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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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今週末開催する神戸でASM×RECAROフェア 2013年秋に向けて、試乗車のセットアップを進めています。
走行9万kmを超え特に2−3速シンクロ劣化によりギヤの入りが悪化していたので、WPC+DLC処理した純正リビルトミッションを搭載しました。製品版とは異なり、コスト度外視で製作した仕様です。ミッションステーGTも装着しました。
10月にこれを装着した岡山KINGに先週広島で感想を聞いたところ、『スムーズに加速して減速する、まさか動力面でこんな体感できるとは思っていなかった。感動レベル!』と喜んでもらえました。ミッションにしてもファイナルギヤにしても、S2000の弱点と呼ばれる部分の原因は発熱です。熱から防ぐ/熱くなったものを冷やす、それだけではパワーが熱になってしまう無駄な状況に変わりありません。発熱させないことが結果的にパワーアップに繋がります。
■SACLAM S2000トランスミッションAssy+WPC/DLC 420,000円 <税別 400,000円> * ノーマル下取り40,000円 ■ASM トランスミッションステーGT 32,550円
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2534#myu2534
ワンメークレースの粋を街で体験する
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リフレッシュ作業時、『トランスミッション異音の原因と思われる部分をディーラーさんで作業したが解決できない』との相談がありました。残念ながら組むようにしか組めないミッションやデフでも、担当メカニックの知識と経験によって完成度は全く異なります。今の<究極>はASM S2000 GT-12に搭載していたミッションだから作業過程でそれを試着して、異音がなくなることはもちろん、低フリクション化によるスムーズな動きを確認していただきました。
多くのギヤが複雑に噛み合う純正トランスミッションは、力の向きを直角に変えるファイナルギヤセット同様フリクションの塊で、歯当たり部分にWPC/回転部分にDLC加工するのはとても効果的です。TODA Racing 2.4Lエンジン・ASM 強化サブフレームGT・ASM DREXLER LSD、試乗車のサスペンションと排気管など、まだまだ楽しんで下さい。
■SACLAM S2000トランスミッションAssy+WPC/DLC 420,000円 <税別 400,000円> * ノーマル下取り40,000円 ■Castrol Syntrans 75W-90 4,200円/L
6年ぶりにタイヤ交換しました。
銘柄を相談されましたが、グリップが高い低いと言うメディアの評価は多くが新品タイヤ同士の比較です。一般ユーザーにとっては、『半年1年と時間が経過した時の性能やロングライフ性能はどうか』も大切な要素ではないでしょうか。同時にエンジン・ミッション・デフオイルを交換して、S2000らしいフィーリングが復活です。
■MIDLAND Competition 7.5W-40 4,515円/L ■GRPオイル添加剤 5,775円 ■Castrol Syntrans 75W-90 4,200円/L ■Castrol Syntrax 75W-140 4,200円/L ■BS POTENZA RE-11A 215/45-17・245/40-17
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ふるいけれど、楽しさはダントツ
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富士テストから帰ってきました。
快晴/路面温度16度の1セッション目。改造したインナーフェンダーのガムテープ固定部分が剥がれて走行開始後すぐにピットイン、応急処置してコースインしようと走り出した瞬間に赤旗中断、再開後2周でまたマイナートラブルで走行中断しました。前後ディフューザー−センターフロア間にテープを貼っていなかったため、空気が侵入してフロアが剥がれかけたのが原因でした。両方とも空力パーツ改造部分の不十分なセットアップに起因しているので悔やまれます。
油温はRACEPAKメーター(=MOTEC)で105度の時、油温計は少し高い109度を指していました。MOTECは室内に設置したオイルタンク底部に、油温計はもっと厳しいエンジンに直結したオイルブロックに温度センサーを着けているので、この温度差なら予想通りです。つまり、先月は油温130度に達していたと言うことでしょう。決して良くないけど、簡単に対策できないのでこのまま走るしかありません。
そして最大の課題<油圧低下問題>の結果ですが、オイルキャッチタンク配管を見直して臨んだ結果やはり解消していませんでした。そこで予定通り1セッション目の走行を中断し2セッション目をキャンセルして、ダッシュボードを取り外してオイルタンクを交換、同時にオイル量を6.5Lから8.5Lに増量しています。
この作業が今回最大の失敗でした。
今日速く走ることがテストの目的じゃないから、オイルタンクを交換する前にオイル量を2L増量して走行していれば、もっと原因が絞り込めてスッキリした気持ちで終わることができました。先日広島に行く途中で島田さんにもそうするように言われていたにも関わらず、気持ちが焦って正しい判断が出来ていませんでした。とても反省しています。
一方ひとりスッキリしていた加藤寛規選手。結局2周しか計測できなかった1セッション目、油圧のこと・油温のこと・床下やインナーフェンダーから聞こえる異音など、あちこちよそ見しながら前回ベストに近い1分56秒2を記録して、うどんランチがおいしかったそうです。
オイルタンク交換・センターフロア撤去した3セッション目、計測2周目でポルシェ996に引っ掛かりながらホームストレートで抜いて約3年ぶりにベストタイム更新の1分55秒4を記録したからご機嫌でした。さらにコンマ2秒速はマージンがあったし、用意していたブレーキパッドを使えば現状のまま54秒台に突入していたかもしれません。
ドライブシャフトからのグリス漏れ・ABS不調が発生したため、ここでテストを終了しました。
・ ニュータイヤ(1年落ちAD08 ⇒ AD08R) ・ ニューエンジン(2.37L ⇒ 2.4Lオーバー/15ps以上アップ) ・ 破損して外したセンターフロア(カーボンプリプレグ製に変更) ・ リヤブレーキパッド(ZONE 10F ⇒ 08H)
タイムアップ要素をこれだけ温存した今日でさえ1分54秒台が見えました。10度下がる真冬の走行が楽しみです。でも、テストの意味は0.1秒速く走って喜ぶことではなく、課題に対して仮説と検証を繰り返し解決していくことです。
限られた時間と予算だから、複数の仮説を組み合わせて効率よく検証しなければいけません。オイル増量テストをしないまま安易に実績あるオイルタンクに変えたこと、パワステ問題解消のためにABS不調になったときのリカバリーアイディアがなかったことを考えれば1敗1引き分けだから、自分自身のマネジメント不足を痛感したテストでした。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=2531#myu2531
2013年10月富士テスト
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10月富士テストで出た課題解消を目指して、ASM S2000 1号車のセットアップを進めています。
今回のテストで解決/確認したいのは以下の3点です。
(1) トランスミッションを純正からHEWLANDに変更したことに因る純正電動パワステが機能しない。 (2) 長いブレーキング後の右コーナーで油圧が0.2(エンジンブローレベル)まで低下する。 (3) 油温が実測77度に対して油温計で130度に達していた。 (4) 今年のタイムアタックで使用するprodrive新製品GC-05NとNeova AD08Rの性能
(1)は松島電機が探し出したAC5V車速信号をDC5V車速信号に変換する機械で対策できました。
(3)の油温対策は、室内に設置したオイルタンクから油温を取っているのですが、走行中130度を超えることがありました。ピットインしてオイルタンク温度を計測したところ、メーター表示110度/実測77度とかなり差がありました。センサー不良を疑っていますが断定できないため、オイルクーラーコアの入口・出口やオイルタンク底部などにサーモシールを貼り、温度データを集めて分析します。
念のため、オイルブロックを以前使用していた物に戻して油温センサーを取り付けし、追加メーターを装着しました。暖機運転で確認したところ、オイルタンクセンサー(=MOTEC)に対して2.5度高く表示するだけで、オイルの流れを考えると普通です。と言うことは、実際に油温が上がっているのか、油温が高くなるとセンサー感度に不具合が出ているのか?
最も危険な状態なのが油圧低下問題です。この問題は根本解決しなければいけません。今さらエンジンに何か対策するつもりはなく、オイルタンクもやり切った状態です。先日Blogに書いたように疑わしい要素は対策しましたが、万が一原因ではなかった場合、スペアとは言え世界有数のF20C改エンジンをまたブローさせかねません。
今回、もし走行1本目で油圧低下が確認された場合、ASM筑波スペシャルで使用していた既製品オイルタンクに入れ替えます。これで解決するとはとても思えませんが、手ぶらで行って対策が不発だった場合テストを1回無駄にしてしまいます。 セッション間に交換してしっかり固定できるようステーを製作し、セッション間にダッシュボードを取り外してオイルタンク変更に備えて、ステアリングコラム部のカバーを撤去しました。
リチウムバッテリーの+端子にはたくさんの配線を共締めしていましたが、リジットマウント化に因る激しい振動で緩む可能性があるため、個々に固定できるようにターミナルを改造しています。
そして新作ホイールprodrive GC-05Nが届いたので早速テストします。タイムアタックマシンに11年使っているホイールなので性能は折り紙付きですが、スポークのリム部分を脱着することでスポークの長さが変わって見えたり、4本20箇所で1.29kg軽量化できます。強度・剛性・軽量化をどのレベルにバランスできているのでしょうか、とても楽しみです。
■prodrive GC-05N 18X9.5 5-114.3 50 BW for ASM/S2000 special spec
・9.0kg/本 ⇒ 軽量仕様 8.67kg/本
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洗練のデザインとディテールへのこだわり
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11/2(土)〜4(月・祝)の3日間、広島でASM×RECAROフェアを開催してきました。
岡山県の戸田レーシングさんに 休憩 打ち合わせのため立ち寄りました。
まずTODA RACING 2.4Lエンジン GT-13のスペックですが、最高出力で5馬力程度/5,000回転付近で20馬力程度のパワーアップをしていると報告を受けました。GT-08が340馬力以上と言う表記だったので345馬力以上と言う感じでしょうか。吸気システムのチューニング(空気)・市販燃料添加剤に合わせたECUマップ(燃料)・新型イグニッションコイルによる強力な火花(点火)など、基本要素を見直すことによる成果です。
また、今回の開発を通じて発見したいくつかの要素を取り入れて、2つの新商品を提案し、そのコストを計算してもらうことになりました。1つはスーパーGTより前のJTCCレーシングマシンにアイディアをもらったカーボンプリプレグ オートクレーブ成形品、もう1つはリフレッシュを兼ねて体感はもちろん理論と数字を伴った製品です。販売価格・設計コスト・投資金額がどうなるかによって製品化できないかも知れませんが個人的にはとても興味深い内容なので、期待して下さい。
SA広島商工センターでのイベントにはたくさんのお客さんが来てくれました。島根県からプリウスでご来店になりSP-JC ASM LIMITEDをお買い上げ下さったお客様の他、岡山県・山口県・高知県・鳥取県など中四国エリア各地からたくさんのS2000オーナーさんと出会うことができました。
RECARO ASMモデル18脚中・上記SP-JC ASM LIMITED 1脚とSR-7 ASM LIMITED 1脚以外、16脚のRECARO RS-G ASM LIMITED Rubyをご成約いただきました。3年前から変わったASMの物作りの方向性を最初に取り入れた思い入れある製品を、こんなに買ってもらえて嬉しく思います。
金曜日の夜に夕食をとった広島焼き屋さんに、土曜日も日曜日も月曜日も通いました。写真入りお好み焼メニュー5種類を制覇しましたが、全部おたふくソースとマヨネーズ味しか覚えていません。毎晩お好み焼が続くので、Aさん(仮名)は家族とメールする時笑われたらしいです。美味しくて楽しかった。3月にまた行くよ、まりりん。
昨日の朝広島を出発しました。I.S.Designサイレンサーキット2の快適な排気音、ASM SREダンパーキット3WAYフルスペックの安定感ある乗り心地、I.S.Designフロントエアロバンパーによる静かな室内、何よりも体を包み込むRECAROシートのおかげで疲れ知らずの長距離ドライブです(ちょっと疲れたけど)。
夕方5時、横浜関内シシリヤに到着です。平日でも満席が続く人気店ですが、いつも通りの時間に到着してサッといつものピッツァを食べて、広島の時差ボケを直しました。SA広島商工センターに来てくれた皆さん、横浜でいつも会っているS2000のオーナーさん、楽しい時間をありがとうございました。来週神戸で再会しましょう!
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昭和ブルース
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