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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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2006年、2007年は2年連続9月中旬に鈴鹿サーキットでシェイクダウンをしていましたが、今年はコース改修で走行枠がないため岡山国際サーキットでシェイクダウンをしました。例年10月は岡山合宿だったのでコンディションがほぼ同じですからちょうど良い日程でした。2003年以来、今年で6回目のタイムアタックシーズンを迎えましたが、今年ほど何もトラブルが出ずメニューを順調に消化したシェイクダウンは過去1回もなかったと断言できる充実したテストとなりました。いくつか新規投入したパーツのレポートを備忘録代わりに記載しておきます。
◆ 横浜ゴム ADVAN A050
去年12月のレブスピード筑波スーパーバトル時には未発売(265/35-18)だったため使用できなかった名機A048の後継タイヤ。A048との比較でトラクション性能が劇的に向上して、車のアンダー/オーバーを軽減してタイムに確実に寄与してくれそうです。今年最大の武器になることは間違いありません。
◆ DREXLER LSD
一言で表現すると「存在感のないLSD」と言うのが最も近いかもしれません。ピットへの入出庫時も静かでバキバキ音が一切しません。走行中も従来の機械式LSDに付き物の引っかかり感がなく、瞬間的にはデフが効いていないように感じるのですが実際にはしっかりと効いていて、今まで以上に繊細なステアリング&アクセルワークを受け付けてくれるようになりました。「繊細」書くと神経質なイメージがありますが、今まではどんなに少しずつ操作しても突然パキッと効き出してしまったところでジワッと効くからその領域でコントロールできると言うことです。加藤寛規選手の評価も非常に高く、今後のテストがさらに楽しみになってきました。1月の富士テストで、田中実さんがASM SREダンパーキットを「ダンパーの存在感がない」と言う表現で褒めてくれたことがありますが、ドレクセラーも無駄に存在感を感じさせないLSDでした。
◆ ASM 調整式フロントスタビライザー prototype
フロントスタビライザーはトーションバーを採用した調整式スタビにする予定でしたが、コストがかかり過ぎる割に製品へのフィードバックができないので方針転換して、ノーマル形状の調整式スタビライザーをテストすることになりました。基本バネレートは1999年式STDスタビと同様で、そこからさらにレートアップする方向に1段階のみ調整が可能となっています。今回の結果だけで言うとどちらを使ってもタイムや操縦性に大きな変化が出なかったのでその部分では残念でしたが、コースによっては当然効果を発揮することは明白ですし、何より中空パイプを採用して確実に軽量化に寄与しているので、多少の修正を加えて今後も継続テストします。
◆ RECARO SP-A Pro Racer
超軽量なカーボンケブラー製シェルを採用したフルバケットレカロシートのハイエンドモデル。今までのSP-Aでも何ら不満はなかったのですが、更なるホールド性と安全性を重量増なく手に入れるために手に入れた究極のレカロシートがこれでした。下半身〜脇腹にかけてのホールド性は別格で、WTCCマシン並みのタイムで周回するS2000のコクピット内での存在感も今までのSP-Aは普通のシートに見える程のレベルです。
◆ フロントWウィング
どこかのフォーミュラマシンみたいですね。最初見た時はどうなることかと思いましたが、実際に装着してみるとこれはなかなか独創的でカッコいい。狙った性能はあれとあれ。テスト結果は・・・内緒です。たった1枚の板であそこまで変わるとは・・・テストの重要性を痛感しました。今日またまた現場に居合わせた3人のお客様、結果については絶対口外禁止ですよ。今年はWウィングが流行るかもしれません。このパーツも継続テストすることになりました。
◆ ASM SREダンパーキット3WAY
今年から3WAYに進化したASM SREダンパーキットもテストしました。結果から言うとS字で多少車の動きがゆっくりになりましたが、タイムに直結するような収穫はありませんでした。では無意味だったかと言うとそうではありません。乗り心地が劇的に良くなってタイムが同じだから加藤寛規選手としては大満足の性能だったらしいです。今後DEXLER LSDにセッティングを合わせ込む過程で威力を発揮してくれることでしょう。
今回は使ったパーツが大当たりして非常に収穫の多いテストになりました。タイムだけ見れば去年の合宿時と同じですが、その内容や残しているマージンは比較になりません。次回テストは11月末頃、場所は富士かまたまた岡山か?今回の結果を整理してメニューを検討するのと同時に、いよいよ戸田レーシング製エンジン2008年スペックを搭載する予定です。
The last two years we have been doing the September shakedown at Suzuka but due to the construction on the track, we did it in Okayama International Circuit. We always come to Okayama in October so the conditions shouldn’t be that much difference. Since 2003, this is our sixth year season for the time attack. For this year’s shakedown, not like the previous years there weren’t almost any problems at all and we manage to finish the menu that we had in mind. Here are the new parts that we used.
ADVAN A050 from Yokohama Tires.
Since we couldn’t use last December because it wasn’t out yet. Comparing with the A048, more improve traction; less over and under steering, which will, helps improve the time surely.
ASM DREXLER LSD
To express how it feels is almost like you didn’t install it at all. Even when you are going in and out of the pit or while you are driving it doesn’t make any sound or that typical feeling of the mechanical LSD. It will be able to accept more delicate steering and acceleration work. If I say delicate, sounds like you need some nerves. Up to now no matter how much you control the breaks by bits at one point the breaks will kick in all of the sudden but with this you can control it at all areas. Even our driver Kato Hiroki evaluated very high with this and he is looking for word for further tests. At the Fuji test in January, Mr. Tanaka Minoru commented on the ASM SRE damper kit as like it doesn’t exist. Even with the DREXLER LSD is the same. We decide to use this.
ASM adjustable front stabilizer prototype. At the beginning we where thinking of using adjustable torsion bar but due to the costs, difficulty to feed back as a product, we decided to use a normal shaped adjustable stabilizer for the test. The rates are the same with the 1999 STD stabilizer which it can be increase by one rate. Just by the results using either one didn’t make any difference with the time or the control of the car. Off cause with different course the effect will be different. With the hollow pipe to reduce weight, we will be changing a bit in the future and test even more.
RECARO SP-A Pro Racer
Highly lightweight full bucket RECARO seats made out of carbon Kevlar. Its not that I wasn’t satisfied with the SP-A but for more hold, safety and less weight, I think this is the ultimate seat. it has a class of its own with the hold from the lower part to the side of the stomach. Since the S2000 goes around the track like a WTCC machine, even SP-A looks like normal seats from the cockpit. Front double wing. It looks like a formula car. At first, I didn’t know how it will look but after putting it on looks nice. The performance of this doubled front wing is secret but with adding just one wing it surprised me and reminded me of how important testing was. There was three customer at the track coincidently but I made sure that they kept it a secret. This doubled wing just might be popular this year. I will be continuing with this front wing for this year.
ASM SRE Damper Kit 3Way
This year, we have tested the developed 3Way ASM SRE Damper kit. From the result, at the S-curbs the movement of the car feels slower. It didn’t help improve the time directly. If you say it was meaningless, that’s not true. It became more comfortable so for our driver Kato Hiroki was very satisfied with the performance. Further down the road, it should help the car and setting it up with the DEXLER LSD.
Lot of the parts that we use this year test had lot to gain this year. Just looking at the time is the same from last year training camp. The contents and the profit is incompatible. The next test should be in end of November. Its either Okayama or Fuji, I will decide after I put the results in order and in the same time putting the Toda Racing engine 2008.
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KING教授、三重大学風洞実験室でKYぶりを発揮しました
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シェイクダウンの準備が整いました。今回はデフの比較テストが主なメニューなので最少人数のコンパクトなチームですが、条件が整えば1度ぐらいはタイムアタックしてみたいと思います。レカロシートは2003年以来ずっと同じSP-Aを使ってきましたが、今年からよりホールド性能が高いSP-A Pro Racerに換装しました。若干ポジションに変更がありそうですが、腰周りの桁違いのホールド性はアタック時の武器に間違いなくなるでしょう。
今日の夕方、JR姫路駅で加藤寛規選手と合流して岡山国際に向かいます。今夜の夕食は、岡山合宿ですから3年連続あのレストランに決定でしょう。楽しみだな。・・・KING仕込みの怪談話をしながら真っ暗なダムの横を抜けて無事サーキットに到着しました。明日の岡山は快晴、あとはテストが順調に終わることを祈るのみです。
Our preparation for the shake down is done. Mostly for this test we will be comparing the different deferential since there is only few members for this test. If we have a chance, we just might do a time attack. Since 2003 we have been using the same SP-A RECARO seats, but from this year for more hold, we change it to SP-A Pro Racer. There might be a slight difference with the position but much higher hold for the hip, it should help with the time attack. This evening we got together with our driver Hiroki Kato at JR Himeji station and when to Okayama circuit. For dinner we will be going to this restaurant which we have been going for the last three years. After dinner we will be heading to the circuit, to go there we need to pass through this pitch black road beside a dam and talk scary stories. Other then that just hope for a nice weather and the test goes well without any problems.
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岡山合宿〜夕食はやっぱりLE MANI〜
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昨日箱根周辺をドライブしたS2000にはASM SRE 3WAYダンパーにバネレート700ポンド(12.5kg/mm)のHYPERCOをセットしていました。今更ですが、SREとはZF SACHS AGの100%子会社で、レース用ショックアブソーバーおよびクラッチの開発・生産を行っているSACHS RACE ENGINEERING GmbHのことです。Scuderia Ferrari、Formel BMW、Porsche、BRABUSなど名だたる自動車メーカーやチューナーと並んで日本のenable社も主要取引先の一つに挙げられています。ASM SREダンパーキットは、S2000でのタイムアタック用ダンパーの開発にあたり、アネブル社が文字通り全面的に開発に協力して出来上がった製品です。今回装着されていた3WAY-Damperは、伸び側が全域の調整が可能で、縮み側が低速域と高速域を独立して調整可能なモデルでした。S耐ST1クラスに参戦しているNISMOワークスのZ33や、数年前にNISMOから台数限定で発売されたR34GT-R Z-tune、Porsche GT3 Cup Carに標準採用されている物と同じ機構を持つダンパーです。
ピストンはS耐やPORSCHE CUPで純正採用された、実績のある45φを採用。ダンパーオイルは、フォーミュラニッポンやスーパーGTで採用されている4WAYダンパーと同じものを採用していますので、高熱など過酷な条件使用下でも安定した減衰力を発生します。ピストンシールは、4WAYダンパーで採用されている高性能・低フリクション品と同じ材質の物を使用しています。ハンドリングや乗り心地に関わる、微低速域でのピストンの動きに寄与しています。このあたりは、800人の研究者を有するZF SACHS AGがバックにあるからこそできる、材料レベルからの研究の成果と言えるかもしれません。減衰の調整方式は独特で、一般的なオリフィス式ダンパーが低速域が大きく振れる割に高速域が変わらないためリセッティングが必要になるような場面でも、SREダンパーなら調整幅が大きくストリート〜サーキットまで対応できる減衰調整幅を確保できます。また、どんなにダンパーが優秀で適正なロールスピードを実現していても、スプリングが荷重に対して適正なストローク量で動かないと意味がありません。僕が知る限りこれ程の高精度ダンパーに適したスプリングと言えば、やはりHYPERCOの他にはないでしょう。
全てのシチュエーションで100点満点と言うサスキットは存在しませんし、これが絶対的な正解と言うのを特定することも結論から言うと不可能かもしれません。でも僕自身、速さ、気持ちよさ、快適性、格好良さをここまでバランスできたS2000を未だ見たことがありません。欲しかった性能は、速さや価格に特化した製品ではなく、サーキットでの安心感にストリートでの快適性を加えたバランスの良さ。誤解を恐れず分かりやすく言うと、我慢できる範囲なら移動中は多少の硬さはどうでもいいとさえ考えました。ワインディングやサーキットで俄然輝くS2000をストリートでも楽しんで運転したい、それに必要だったのがSRE+HYPERCOと言う組み合わせで、出来上がってみたらスポーツ性能と快適さを両立した製品に仕上がった、それだけのことです。
今日、そんなASM SREダンパーキットを反射神経でご成約下さったS2000オーナーさんがまたひとり。今までお使いいただいたダンパーキットの街乗りでの乗り心地に我慢できず、逆に3号車に試乗してバランスの良さに驚いてご購入下さいました。今までの製品との違いをいっぱい感じながら、これからもS2000のある自動車生活を楽しんで下さい。ありがとうございました。
■ASM SREダンパーキット 1WAY 630,000円 ■ASM SREダンパーキット 2WAY 997,500円 ■ASM SREダンパーキット 3WAY 1,260,000円
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ASM S2000 と Porsche 997GT3RSR、共通点はSRE 3WAY
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先週に続き今週も箱根に行ってきました。これで3週連続です。驚くことに元々完全に雨予報だったにも関わらず1日オープン走行で無事過ごせるちょうど良い天気になりました。この調子で来週のASM筑波スペシャル2008シェイクダウンも晴れでスタートしたいものです。
今回は戸塚料金所前のパーキングに早朝5:50集合することから始まりました。年々集合時間が早くなっているのが気になりますが、少しずつみんな年を取って来ていますから問題ないとしておきましょう。新潟から来てくれた2台のS2000オーナーさんはここで合流。湘南エリア在住のS2000オーナー様も何故かここで合流。ありがとうございます。メイン集合場所ではこの時点で42時間起きていたエクシージ乗りの松井さんが合流。さすがにテンション高かったし顔からは意味不明の脂汗がにじみ出ていました。その後はいつものルートで、箱根ターンパイク→大観山レストハウス→芦ノ湖スカイライン→箱根新道→小田原厚木道路をみんなでドライブ。今回はS2000×I.S.Designサイレンサーキットと言う組み合わせの3台が先頭を切って走ったのですが、参加車にマフラー音が大きな車両が居ない分、後方まで澄んだ4気筒エンジン×3台の排気音が広がって、後ろを走っていたノーマルマフラーのS2000オーナーさん2人は何時間もI.S.Design三重奏を聴かされるはめに・・・。1人のお客様は「今年のクリスマス、奥さんには元町でマフラーを、僕は元町の近くでマフラーを買うことにしよう。」と決意されたようです。木内さんの耳にはあの音がどう聴こえたのかな?今度ゆっくり聞いてみよう。
そしてメインのランチは、加藤寛規選手のご実家である「大山豆腐 豆腐本陣 山水亭」でいただきました。先週土曜日、まさにスーパーGT オートポリスでの予選アタック中に、「来週なんですけど、みんなでランチに行きたいんですけど今から予約取れますか?」とか舐めた電話をしてしまったのですが、その後色々動いていただき予約で11月末まで週末はいっぱいの状態だったにも関わらず、何とか13名分の席を確保して下さいました。料理は相変わらず美味しくて好評でしたよ。加藤寛規選手、お店の皆様、色々ありがとうございました。山水亭のレジには、加藤選手と仲が良い堂本光一さんや佐藤琢磨選手のサインが飾ってありましたが、KINGちゃんがレジに立っていた人に「加藤寛規選手のサインは置かないんですか?」と質問したところ「ヒロキは恥ずかしがってねぇ・・・」と言われたそうです。
最後はソファーの入ったASMでみんな気力を振り絞って会話。一瞬でも気を抜くと寝てしまいます。本当に楽しい時間を過ごすことができました。もう冬は目の前と言う感じがした箱根でしたが、11月中ぐらいまでは楽しめそうです。もしかしたらまたフラッと出かけるかもしれません。
■豆腐本陣 山水亭
営業時間 11:30〜15:30(ランチ) 17:00〜23:00(ディナー) 年中無休 住所 神奈川県伊勢原市白根575番地 TEL (0463)91-0080
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MINIと一緒にドライブに行ってきました、2008年秋
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ドレクセラーLSDをMINIに装着中です。S2000ならすっかり慣れたものですが、FFでエンジンルームが過給器などでギチギチのMINIですから作業性は最悪です。フロントメンバーごとエンジンを降ろしての作業なので、大木&坂上さんの筑波コンビでも朝からかかりっきりで、今日は何とかLSDをケースに組み付けるところまで進みました。明日はエンジンをメンバーに載せて車体に組み付けするところからスタートします。
FF+機械式2WAYLSDと言う組み合わせから想像すると街中ではかなり扱いづらいことが予想されますが、これでもし自然な操作性を確保できていれば最高のMINIに仕上がる予感がします。ドレクセラー社のベンツAクラスはFFなのですが特に気になりそうなクセは感じられないらしいので十分に期待できます。明日作業が無事終われば土曜日早朝にシェイクダウンを兼ねてちょっとドライブに行く予定、さぁ楽しみになってきた〜!
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MINIと一緒にドライブに行ってきました、2008年秋
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今年もタイムアタックの季節が近づいてきました。2003年以来恒例となっているASM S2000 2号車 2008年仕様、通称ASM筑波スペシャル2008のシェイクダウンを行います。同じシャーシを使って6年目のシーズンとなりますからもう手馴れたものです。今年は車のデザインは大きく変わらないですが、中身は結構手が入る予定です。路面コンディションが普通に良ければいよいよ筑波56秒台が目前になりました。2003年当時、NAのまま1分切りするのは大きな壁と言われていましたが、当たり前の話ですがそこからマイナス4秒ですから比較にならない高い壁を感じていました。2006年は完全に力不足、2007年は全ての条件が揃って57秒1かフラット、そこまでは来ていましたがやはり手が届きませんでした。
56秒台に向けて3回目の挑戦となる今年、いくつかのパーツを投入します。まずは最もタイムに直結する重要パーツであるタイヤですが、去年のADVAN A048に対して今年からついにA050を使用することになります。去年から色々なデータを取っているので方向性は明確に分かっており確実にタイムアップに寄与してくれるタイヤなことは分かっているので大きな武器になります。次にDREXLER LSDです。イニシャルトルクゼロ(温間時)と言う今のレーシングカーでは主流のセッティングが大きな特長ですが、フリクションロスの低減により色々な場面でトップスピードの向上が見込めます。その他にもASM SREダンパーキットを2WAYから3WAY化してより細かなセッティングに対応できるようにしたり、フロントスタビライザーを中空パイプ化プラス2段階調整式に変更して軽量化とセッティング幅の拡大をします。また、2003年以来ずっと使ってきたシートはRECARO SP-Aからよりホールド性の高いRECARO SP-A Pro Racerに変更します。
既に何をつけてコンマ何秒アップと言う次元にはない車ですが、要素が増えたことで今まで不可能だったセッティングに合わせ込むことが可能になります。困ったのは走るサーキットです。鈴鹿フルコースが理想的なのですがコース改修でダメ、近場で富士もいいのですが10月は走行枠なし、11月もほぼなしなので渋滞が予想されます。筑波2000レベルではコースが小さすぎて車の差がこの次元では出ないので車作りには全く向きません。そんなわけで、行かない予定でしたが今年もやっぱり「10月の岡山合宿」でシェイクダウンになりました。
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岡山合宿〜恒例の2日間走りっ放しテスト編〜
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昨日の夜、ちょっと早めにASMを出発してD-rightsさんとD-DREAMさんを訪問してきました。D-DREAMの渡辺さんとは久しぶりに会いましたが、2004〜2005年の2年間ASM筑波スペシャルのチーフエンジニアを担当していただいて以降も色々な場面でお世話になっているので近所に行けば顔を出してコーヒーをご馳走になっています。本格的なレースエンジニアとチューニング屋さん両方の顔を持つ人なので、何か疑問に思うことがあって質問すると噛み砕いて分かりやすく説明してくれるのですごく助かるんですよ。いよいよ今月、ASM筑波スペシャル2008のシェイクダウンを控え、DREXLER LSDの話題を中心にレース界のLSD話を色々聞いてきました。D-rightsさんにはいつもプロモーションビデオの製作でお世話になっているのですが、今年もそれをお願いしようと挨拶を兼ねて訪問です。シェイクダウンですからその日にアタックすることはないでしょうが、全て条件が整ったら1回ぐらいはタイムアタックしてその映像を残してみたいのですがどうなるでしょうか。
その後の帰り道、オートファッションファクトリー加古さんを訪ねました。こっちは完全にプライベートなのですが。ASMオープン3周年のメモリアルデー9月5日にお客様と一緒に購入したスイスの機械式時計FORTIS、すごく気に入っているのですがちょっと使いにくい点があったのでカスタマイズすることにしました。まずはベルトそのものの機能ですが、馴染んでくれば大丈夫になってきたとは言え、硬くて脱着がしづらいのと手首にやや馴染まないことがずっと気になっていました。また、200m防水機械式時計ですからG-shockの代わりに水をどんどん使う環境も含めた日常生活で使いたいのですが、標準のベルトが本皮製なので水に弱いと言うのも気になっていました。その2点を改善するために選んだのがゴムのベルトです。
最近縁があった横浜由来のスイス時計ブランドGIRARD-PERREGAUX社の限定モデル用に僕のお気に入りベルトがありました。素材は希望通りゴムなのですがどこまでも柔らかく、時計をフィットさせてくれます。金具部分はチタン製、軽さをスペックとして謳うにはあまりにも小さな部品ですが、実際に使ったオーナーだけが分かるその軽さと質感に大満足です。ゴム部分は艶消しされていて、高価そうな装飾はあえて避けてデザインと質感で勝負しているのが好みにピッタリ合いました。たった94,500円の本体に対してベルトと金具で約50%を占める42,000円のコストがかかりました。でもそんなことはどうでも良くて、このベルト1本によって、9月5日にFORTISをみんなで手に入れた楽しい思い出と記憶をいつも身につけていたいと思える使い心地を手にすることができました。
このベルトに替える直前、3,675円の高級そうに見えるゴムベルトを使ってみたのですが、その時にはこんな気持ちにはなれませんでした。高い物が良い、もしそれが正解ならゴムではなくてFORTIS社の金属ベルトを選べばOKでしょう。安くて機能的なら最初に手に入れた3,675円ベルトで何ら問題ありませんでした。高ければ良いのではなく安くてお買い得を望んでいるわけでもない、僕自身が本当に欲しいと潜在的に感じていたものを手に入れたからこそこの満足感があるのかもしれません。価値観は金額では計れない、小さな買い物でしたがそれを感じることができました。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=870#myu870
コーディネーターの存在
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いつも通りがかりに気になっていたと言うことでご来店下さいました。中区の外れ、産業道路沿いに唐突にシートばかりが並んでいる店が存在しているわけですから、来たことがなくても何となく気になっている人って結構多いみたいです。こちらのM3オーナーさんもそんなひとりだったのかもしれません。車両は最新のBMW M3、抜けるような綺麗な白ボディにドイツ・ヴェーチェ社製のカーボンプリプレグ製ルーフを装着したモデルです。
シートは「これしかないでしょう」と指名買いで20脚限定のレカロシート、SP-JC ASM LIMITED Premium White Leatherを選択されました。あまりにも王道の組み合わせ過ぎて、何か理由をつけて褒める必要がないぐらい似合っていませんか?先日綺麗な黒のZ33 380RSオーナーさんも手に入れたくて仕方かなったこのシートを装着されたのですが、やはりどのオーナーさんも口を揃えて限定数量の少なさとシートを入れることで劇的に変わるインテリアの雰囲気に対する満足を口にされます。M3オーナーさんもぜひ次はASM KAROマットを手に入れて見て下さい。2種類ぐらいのフロアマットを気分によって使い分けてみると面白いですよ。
さて、これで残り1セットとなりました。誰が最後の1セットを手に入れてくれるのでしょうか。KINGから「次の企画はないの?」と質問されました。いつ売れるか全く分からない20脚の高額なシートを企画して在庫するASM、通常200脚単位でしかOEM供給をしてくれない所を快く受けてくれたレカロジャパンの皆さん、そんな作り手や売り手の心意気を感じて買ってくれた9人の白い本皮レカロシートのオーナーさん達、この3つの歯車が奇跡的に噛み合って実現した企画ですから、そんな奇跡を約束することは僕にはできません。もし今欲しいなら、この1セットを迷わず手に入れて下さい。
■RECARO SP-JC ASM LIMITED Premium White Leather 945,000円(左右セット価格)
・全世界限定10セット(20脚)のみの販売です。左右別売はいたしません。 ・全世界中AUTOBACS ASM YOKOHAMA 1店舗のみで販売いたします。 ・保安基準適合品・1年保証つきのレカロジャパン正規品です。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=869#myu869
2007年最後の「決めました」はオートクチュールなレカロでした
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先週のKINGは先を越されてばかりで悔しさ満点の1週間でした。事の発端は千葉県からお越しのあの色さんが、ASMドライカーボンフェンダー(ノーマル形状)・高強度カーボン特注仕様をKINGに先んじてオーダーしたことでした。まさか誰もこれは買わないと思っていた仕様だけにKINGにとっては大きな衝撃だったようです。オーダー後あの色2号さんは「KINGによろしく」と言って帰っていきました。
次はスペアパーツとして残していたAP RACINGブレーキキット2004年モデルを2セット限定販売したのですが、平日夜にたまたま遊びに来てくれた森田さんとあの色2号さんに軽く話したところ、2人とも「うわっ!!買いますっ!」と即決でご購入下さいました。こんなはずじゃなかったのですが・・・。KINGちゃんに事後報告で連絡したのですが、「1/27が過ぎるまで何も買えないと否定の言葉ばかり吐いていた僕が悪いんだ・・・」と涙していました。オーダー後あの色2号さんは「KINGによろしく」と言って帰っていきました。
そして最もショッキングな出来事が昨日発生しました。狙っていた箱入りの白い玉座を通りがかりのBMW E92 M3オーナーさんに買われてしまったのです。実は年が明けたらこれを本気で狙っていたKINGだったのですが、この手の製品は欲しい時に躊躇せずに買う人が優先されます。M3オーナーさんが「白のM3に白い本皮レカロシート、しかも限定20脚モデル最後の箱入り。これは僕のために残っていたとしか思えないですね。」とメチャクチャ気に入ってくれているので諦めて下さいね。そんな失意のKINGを連れて杉の木でブイヤベースを食べました。相変わらず美味しかったですが、KINGはどんな味に感じたのでしょうか。「決断が遅れた男の物語」、そんなタイトルで本が出版できそうな1週間最後の夜は更けていきました。
■ピッツェリア杉の木
営業時間 11:45〜23:15(LO.22:30) 定休日 木曜 住所 横浜市中区海岸通1-1 横浜貿易協会ビル1F TEL (045)212-4143
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=868#myu868
今更ですがKINGちゃんの白い玉座の紹介です
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最近S2000を手に入れてオープンカーのある自動車生活が始まったお客様がご来店になりました。つい先日クラッチ+TODA RACING軽量フライホイール交換作業をしたのですが、今日はマフラー交換をご注文いただきました。今までお使いの社外品も良い製品だったのですが、どうしてもサーキット志向のものですから住宅街では音量に気を遣うし、オープンでずっと聴いていると疲れてくると言うことで静か目のSスペシャル70を装着することになりました。PITに愛車が入庫する時、ズォンズォン・・・と言う音を聴いて「やっぱり大きな音だなぁ」とつぶやいていらっしゃいましたが、交換作業後Sスペが発する音は「フォンッ!」と言うキレのある軽めの音質に変わってオーナーさんは驚いていたようでした。これがI.S.Designサイレンサーキットになると「コォォン・・」と言うより高周波寄りの音質に変わります。3号車を試乗して色々確認いただいた通りですから、いずれ買い替えをお考えになっていることでしょう。
本題のレカロシートの紹介です。こちらのオーナーさんはつい最近ASMで本皮フルバケットシートSP-GN EDELをお買い上げ下さいました。シェル幅がやや広めで着込んでオープン走行をするには最適なモデル、しかもオープンカーに最適な手入れが簡単な本皮表皮を採用したモデルです。赤い革を黒く染めてパンチング加工したEDEL表皮はすっかり有名になりました。人気モデルだったのですが、いよいよ残り2脚で完売となります。完売したとなると「幅が広めの本皮バケットシートはないでしょうか?」と言う問い合わせに対してノーと答えるしかなくなりますし、「また作る予定はありませんか?」と言う問い合わせに対してもノーと答えることになるでしょう。未来に対する保証など誰もできません。今なら2脚、新品が残っています。気になる方はぜひご購入下さい。
■RECARO SP-GN EDEL 304,500円
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大切なのは、後悔を満足でごまかさないこと
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