横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
筑波最速を目指して企画したASM I.S.Designエアロパーツを装着しました。手に入れていたフロントバンパー・ボンネットに、フロントエアロフェンダーとドライカーボンドアを組み合わせ、ドア両側で約20s以上とフロントバンパーでも重いリップスポイラー分ぐらい軽くなったので、速さに効くドライバーの前側で26kg軽量化しています。ASM S2000 1号車との鈴鹿ダブルシェイクダウンに間に合わせました。 ■ASM I.S.Designフロントエアロフェンダー04(CFRP) 552,960円 <税抜価格512,000円/税額40,960円> ■ASM ドライカーボンドア(CFRP) 972,000円 <税抜価格 900,000円/税額 72,000円> お客様は、コース幅が狭い中高速コーナーが連続するコースレイアウトと常にかかり続けるGに驚き、『Super GTが開催されたり追い抜きするとか信じられない』を連呼していましたが、鈴鹿発走行なのにあのタイムは十分格好良かったです。軽量化は何物にも勝る最強の武器だから、多少バランスが崩れても関係ありません。 ホンダ系若手レーシングドライバーの登竜門・童夢F4レースエンジニアのASM応援団長サクシードスポーツ市川さんを紹介したところ、真剣に時には笑いながら何か話していました。あの人が手がけた製品だからお客様に自信を持って薦めたくなる気持ち、分かってもらえましたか?話題に出たセッティング方法も引き出しに入れて、富士スピードウェイの目標タイムに挑戦して下さい。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3464個人レッスン
REVSPEED鈴鹿サーキット走行会で、ASM S2000タイムアタック号をテストしました。 2010年2月に開催されたSuzuka de I heart Honda. でSタイヤの2号車を走らせてから7年10か月、ラジアルNA最速マシン1号車を鈴鹿サーキットに持ち込んで、早くも2018年シーズンに向けたシェイクダウンです。鈴鹿サーキットはパワー・トラクション・エアロダイナミクスを高レベルにバランスすることが求められる世界有数のレーシングコースで、ここで速いHONDAは心から格好良いと感じます。 サクシードスポーツ市川さん・G.T WORKS寺崎源さん・NUTEC中野さんなどお世話になっているチームASMメンバーが見学に集まったり、お客様も一緒にタイヤ交換してくれた緩い雰囲気でしたが、心の中では富士と筑波で作り上げた1号車が鈴鹿でどこまで通用するか期待と不安でドキドキでした。 ステー延長によりミラー本体を翼端板の外に移設して、前フェンダー上面からリヤウィングに向けた空気の流れを整流したり、前ディフューザー翼端板形状を変更してカナード下面の空気流速を上げたり、ディフューザーのタイヤ前方アップスイープ部分にフィンを追加して安定性を向上させたり、筑波スーパーバトルに向けて導入していた空力デバイスは、鈴鹿では間違いなく効果を発揮するはずです。ドライバーは加藤寛規選手、みんなが見守る中1号車はコースインしました。 1ヒート目。エンジンオイルとブローバイが3L近くオイルキャッチタンクに入り溢れて、被害が拡大しました。オイルキャッチタンクは2個/4Lの容量があるのにどうして溢れたのか、今回テスト最大の謎です。G.T WORKS寺崎源さんはサクシードスポーツ市川さんに『タンクの内部形状が悪いんじゃないですか?』と喧嘩を売っていましたが、戸田レーシング島田さんと電話相談した結果、溢れたのは水と保険を兼ねて余分に入れたエンジンオイルだから問題なしと判断して、とりあえず2ヒート目に臨みます。 【12/30追記】 エンジンルーム内タンクにはエンジンオイルが0.5L溜まっていました。オイル混じりのブローバイがリヤタンクと溢れた分で2Lとすれば、計算が合ってすっきりしました。 電動W/Pは全く問題なく水温は安定し、油温も103度で安定していました。ところがギヤ比が全く合ってなく、表も裏もストレートの半分手前でリミッターに当たります。そのままパンパンパンパン・・とリミッターに当たったまま走り続けたところ油温が113度まで上がる場面があったため、アクセルを抜いてクルージングしながら出したタイムは2分16秒922でした。現在のウェットサンプエンジンはトルクバンドが広いため、デフファイナルを4.3から4.1を飛ばして3.9までロング化がベストかもしれません。 2年間筑波テストして作り上げたASM S2000 1号車は、鈴鹿でも十分通用しました。ギヤ比さえ合わせれば3秒速い2分13秒台に中古ラジアルタイヤで確実に入るし、高速コーナーでのフラツキなど筑波の速度レンジでは表面化しなかった問題も分かりました。本気で『1号車でのタイムアタックは終わり』と考えていたけど、新たな課題と目標が見つかったので2018年も走ります。Sタイヤを履いて筑波スーパーバトル本番56秒台/鈴鹿2分10秒台で走る速さを手に入れ、ラジアルでもSタイヤでも日本最速を奪還します。 ■2017年12月 1号車鈴鹿テスト 2分16秒922 装着タイヤ POTENZA RE-71R ドライバー:加藤寛規選手 チーフエンジニア:坂上(ASM) メカニック:阿部(ASM) <ASM応援団> 市川さん(SUCCEEDSPORTS) 寺崎源さん(G.T WORKS) 中野さん(NUTEC) 柴田さん(PROKIDAI)VIDEO この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3463復活前夜
12/26(火)鈴鹿サーキット走行会はシートを変更します。筑波スーパーバトルではRECARO新モータースポーツシェルのドライカーボンオートクレーブ成形CFRPモデル・PRO RACER RMS 2600A を装着して、ラジアルNAコースレコードを更新しました。剛性や形状にこだわり抜いた新型シェルとウレタンパッド化によるインフォメーション伝達性で、従来のPRO RACER SP-Aよりはるかに戦闘力が向上したことを確認しています。 鈴鹿サーキットでは通常FRPモデル2700Gをテストします。開発段階では、カーボンケブラー素材を採用している現行PRO RACER SP-Aと同等の剛性を持っていると聞いています。もちろん限界性能が高いのはCFRPモデルですが、FRPモデルこそ性能/価格のバランスが高いかもしれません。 ■RECARO PRO RACER RMS 2700G(FRP) 156,600円 <税抜価格 145,000円/税額 11,600円> 去年までは、経年劣化によりポリカーボネートウィンドウ表面のガラスコート層がなくなり、湿気が原因でいつも曇ったヘッドライトのような状態になっていました。だから走行前1日かけて磨いていましたが、その手間をなくすために樹脂素材向けハードコートクリア塗装をしたのです。ところがこの判断が大失敗でした。車載映像や写真では分からないですが、まともな視界がない状態でタイムアタックさせてしまったのです。土砂降りの朝、箱根ターンパイクを油膜だらけのガラスにワイパーなしで走る状況を想像して下さい。 鈴鹿サーキットは筑波より速度レンジが高くて暗い部分も多いから、この状態ではまともに走行できません。スタッフ2人がかりで1週間かけて塗膜を剥がしましたが、PRO RACER RMSを装着して確認したところ黄色部分の追加施工が必要と判断しました。加藤寛規選手に負わせたリスクとかかったコスト・時間を『いい勉強代だった』と言うために、鈴鹿に向けて万全の対策を行います。サクシードスポーツ市川さん・PROKIDAI柴田さん・G.T WORKS寺崎源さん・ZFダンパーやDREXLER LSDでお世話になった中野さんが集合します。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3462マイナス0.473秒
ASMで大人気の駆動系リフレッシュ作業をしました。扱いやすさとレスポンスを高レベルにバランスした、ASM Cluch Kit Assyを装着です。しかも今回のお客様はクラッチ補機類に加えてクラッチホースまでASMステンレスメッシュホースに交換して、まさにフルスペックになりました。朝6:40頃、新横浜に向かうため東急東横線に乗っていたら同じ車両にHITMANが乗ってきたことも、何かの縁かもしれません。 試乗車で十分魅力を理解していたつもりでも、愛車で体感すると感動レベルが違ったらしく、2017年価格ASMエキゾーストマニホールドZircotec最後の1本、ASMビッグスロットル+スロットルスペーサー、ASM G.T WORKS GENROMを追加注文いただきました。2018年1月末頃入荷しますので、楽しみにお待ち下さい。 ■ASM Cluch Kit Assy 162,000円 <税抜価格 150,000円/税額 12,000円> ■ASM ベアリングガイド 7,884円 <税抜価格 7,300円/税額 584円> ■ASM レリーズベアリング 18,360円 <税抜価格 17,000円/税額 1,360円> ■ASM レリーズフォーク 16,200円 <税抜価格 15,000円/税額 1,200円> ■ASM クラッチスレーブシリンダー 12,960円 <税抜価格 12,000円/税額 960円> ■AP RACING R3 Brake Fluid 7,776円 <税抜価格 7,200円/税額 576円> ■ASM ステンレスメッシュクラッチホース 12,960円 <税抜価格 12,000円/税額 960円> ■ASM トランスミッションステーGT 33,480円 <税抜価格 31,000円/税額 2,480円> この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3461宝石のように青く。
大阪に出張していたG.T WORKS寺崎源さんと待ち合わせ、TRACY SPORTSを訪問です。 現在のTRACY SPORTSと言えばS耐レーシングガレージとして有名ですが、2002〜2005年頃は筑波スーパーバトル参加車両のエンジニアリングや製作/メンテナンスをされており、当時から兵頭社長・チーフエンジニア山本さんは懇意にしてくれました。今思えば、レース界のスポーツマンシップ資質を持っていたから、駆け出しだったASMにも気持ち良く接してくれたのでしょう。 G.T WORKS寺崎源さんとTRACY SPORTS山本さんは初対面だと聞いていたのに、実は以前会っていたとお互いカミングアウトしていました。当時TRACY SPORTSのECUを手がけていたECUエンジニアの使いの者として、源さんはTRACY SPORTSを訪問したことがあったそうです。世間は狭いと言いますが、三角形の頂点に近づいて行くほどますます狭くなるのは当然かもしれません。 TRACY SPORTS兵頭社長と山本さん、ASM with G.T WORKS寺崎さんと金山、久しぶりに再会したラウダダ・カンパニー長尾さんを交え、S2000やECUセッティングの近況についてたっぷり2時間楽しく話しました。横浜を通過する時は、ぜひまた 千葉・・・ ASMにお立ち寄り下さい。 この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3460一瞬で、S2000の圏外へ
千葉県からご来店になり、AP2純正ECUにASM G.T WORKS GENROMをインストールしました。エンジンを保護するための完成された補正・フィードバック機能を持つ純正ECUに、サーキットでの走行テストと街乗りでの実走セッティングを1年間通じて行った、ASM with G.T WORKSの自信作です。 MOTECなどフルコンの方が、最新のマイコン(CPU)や回路だからトリプルコアで処理スピードも速く、よりアナログに近い細かい処理が出来たり、ファームウェア部分や各種補正・フィードバック処理・噴射タイミング・閉角制御など制御方法が純正と違うことも関係しているせいか、同じ空燃比・点火時期でもパワーが出ます。その代わり季節・走る場所でのデータ取りを必ずしなければいけません。純正ECUベースかフルコンか、お客様それぞれの使い方にベストな選択をして下さい。 ■ASM G.T WORKS GENROM(AP2) 102,600円<税抜価格 95,000円/税額 7,600円> ・VTEC切り替え回転数 <高負荷> 設定:5,200rpm/復帰:5,000rpm <低負荷> 設定:6,200rpm/復帰:6,000rpm ・REVリミット8,600rpm ・速度リミッター変更済み この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3459もう一歩S2000に踏み込むための制御パーツ
REVSPEED筑波スーパーバトル2013でラジアルNA1分切りを支えた、ASMフロントバンパーを装着しました。04バンパーをベースにロングノーズ化・ワイド化・ラジエーター開口部大型化すると同時に、床下に向かう空気の流れをスムーズにするためのリップスポイラーまで一体成型した空力デザインが特長で、軽量・高剛性を両立したCFRPモデルを選択です。 ワイド化もCFRPボディパーツも一般的ではなかった2004年当時、ASMはワイド化したドライカーボン・オートクレーブ成形エアロパーツを商品化して、一般ユーザーに販売していました。ホイールサイズ選択を考慮すれば+10mmワイド化したいですが、それに伴いヘッドライトが埋もれてボヨーンと膨れたデザインになることを我慢できませんでした。ASMの本籍はストリート。街の風景に溶け込むデザインを両立しなければいけません。 ■ASM I.S.DesignフロントエアロバンパーIS-11(CFRP) 324,000円<税抜価格300,000円/税額24,000円> ■ASM I.S.Design スラストスポイラーGT-12 129,600円 <税抜価格 120,000円/税額 9,600円> ■ASM I.S.Designフロントエアロフェンダー04(CFRP) 552,960円 <税抜価格512,000円/税額40,960円> ■ASM I.S.Designフロントインナーフェンダーブラケット 32,400円<税抜価格30,000円/税額2,400円> フロント部には上記の通りASMの物語と歴史が集約されていますが、リヤ部も負けていません。昔一度お断りした、タイムアタック専用カーボントランクウィングセットを装着です。S2000向け空力パーツの最高峰と言える製品で、実績のある翼断面デザインを持つウィング本体を、強固なトランク差し込み式ステーに装着することにより、安定したダウンフォースと超高速域での低ドラッグを両立しました。 ■ASM I.S.Designリヤエアロバンパー07 129,600円 <税抜価格 120,000円/税額 9,600円> ■ASM I.S.Designリヤウィング GT-09+トランク 972,000円 <税抜価格900,000円/税額72,000円> ■ASM I.S.Designリヤダックテール(CFRP) 64,800円 <税抜価格 60,000円/税額 4,800円> この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3458積年の夢。 Powered by ASM.
ASMで人気メニューのクラッチ関係リフレッシュのため、千葉県からご来店です。純正クラッチディスクと同じ構造にすることでデートする時もスムーズに街乗りできるのに、高い入力トルクに対応することも可能なASM Cluch Kit Assyを装着しました。レリーズベアリング・ベアリングガイド・レリーズフォーク・スレーブシリンダーにはWPC処理したASM製品を組み合わせて、新車とは比べ物にならないスムーズな操作感を手に入れることが出来ます。ASM辻さんクラッチ最大の魅力は、自然さ(=存在感のなさ)と言えるかもしれません。 ■ASM Cluch Kit Assy 162,000円 <税抜価格 150,000円/税額 12,000円> ■ASM ベアリングガイド 7,884円 <税抜価格 7,300円/税額 584円> ■ASM レリーズベアリング 18,360円 <税抜価格 17,000円/税額 1,360円> ■ASM レリーズフォーク 16,200円 <税抜価格 15,000円/税額 1,200円> ■ASM クラッチスレーブシリンダー 12,960円 <税抜価格 12,000円/税額 960円> ■AP RACING R3 Brake Fluid 7,776円 <税抜価格 7,200円/税額 576円> この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3457判断基準は 「純正と同じか難しいか 」
ラジアルNAコースレコードを更新を目指して、REVSPEED筑波スーパーバトル2017に参加しました。 <2017年仕様の変更点> (1)EWP本体をDAVIES CRAIGからトヨタ純正改に変更 (2)EWP制御を手動ON/OFFスイッチからDAVIES CRAIGに変更 (3)自社でのテスト結果に基づき風流・空力対策 (4)ラジエーター・オイルクーラー小型化 (5)電動パワステ作動安定のため車速パルス発生装置を製作 (6)前ポリカーボネートウィンドウ表面をクリア塗装して視界確保RECARO本社から届いた新モータースポーツシェル、PRO RACER RMS を装着して臨みます。 走行時間17分の1ヒート目。去年のタイムアタックで使用した中古POTENZA RE-71Rでスタート後、5分(計測2周)で改造箇所の状況を確認しました。電動ウォーターポンプはトラブルなく水温70度・油温101度で安定しています。電動パワーステアリングの作動など(1)から(5)まで問題なしと判断してピットイン、タイヤウォーマーで温度管理したニュータイヤにわずか90秒で交換して再びコースに戻りました。 ところがアウトラップ後も1分1秒台とタイムが上がりません。原因は(6)クリア塗装したポリカーボネートウィンドウに因る視界不良でした。停車している時は少し見にくい程度ですが、走り始めると前方車のテールランプが4つに見えたり、コースと縁石の繋ぎ目さえも見えない状態だったそうです。でも加藤寛規選手は賭けに出て、タイヤの良い所が終わる前にタイムアタックに入ります。 走行開始9分30秒を経過して残り6分半を切った計測4周目。ラジアルNAコースレコードを更新する58秒419を記録、連続してタイムアタックして58秒308を記録しました。去年の58秒927から0.6秒も大幅タイムアップです。ベストベストで想定していた58秒5さえも上回る好タイムに、ASMピット内から歓喜の声が止まりません。 2017年は、去年のセクターベスト58秒6を記録するため車の完成度を高めるチューニングしかしていません。タイヤ銘柄/サイズ・車高・減衰まで2016年のタイムアタック本番と全く同じセッティングで持ち込んだのに、コースレコードを0.6秒以上更新できました。トラブルだらけのシェイクダウン後、ぶっつけ本番でフロントガラス視界不良まで背負わせてしまい、加藤寛規選手には申し訳なかったです。 2007年からサーキットに取り組み始めた1号車の完成度は、ついに2号車に並んで超えるレベルに到達です。加藤寛規選手のコメントによると、今SタイヤADVAN A050に履き替えれば、2006年に記録した2号車のNAチューニングカーコースレコード57秒398を更新して、56秒台に入っていた可能性がありました。 1号車製作と同時に取り組んできたのはチーム体制作りです。2006年に坂上さんをチーフエンジニアとして迎え、チーフメカニックに成長した八百と新加入メカニック阿部がコンビを組み、電気マネジメントは全て松島さんが行いました。車両製作から当日走行まで行えるチーム体制が完成です。ワールドタイムアタックWTACから帰国したS15シルビアのアンダー鈴木さんやNOB谷口選手の話を聞いて、10年かかって作り上げたASMチームと1号車で、世界に挑戦してみたいと強く感じました。ASM S2000で何を目指すのか、やりたいこと/やるべきことを考えて出す結論が自分自身も楽しみです。 ■ASM筑波スペシャル2017チームメンバー ドライバー:加藤寛規選手 チーフエンジニア:坂上(ASM) チーフメカニック:八百(ASM) メカニック:阿部(ASM) 電気マネジメント:松島(ASM) エンジンマネジメント:田原さん(戸田レーシング) 写真:田中(TANAKA) 総合プロデューサー 金山 公式タイム 58秒308(ラジアルNAレコード更新)OP-FRクラス5位/総合8位 公式最高速度 188.745km/h 装着タイヤ POTENZA RE-71R VIDEO この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=34565連覇
12/7(木)に開催される、REVSPEED筑波スーパーバトルに向けたセットアップが完了しました。 2016年仕様は、ラジアルタイヤPOTENZA RE-71Rとウェットサンプ戻しによる出力低下と引き替えに1kg軽量化したNAエンジンを組み合わせ、58秒927を記録しました。2017年仕様では完成度を高めるため、新パーツ追加と作り込みに取り組んでいます。 2017年仕様ではトヨタ純正EWP改に変更します。DAVIES CRAIG EWP115を継続すればトラブルは起きない代わりに、新たな挑戦をしていないので進化できません。9月筑波テストでトヨタ純正EWP改は2回停止しました。 (1回目)ヒューズが飛んで電動ウォーターポンプ停止 (2回目)電動ウォーターポンプ本体が破損して走行中止 ASM側では、(1)はヒューズ容量アップ(2)はエンジン振動を受けにくい位置に固定して対応しようと考えていましたが、戸田レーシング島田さんは10/31のASM Blog画像 を見て(1)の原因を思いつき、その対策をしたのがこの写真です。分かりましたか?答えを聞くと簡単なことですが、要するに気付けるかどうかです。 ヒント:トヨタ純正EWP改の吐出力が高いことの証明かもしれません。 電動パワステは、電源ONすると常に車速パルスを発生する部品を新規製作して、イグニッションONでパワステが効くように仕様変更しました。オイルクーラーコアを小型化したところ油温が高かったので、-5℃狙いでコアを大型化していますが、ラジエーター・オイルクーラー共に去年より小型化しています。燃料ホースをアールズ製からGOODRIDGE製に変更したりオイルキャッチタンクを新規製作/移設して、信頼性を向上しました。 前ポリカーボネートウィンドウを外して表面の曇りを磨いてクリア塗装したり、取り外せる細かな部品を撤去して2.7kgも軽量化しました。簡易風流テストしてフロントバンパー開口部への空気の流れを改善しつつ、ボンネット排気ダクトの二枚刃を外しました。オイルクーラーとラジエーターへの導線を明確に分けつつ隙間を埋めて、無駄なく冷却できるようにしています。その他、リヤウィングの効果を引き出すためドアミラーを外に延長したり、カナードの効果を引き出すためにフロントリップ翼端板の形状を変更しました。 明日RECAROから届く新型モータースポーツシェル・PRO RACER RMS 2600Aを、加藤寛規選手とシート合わせしたポジションに装着すれば完成です。NA最速と言う大きな使命を持ちつつ話題性を詰め込んだけど、各部の軽量化にこだわった効果で去年と全く同じ重量に収まりました。12/7(木)の結果を楽しみにして下さい。【コーナーウェイト測定データ】 CLEARWAYS BBS+RE-71R 285/30-18 ◇ Dr. OUT 1,029.0s ← 2015年:1,029.0s ← 2014年:1,046.5s (左前)272.5 (右前)258.5 RIGHT:519.5s/50.4% (左後)237.0 (右後)261.0 Front:531.0kg/51.6%◇ Dr. ON 1,090.5s(+61.5s) (左前)277.0 (右前)277.0 RIGHT:566.5s/51.9% (左後)247.0 (右後)289.5 Front:554.0s/50.8% この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3455流行の対極
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