ASM Blog
   It's a shop full with S2000 and RECARO lovers since 2005 September 5th.
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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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低さについて。 2015/11/29(Sun) 14:56:55
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12/4(金)に開催される筑波スーパーバトル2015に向けて、セットアップしています。

ホイールをPOTENZA RW006に変更してアライメント調整しました。ディフューザーを装着していない状態でも十分低く見えますがドレスアップではなく、 “もっと軽く、もっと低く” をテーマに車両製作を進めた結果です。0.5oでも車高を低くした方がエアロパーツの効果でダウンフォースが向上するけど、車高を低くすれば路面とエアロパーツが干渉します。この車高は、インナーフェンダーのメインフレーム部分にタイヤがギリギリ干渉する限界車高で、ディフューザーの左前部分は削れてアルミハニカムが見えていました。


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タイヤサイズは、比較テストもせずに295/30-18に決定しました。

295サイズだと設定荷重が違い過ぎてタイヤが潰れず面圧がかからないのではないか?
295サイズだと重量が増え過ぎるのではないか?
295サイズだと接地面が広過ぎて無駄ではないか?

など様々なデメリットが考えられましたが、この車高と295-30-18の組み合わせが現状ベストです。295-30-18はタイヤ外径:635o/タイヤ幅298o、以前の265/35-18は外径:645o/タイヤ幅272oです。外径が10o(半径で5o)小さくなったと言うことは、265/35-18での限界車高に295-30-18を装着すると自然に車高が5o下がり、インナーフェンダー内に5o余裕ができるから合計10o車高を下げることができました。10o車高を上げると、ダウンフォース大幅ダウンは間違いありません。

現状の車高は、インナーフェンダー内車体部分に大きく干渉する前にディフューザーが路面と干渉し始めているので、空力性能とタイヤグリップを絶妙にバランスできた状態です。来シーズンになりますが、外径が小さくて軽量な285/30-18(タイヤ外径:629o/タイヤ幅287o)をテストしたいと感じました。


この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3004


2015年2月筑波テスト


喜ぶ顔を見たいから、今年も来年も走らせます。   2015/11/27(Fri) 17:36:34
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岡山陸運支局と習志野陸運支局で同時にASMドライカーボンドアの検査に合格しました。

先発の松島隊は、AM4:00に積載車で横浜を出発して13:00頃岡山陸運支局に到着、構造変更を伴うため提出書類が多く分かりにくかったですが、当日知り合った業者さんがとても親身に一緒に段取りしてくれたので無事受付を済ませ、最終ラウンドで検査スタートです。

コストを度外視して横浜のASMに車検を注文してくれた気持ちに応えるため、岡山KINGから「以前の車検で指摘された」と聞いていた項目2点について、事前に資料を用意してASMとしての見解を検査官に伝えました。結果、車両撮影と使用している部品の品番登録が行われたので、今後はどこで車検を出してもらっても大丈夫です。ASMに出してもらう必要はありません。


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17:00ギリギリにナンバーが封印され手続き完了です。今回の岡山陸運支局検査官の合否判定は、安易な確認ではなく機材を駆使した的確な検査でした。10年来の疑問点が全て解消できた頃、習志野陸運支局の坂上隊からも「検査完了」連絡が届きました。25sの軽量化が生み出す運動性能は別格です。大幅に軽量化したFRオープンスポーツの楽しさを、日常ドライブで感じて下さい。



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山陽道で横転したトレーラーのわずか2q後方を走行していたので急停車後4時間身動きできませんでしたが、

高速道路逆走(公認)して4時間遅れで滋賀県サクシードスポーツに到着です。



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11/25に岡山に向かう途中の電話で、11月筑波テスト時に発声したクラッチトラブルについて話しました。ASM Blogの写真と症状から推測する原因と可能な対策を万全にするため、エンジン搭載作業を1日延期してクラッチをサクシードスポーツに発送し、即日寸法計測と対策した物を11/26の帰り道に受け取る作戦です。各ディスクの歪み・当たり・坂上さんの対策を確認し、考えられる更なる対策を追加してもらいました。



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1号車にもフルフラット床を使うことを相談したところ、フルフラットにするメリットを簡単な方法で分かりやすく体感させてくれたから、センターフロア変更することにもう迷いはありません。筑波スーパーバトルが終わったら、すぐ結果を連絡します。



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独ZF社から届いた、新しいクラッチカバーと合わせて装着完了です。


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戸田レーシング島田さんからは、11月筑波テストで割れたイグニッションコイルステーの対策品が届きました。写真を見比べると分かりますが、割れ方から強度検討をやり直した新形状で製作されています。


表面にはWPC処理されていました。表面の微細なひび割れを埋めて割れるきっかけをなくすことで、結果割れにくくなって(=強度アップ)しています。デフやミッションのオイル保持能力を高めることができるのは副産物、強度アップこそWPC処理本来の魅力だと再認識しました。



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みんなの協力のおかげで、ラジアルNA筑波1分切りの原動力になった、TODA RACING 2.4Lエンジンを搭載完了です。これ、市販ハイオクガソリンに拘っていたから基本の大部分はお客様に販売している2.4Lエンジンと同じです。もしかしたら来年は、保険代わりに使っている添加剤使用を前提にした最新のレーシングカー技術を採用するかもしれません。



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ラジアルタイヤに変更後2回しかテストできませんでしたが、いよいよ12月です。


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手間をかけずに節約していると、楽しさ/快適性が低くなる


今が買い時!ASMらしさ溢れるカーボンドア 2015/11/24(Tue) 10:33:48
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今から12年前、史上初・NAチューニングカーによる筑波1分切りを達成するために製作したドライカーボンドアを、2セット同時に装着しました。カーボンドアと言っても、ASM(=チャレンヂ)が手がける物は一般的なチューニングパーツではなく、Le Mans24時間耐久レースを走ったAUDIのカーボンモノコックと同一構造の、5Tアルミハニカムを採用した本格レーシングパーツです。

11月25日に陸事で検査を受けたら、ナローボディ版ASMフルカーボンS2000が完成します。次はカーボンダッシュボードしかありません。でも、ASMではエアコン付きを前提にした取付は受け付けていないし、車作りの方向性を考慮すると、新発売の内装パーツ・POWER FLEXポリウレタンブッシュを組み合わせながら車全体をリフレッシュしつつ、TODA RACING 2.4エンジンをご検討下さい。


ASM ドライカーボンドア  885,600円 <税抜価格 820,000円/税額 65,600円>



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もう1台は、岡山KING 2015年秋のメニュー(番外編)です。18インチ化+タイヤ交換の予定でしたが、MR.熊木号がカーボンドアを装着した記事を見てすぐ連絡があり、17インチホイールのままタイヤだけPOTENZA RE-71Rに交換+カーボンドア装着に変更、さすがの行動力です。

11月25日に陸事で検査後、翌日岡山で納車します。番外編で買い物してもらい過ぎたのでしばらく押し売りを控えますが、デザイン・性能・リフレッシュを兼ねてTODA RACING 2.4エンジン搭載+18インチ化をお薦めしたいところですが、高速ツーリング性能を考えればディフューザーとサイドスポイラーが良いかもしれません。


ASM ドライカーボンドア  885,600円 <税抜価格 820,000円/税額 65,600円>



カーボンドアは10年でも5〜10セットぐらいしか販売していないのに、同じ月にカーボンドアを2セット装着完了して、同じ日に千葉県と岡山県で同時に検査を受けることになりました。S2000以外の車種を見渡しても、おそらく宇宙初のケースではないでしょうか。



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人とくるまのテクノロジー展2015


軽さと品質と性能が響き合う、ASMならではのカーボンパーツ 2015/11/23(Mon) 11:34:10
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1年前からASMビッグスロットル製品改良に絶大なご協力をいただいたお客様が、ASM I.S.Designカーボンエアロパーツ装着のためご来店されました。まずはリヤ2点からスタートです。

ノーマル形状のカーボントランクは、シンプルに軽量化と仕上げレベルを追求しました。純正重量7.140sに対して参考重量2.950s、トランクだけで4.19s軽量化できます。お客様からは<ドライカーボン製>と一括りに区分されますが、量産車・S-GT500マシン・航空機・新幹線まで対応する技術と経験と設備を持つチャレンヂ社が製造を担当するASM I.S.Designエアロパーツは、全く別物と考えて下さい。

リヤフェンダーやバンパーとの接合面の合いの良さは、ASM(=チャレンヂ)にとっては当たり前です。86/BRZ用の特長は、コストをかけて6気圧加圧成形に耐える成形型にしたことにより、スチール鋼板のような表面仕上げと軽量化を両立していることです。86/BRZ用以外の車種を見渡しても、ある1社の製品にしか負けている気がしません。その1社の製品も、チャレンヂ社が手がけています。


ASM ドライカーボントランク  270,000円 <税抜価格 250,000円/税額 20,000円>



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リヤウィングは、ウィング本体・翼端板・マウントステーまで全て6気圧オートクレーブ成形のカーボン部品で構成した製品です。と、過去何回も書いていますが、実物を見てマウントステーがカーボン製なことに驚くお客さんが多いです。

ボディ上面の空気の流れがスムーズなので、この高さが効果(ダウンフォース)とデメリット(空気抵抗)をバランスできると考えます。定盤に載せて三次元測定器を使用して決めた、保安基準の<別紙1 補助制動灯の配光における最小角の範囲に適合するハイマウントストップランプ位置・ウィング角度に調整しました。


ASM I.S.Design リヤエアロウィング  394,200円 <税抜価格 365,000円/税額 29,200円>


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究極のデジタル環境でアナログを目指す


覚えておきたい、メンテナンスの約束事 2015/11/22(Sun) 15:37:36
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2.4Lエンジンに載せ替えるついでに11月筑波テストで滑り始めたSREクラッチを点検したところ、ミッション側からもエンジン側からもオイル漏れはありませんでした。ディスク摩材は新品2.4oに対して2.3o、摩耗限度2.2oだから残量的には問題なしです。

考えられる原因は2つ、2005年以来11年も無交換だったことによるクラッチカバーの経年劣化と、ディスク摩材の変質です。カバーは独ZF社に在庫がありすぐに空輸したので、今週半ばにも届きます。残量だけではなく時間管理して何かが起きる前に予防交換するべきでしたが、後悔先に立たず。カバーだけ交換した状態で直ることを願うしかありません。


■ZRE カバー 00 3072 000 042   on stock
■ZRE プレッシャープレート 00 3002 001 770   on stock
■ZRE インターミディエートプレート 00 3019 999 604   tbd - 納期未定・受注生産
■ZRE ディスク 88 1864 002 371  within two weeks after receipt of an order
■ZRE ディスク 88 1864 002 425  within two weeks after receipt of an order


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筑波スーパーバトルで使用するホイールが届きました。Prodriveホイールの品質・性能基準はそのままに軽量化とタイヤ滑り防止処理などスポーツ性能に振った結果、機能美とも言える独特の魅力が備わっていました。Prodrive GC-05Nの10.4sに対して1本0.9s、4本3.6s軽量化しています。松島さんのS2000もGC-05NからRW006に変更するので、Blog掲載を楽しみにして下さい。


POTENZA RW006 18×10.5J+15  実測値:9.5s/本


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https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2999


2015年10月富士テスト 〜 ラジアルNA筑波最速のカギは空力 〜

来て、見て、買って。SAサンシャイン神戸のASMフェア 2015/11/19(Thu) 15:59:02
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宮本さん率いるSAサンシャイン神戸で、ASM×レカロ×SACLAMフェアを開催しました。


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RECAROコーナー前に、イニシャルA(仮名)の86・S2000パーツ・SACLAM製品を並べたASMブースを作りました。外は雨が降っていたらしいですが、雨と暑さ寒さが苦手なASMは今回も大好物のエアコンがある2Fに居たので、詳しい状況は分かりません。


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今回のイベントを集計したところ、全国のスーパーオートバックスでASMフェアを開催するきっかけになった最初のASMフェアに次ぐ内容で驚きました。あれから8年、宮本さんと勝部とメカニック小杉さんを始め、スタッフの皆さんがしっかり対応してくれるので安心です。

こちらのS2000オーナーさんは島根県からのご来店になり、去年のASMフェアでお薦めした前後サブフレームGTをご成約です。スポーツカウンター後ろのダクトから組長が指示をして、メカニック小杉さんが作業、なんと土曜日入庫の月曜日返却です。さすが縦社会の宮本組だと感心しました。


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宇野さんのSACLAMブースには、思い入れのある自信作と最新モデルのGVインプレッサ用サイレンサーキットが展示されていました。NSXとLOTUSもいいですが、僕が最も興味深かったのはもちろんGVインプレッサの排気管です。水平対向4気筒ターボエンジンでありながら、高回転域でラテン系サウンドを奏でる製品に仕上がったとのことでした。宇野さんは絶好調です。排気管の上流(エキマニ部分)さえ何とかなれば、86/BRZ用サイレンサーキットも期待できるかもしれません。


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移動途中アネブル社を訪問して試作品を使った印象を基本に、原因と対策について打ち合わせしました。前バネレート見直し・前リバウンドスプリング追加を中心に次期仕様を検討します。86/BRZ用GENROMは、色々な状況下で走り込んでセッティングしたASM SPL.データ作りを優先し、通常製品版を売り急がないことにしました。来年の秋完成を目指して、I.S.Designサイレンサーキット(86/BRZ)・SREダンパーキット(86/BRZ)・GENROM ASM SPL.データ(86/BRZ)開発を進めます。ちょっと気にして見て下さい。


<お買い上げありがとうございました>

・ASM ビッグスロットル(FA20)
・ASM スロットルスペーサー(FA20)
・ASM ステンレスナンバーボルト
・ASM エコみたいなバッグ
・ASM カーボンナンバーベース
・ASM サイドエアロスポイラー(WET-CF)
・ASM エキゾーストマニホールド07 2セット
・ASM I.S.Designサイレンサーキット2 2セット
・ASM ビッグスロットル(AP1)
・ASM ビッグスロットル(AP2)
・ASM スロットルスペーサー(AP1)
・SAMCO インテークホース(AP2)
・ASM フロア補強バー 2セット
・ASM フロントレダーバーGT
・ASM リヤタワーバーGT
・ASM トランスミッションステーGT
・ZONE F410 88B
・ZONE R273 88B
・ASM 本革シフトブーツ
・ASM 本革ハンドブレーキグリップ
・SUCCEED SPORTS 強化ブレーキペダルBOX
・ASM フロントテンションバーGT(Z33)
・ASM ラジエタープレート(Carbon)
・ASM I.S.Designエアロボンネット(Carbon)
・ASM フロント強化サブフレームGT
・ASM リヤ強化サブフレームGT
・ASM オートテンショナー&アイドルプーリーキット
・TODA RACING 軽量クランクプーリーキット
・ASM I.S.Designリヤエアロバンパー04 2セット
・ASM 4点ハーネスブラケット
・SACLAM サイレンサーキット(Z33)
・SACLAM サイレンサーキット(Z34)
・SACLAM Tシャツ 2セット
・SACLAM キャップ 2セット
・RECARO RS-G ASM LIMITED Ruby
・RECARO SR-7 ASM LIMITED Ruby
・その他レカロシート 16脚
・ASM ショルダーカバー(新) 14セット
・ASM ショルダーカバー(旧) 2セット


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https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2998


世界中に喧嘩を売る男、その名はHITMAN☆2008


2015年11月筑波テスト 2015/11/12(Thu) 11:59:09
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筑波サーキットで1号車のテストをしました。雨やデフブローで全くテスト出来なかった2014年よりずっといいですが、10月末のテストをキャンセルして、11月もう一度予定していたテストもできないので、今回が12/4に開催されるレブスピード筑波スーパーバトル2015最後のテストです。


【テストメニュー】
・リヤスプリングレート 1000ポンド/900ポンドの選択
・POTENZA RE-71R 内圧決定
・ダンパー減衰、プリロード、車高のセッティング


暗算が得意な坂上さんの皮算用では、今回のテストでUSEDタイヤで58秒台に入り、『ウェイト積むことになりました』と言ってリヤエアジャッキを搭載するつもりだったらしく、(僕も昨日知ったのですが)ボディ加工用の鋼材を既に入手済みでした。


<今回の持ち込みセット>

・TODA RACING 2.38Lエンジン
・10月富士テストから前3o後4o車高アップとリヤバネレートダウン
・エンジンオイル:Castrol EDGE 10W-60
・ミッションオイル:MIDLAND 43R
・デフオイル:RAVENOL(DREXLER LSD 新指定オイル)



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気温も湿度も高く、午前中の二輪走行後の影響で路面コンディションも良くない1本目の走行が始まりました。10月富士テストと比較して、車高をF:+3o/R:4o高くして、バネレートはF:1,000ポンド17.9sf/oのままR:900ポンド16.1sf/oに落としてプリロードを3ターンかけています。



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バネレートは当日コンディションを想定してこれで決めました。加藤選手からは、「ブレーキを抜きながら加速に移るコーナーの立ち上がりで、Front:IN側タイヤの引っ掛かりが欲しい」との要望があったため、Front:rebound減衰を固くしたり前荷重とダウンフォース向上を狙って前車高を4o低くしたところ・・・、



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タイヤのIN側ではなく、ディフューザーのOUT側が路面に引っ掛かってます。


3枠目では2o車高を上げて干渉軽減を確認できたので、12/3の前日筑波走行はこの前車高のまま荷重バランスを考慮してリヤ車高を上げて臨みます。どこかのオイルシールが抜けかけているらしく、クラッチが滑っていました。来週は2.4Lエンジンに載せ替えるので、HEWLAND側ならすぐに対策しないといけません。

「IN側タイヤの引っ掛かりが欲しい」のならリバウンドスプリングがとても効果的だと思ったのですが、引っ掛かって欲しいのはアンダーステアを解消するためで、アンダーステアを解消するならリヤのロール剛性を高めつつフロントのロール剛性を落とすのがセオリーだから、逆にロール剛性を高めるFrontリバウンドスプリングの採用は見送り、減衰調整で対応することになりました。



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タイヤRE-71Rの内圧はミノル教祖のアドバイス通りで、これ以下だとインフィールドで問題なくても最終コーナーではタイヤがヨレるところまで下げました。前日テストでは、この内圧まで下げつつタイヤウォーマーを使用すればベストでしょう。



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3ヒート目途中でピットインして微調整と車両確認したところ、なんと強化イグニッションコイルステーが割れているのを発見しました。リジッドマウント化で得られるメリットはありますが、この3年だけでもあちこち壊れました。戸田レーシング島田さんに連絡したら、10分後には再製作に着手してもらえているようです。

12/3(木)の前日確認走行が終われば、翌12/4(金)はいよいよレブスピード筑波スーパーバトル本番です。2回テストが減ったので空力パーツのテストが未消化ですが、2013年に記録した59秒990を1秒更新して、10年経っても塗り替えられることがないラジアルNA58秒台を目指しています。応援して下さい。


<次回の持ち込みセット>

・TODA RACING 2.4Lエンジン
・ホイール変更 Prodrive GC-05N → POTENZA RW006
・空力パーツ変更 ホイールハウス内処理、フルフラットセンターフロア
・リヤ車高アップ
・エンジンオイル:Castrol EDGE 10W-60 または BILLION OILS 10W-40
・ミッションオイル:MIDLAND 43R
・デフオイル:BILLION OILS 80W-250


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■2015年11月筑波テスト  59秒75/最高速度 192.240km/h

ドライバー:加藤寛規選手
チーフエンジニア:坂上
メカニック:八百


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2015年2月筑波テスト

ビッグスロットルのうま味を引き出すGENROM 2015/11/10(Tue) 16:07:51
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86/BRZ用GENROM ASM SPL.データセッティングを進めています。

ASMとしては、GENROMに「特別な何か」を求めるのではなく、S2000(AP1)機械式スロットルのようなリニアさを狙ったセッティングを要望していて、ストリートからサーキットまで色々な使い方をする86/BRZオーナーさん達の声と合わせて、源さんに再検討を依頼しました。


◇ 純正ECU+純正スロットル 199.8PS/21.1s・m



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テストに協力してくれた源さんのお客様の車両に、ASMビッグスロットルとスロットルスペーサーを装着して体力測定です。ピーク数値は狙い通り向上しており、扱いにくさや不満も特にありません。でも、先日SA浜松:鈴木マネージャーから『ECUで合わせ込みをすればFA20+ビッグスロットルは別物ですよ』とアドバイスされたので、ASM SPL.データの開発に本格的に着手しました。


◇ 純正ECU+ASMビッグスロットル+スロットルスペーサー  201.9PS/21.5s・m



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現在インストールしている最終試作データで記録した出力がこれです。バタフライ径を拡大しても吸気流速が落ちると結果的にアクセルレスポンスが落ちることがあるので対応したマップに変更するとか、3,000〜4,000rpm域のもたつきを解消するとか、問題点を指摘しつつデータ変更を繰り返してきましたが、最新データはゼロから作り上げた別物です。狙ったトルク特性にするためECUが行う制御を見直して、ASMを含めたユーザーの声に対応したものに変更しています。


◇ GENROM ASM Prototype.+ASMビッグスロットル+スロットルスペーサー 207.9PS/21.9s・m



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7月にASMビッグスロットルを装着してくれたBRZオーナーさんにASMビッグスロットル入れ替えのお願いについて電話した時、『GENROM欲しいけど今回購入できますか?』と要望があったので、低回転域の不自然さを解消して間に合わせるつもりでいます。源さんが「ビッグスロットルとセットで売ったら?」と言うぐらい変化していますので、 覚悟して 楽しみにしてお越し下さい。


G.T WORKS GENROM(FA20) 102,600円 <税抜価格95,000円/税額7,600円> 参考作業時間 1.0H


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世界中に喧嘩を売る男、その名はHITMAN☆2008


2015年秋には。 2015/11/07(Sat) 12:41:43
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スポーツ走行シーズン本番に向けて、春の続きを装着中です。



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春に装着したフロントエアロフェンダーに合わせて、幅広化したフロントバンパーに変更しました。開口部を拡大して冷却効率を向上した他、一体化したリップスポイラーが空気を床下に取り込むので、追加したフロントディフューザーの効果がさらに高まります。FRPでもコアマットを入れて強固に成形して走行中の変形を抑え、ダウンフォースを安定させました。


ASM I.S.DesignフロントエアロバンパーIS-11(CFRP) 324,000円<税抜価格300,000円/税額24,000円>
ASM I.S.Design トランスフック  51,840円 <税抜価格 48,000円/税額 3,840円>
ASM I.S.Designフロントディフューザー(FRP)  140,400円 <税抜価格 130,000円/税額 10,400円>


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床下に空気が巻き込むことを軽減するサイドスポイラーも、フロントバンパーとフロントディフューザーの効果を高めます。フルノーマルのお客様でも高速道路で空力性能を体感できますが、フロントディフューザー装着車の方がより効果的なのは言うまでもありません。


ASM I.S.Designサイドエアロスポイラー04(WET-CF) 108,000円<税抜価格100,000円/税額8,000円>


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側面からの巻き込みを減らすと床下の空気がスムーズに流れるのと同じ理屈で、リヤディフューザーを追加するとフロントダウンフォースも増えます。万が一走行中に破損した場合、後方を走行する車のAピラーを切断する程の威力で飛散するので、ダウンフォースを想定してFRP製は設定せずCFRP製のみをラインナップしています。


気になる点を手直しできたらすぐ連絡しますので、楽しみにお待ち下さい。

ASM I.S.Designリヤディフューザー(CFRP)  315,000円 <税抜価格 300,000円/税額 24,000円>
ASM I.S.Designリヤダックテール(CFRP)  64,800円 <税抜価格 60,000円/税額 4,800円>
ASM ドライカーボントランク  205,200円 <税抜価格 190,000円/税額 15,200円>


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サーキットでも重宝する別注ウィング


こだわりのブレーキに、安心・安全をプラス 2015/11/06(Fri) 18:02:02
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英国AP RACING社からVW GOLF6用ブレーキキットが入荷しました。

装着しているProdrive GC-012Lとのマッチングを確認して7月に注文していた商品です。お客様からはASM仕様のクリアアルマイト+ラッカー仕上げでのワンオフ製作を相談されていましたが、ロットの問題でも価格の問題でもなく現状あの仕様はできません。赤と黒の標準モデルの中から、Type-Rを目指していませんが赤を選択です。

効きとリリースコントロールと低ダスト性をバランスしたZONE 88B、S-GT500スペックで圧検後出荷されているASM GOODRIDGEブレーキホース、F1・S-GT500での使用実績もあるブレーキフルードR3、S-GT500チームは使うけど300チームは高くて使わないドライブリードなど、S2000で使って良かったパッケージです。Xmasに間に合わせますので楽しみにして下さい。


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AP RACING Formula Brake Kits  777,600円 <税抜価格 720,000円/税額 57,600円>
AP RACING R3(旧PRF660)Brake Fluid  7,776円 <税抜価格 7,200円/税額 576円>
ZONE 88B(AP RACINGキャリパー対応)  16,200円 <税抜価格 15,000円/税額 1,200円>
ZONE 88B  11,880円 <税抜価格 11,000円/税額 880円>
■ASM GOODRIDGEブレーキホース  価格調整中


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美しいデザインと性能を併せ持つホイール


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