけません。#セットダウン 筑波スーパーバトルに向けて、両脇部分に使用するバックレストサイドパッドPROを装着しました。加藤寛規選手が鈴鹿テストでオーナーカーを運転した時、『1号車より体を支えるホールド性に優れている』と絶賛していたRECARO純正オプションパーツです。 ■RECARO バックレストサイドパッドPRO この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3693注文すると必ず購入できて選べる、Sabelt/ASM 初期ロット
REVSPEED SUZUKA RUN MEETING 2018の取材枠で、Attack鈴鹿に向けたテストをしました。(1)クラッチ滑りと(2)エンジン吹け上がり不調は解決しましたが、残念ながら(3)EPS動作不良については解決に至らなかったので、誤作動防止のため端子を抜いてパワステOFFで走行しています。 <1ヒート目 10:10〜> 晴 気温10.8℃ 湿度44% 路温 - 気圧1,022hPa 1 ‐ GAS 20L A052(中古) 2 2’16”88 3 P-FIN Frフェンダー当たる。前後プリロード2ターン 4 パワステ途中で動かない。 IG ON/OFFで回復。 5 最後また動かず旧パルスBOXに変更 → × 6 カナード(小)外し 7 − 8 2’15”89 9 2’14”282 10 P‐@ パワステNG→Choo Choo Train に変更、カナード(大)外し 11 ‐ 12 FIN ターンインでステアリングがロック(パワステNG) 低速コーナーで曲がり過ぎる <2ヒート目 12:30〜> 晴 気温12.5℃ 湿度40% 路温 - 気圧1,020hPa 1 ‐ GAS 20L Frプリ1ターン+車高1ターン+Rrプリ1ターン上げ A052(中古) 2 2’15”177 3 2’15”20 4 P‐@ Rウィング半目盛上げ Fr R/H上げていいかも→次回に 5 FIN <3ヒート目 15:05〜> 晴 1 ‐ GAS 20L A050GS(中古) Rrスプリング16kgf/mm→18kgf/mm 2 2’15”65 Frプリ-1ターン Rr車高-1ターン 3 FIN バランスOK NEWタイヤなら筑波・富士はこれが基本セット 4 ‐ A050GS(NEW) 5 2'14”095 6 P-@ FIN アクセルON/PFFで車が斜め。Rrよれる。C/W狂っている感じ#ラップチャート EPS動作不良はパルスではなく車体側の問題になったから、今回の症状から推測して解決の目途が立ちました。A050GS(NEW)に替えて、スプーンで他車と2台並走する悪条件下で2'14”09を記録です。ロガーデータから判断するとパワステなしのまま13秒フラットかギリギリ12秒台に入っており、SUCCEEDSPORTS市川さんがエンジニアリングした2007年に2号車で記録した、2'11”753 を捉えました。 ■2018年12月 1号車鈴鹿テスト 2分14秒095 A050GS(NEW) ドライバー:加藤寛規選手 チーフエンジニア:坂上(ASM) メカニック:阿部(ASM) エンジンマネジメント:田原さん(戸田レーシング) BドライバーS2000の現状確認のため、加藤寛規選手に確認走行をお願いしました。ボディ補強の有無・タイヤ銘柄・デフの銘柄や効き方など大きな違いがあるように考えていましたが、結論から言うと2012年当時の1号車とかなり似た性格で、Bドライバーのセットアップ技術に驚いたようです。ASM ZFダンパー+HYPERCOスプリングとASMエアロパーツを組み合わせれば、同じ特性のS2000になることがはっきりしました。鈴鹿サーキット確認走行は、レーシングサンタから二人へのXmasプレゼントだったのかもしれません。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3689夢見果てぬ、ASMのクリスマス
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