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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。


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16年目のリフレッシュ 2018/03/29(Thu) 12:17:34
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2号車で2003年〜2008年シーズン・1号車で2011年〜2017年シーズン使い続けたCUSCOピロボールブッシュが、Attack筑波2018で破損しました。ラジアルタイヤのグリップ性能は15年前のSタイヤに匹敵するレベルまで到達しており、長期間壊れなかったのは加藤寛規選手の運転技術のおかげかもしれません。破損個所以外のピロボールも全て一新します。品質と実績からCUSCO製とスーパーナウ製を選択しました。2013年から使用しているASM強化ドライブシャフトも、分解・点検・洗浄→グリス交換します。


■CUSCO Ftロワアームブッシュ フロント側  20,520円
■CUSCO Ftロワアームブッシュ リヤ側  44,280円
■CUSCO Rrコントロールアームブッシュ  24,840円
■CUSCO Rrロワアームブッシュ フロント側  24,840円
■CUSCO Rrロワアームブッシュ リヤ側  24,840円
■CUSCO Ftアッパーアームブッシュ  36,720円
■CUSCO Rrアッパーアームブッシュ   36,720円
SUPER NOW フロントロアーアーム ショック取り付け部 16,200円
ASM 強化ドライブシャフト  198,720円<税抜価格 184,000円/税額 14,720円>


この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3513


匠技

ふら♪オレンジ号を斬る 2018/03/09(Fri) 14:45:51
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出典:富良 十六(ふら♪)さんSNS

2017年12月。オレンジS2000のプライベータ―ふら♪さんが、ASM S2000 2号車の筑波スーパーバトルNAチューニングカーレコード57秒398を57秒376で破りました。 負けず嫌いの 敬意を表したASMは急遽参戦したAttack -2018- Tsukuba Championshipで57秒051を記録してS2000 NA最速を奪還し、今シーズンのタイムアタックを終了します。

ふら♪オレンジ号の筑波サーキットセクター3は驚きの速さで、九州男児NSXが記録したセクタータイムと800馬力トップフューエルS2000ターボのボトムスピードを超えています。来シーズンに向けて、ふら♪オレンジ号がAttack筑波2017で記録した57秒503と、ASMがAttack筑波2018で記録した57秒051を比較しました。


ふら♪オレンジ号  ( )内はASM S2000 1号車

57秒503(57秒051)

Sec.1 23.765(23.339)
Sec.2 23.889(23.529)
Sec.3 9.829(10.123) *九州男児NSX 9.869秒

最高速度 174.362km/h(189.640km/h)
最終コーナーボトム 149km/h(134km/h) * トップフューエルS2000RR 148km/h


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最終コーナーのボトムスピードは1周の中で最も計算値と実測値に差が出にくいので、以下のように計算可能です


@ 遠心力(外向きの力)を求める公式 F=m×V²/R

A クーロンの摩擦力(遠心力と釣り合う内向きの力)の公式 F=μ×(mg+DF)




ボトムスピードの瞬間は前後加速がなく、等速円運動と見なすことができるので、@=Aが成立する。


m×V²/R=μ×(mg+DF)


どのパラメーターが支配的なのか判断しやすくするため、V=の形に変形しました。


V=√μ×R×g+μ×R×DF/m

摩擦係数μはタイヤが同じなら変わりません。最小回転半径Rも同じ、重力加速度gもどこまでも同じだから、変化する要素は質量mとダウンフォースDFです。1,019sから50sとか非現実的軽量化より、ドラッグを無視すれば様々なアイディアがあるダウンフォースへの取り組みが最も効率的なことが一目瞭然です。




V(速度)からDF(ダウンフォース)を逆算し、見やすくまとめました。ふら♪オレンジ号との大きな違いは、ダウンフォースで間違いありません。倍以上違うはずです。ダウンフォースを増やせばボトムスピードの差は減っていくはずですが、ドラッグとトレードオフの関係にありますので、筑波だけではなく鈴鹿や富士でもNA最速を目指すASM S2000 1号車の場合、やみくもに増やせば良いと言うものではありません。

来シーズンは5s(0.5%)軽量化してボトムスピードは134.442 km/h→134.48 km/h、さらにフロントディフューザー形状とリヤウィング装着位置変更によりダウンフォース10%アップを実現できれば134.48 km/h→135.314 km/hになります。昨日判明した、根本的に間違えたアライメントデータを修正してトラクション性能を取り戻しダウンフォース増強と軽量化すれば・・・筑波56秒台/鈴鹿2分10秒台が見えました。



この記事のURL
https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=3505


2015年10月富士テスト 〜 ラジアルNA筑波最速のカギは空力 〜


次は56秒台?そういうことじゃなくて・・・ 2018/03/02(Fri) 13:43:09
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Attack筑波のセットダウンをしていたところ、MTステー取付部に車内側からも鮮明に確認できるヒビ割れを発見しました。2013年に加工して5シーズン耐えましたが、エンジン/ミッションをリジッド化したことに因るトラブルがこんなところに顕在化です。鈴鹿で4シーズンもスポーツ走行して問題なかった2号車のマウント方法再現など、再発防止と耐久性向上を兼ねた修理をしなければいけません。

カーボンプロペラシャフトのボールジョイント部にガタつきが出始めました。メンテナンスを怠るとシャフト破断など重大トラブルに繋がる可能性もあるため、ボールジョイント交換とAP1用8mmからAP2用10mmへのボルト径アップを検討しています。左前ピロボールの緩み修理を機会に、15年前から2号車で使っていた各アームとピロボールを一新します。戸田レーシング島田さんからは、『MOTECロガーデータを検証した結果、問題なし』と連絡がありました。


この記事のURL
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一瞬の動きに追従する臨場感と鮮鋭感

ADVAN A050/A052 車載映像 2018/02/28(Wed) 11:58:03
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ASM YouTubeに、Attack -2018- Tsukuba Championshipの車載映像を公開しました。
1コーナーや1ヘアの芝生から湯気が立ち上って幻想的です。






ADVAN A050 57秒051 (Sec.1 23.339 Sec.2 23.529 Sec.3 10.123)


濡れた2ヘア縁石に乗って滑ったり、最終コーナー縁石を超えながら踏み切った影響で、わずか計測2周なのにリヤタイヤのブロックが削れていました。当日は縁石が濡れていたにせよ気温は低く、エンジンが回ったまずまずのコンディションでした。現状のバランスを崩さず狙って5/100秒を削るチューニングをして、REVSPEED筑波スーパーバトルでのNAチューニングカーレコード大幅更新となる、56秒台を狙います。

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ADVAN A052  57秒935 (Sec.1 23.869 Sec.2 23.853 Sec.3 10.213)


POTENZA RE-71Rに対する刺客として横浜ゴムが開発したラジアルタイヤADVAN A052で、同じく計測2周後のタイヤ画像です。ラジアルNAチューニングカー最速タイム58秒308を0.4秒近く更新して、57秒台に突入しました。筑波スーパーバトル2017のロガーデータと比較すると、A052の方があらゆる場面で少しずつグリップが高く、RE-71Rでの前後バランスと比較すると特に前タイヤのグリップが高く出る傾向があります。ADVAN A050でも同様だったので、タイヤメーカー毎の特性違いかもしれません。

A052が速過ぎるからA050 Mコンの存在価値が否定されると聞いて興味ありましたが、ASMの過去データと照合するとA050 Mコンの方が多分速く連続周回できるから、それぞれに存在価値があると考えています。でもラップタイムを見ると大きな差はないし、A052で練習走行してA050でアタックしても問題ないでしょう。事実今回の最速タイムは、POTENZA RE-71RセッティングのままADVAN A050とA052に履き替えて記録しました。

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マイナス0.473秒


Attack -2018- Tsukuba Championship 2018/02/25(Sun) 16:26:40
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今シーズン最後のタイムアタックとして、Attack -2018- Tsukuba Championshipに挑みました。


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今回のターゲットタイムは、ASM S2000 2号車が記録した筑波スーパーバトルNAチューニングカーレコード57秒398を破ったプライベータ―の57秒376でした。走行開始前に出始めた濃霧に包まれ濡れた縁石は滑り、コースコンディションも加藤寛規選手の表情もどんどん悪化していきます。



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1回目のスーパーLAP枠は56秒台を目標にSタイヤADVAN A050を履いてS2000/NA最速を奪還し、2回目のスーパーLAP枠は57秒台を目標にラジアルタイヤADVAN A052に履き替えてラジアルタイヤ/NA最速タイムを更新する作戦?でしたが、短時間で必要な温度まで上げることができる従来のウォーマーと、Attack青木さんが手配してくれたタイヤウォーマーを組み合わせて対応しました。



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<公式タイム>


ADVAN A050 57秒051 S2000 NA最速レコード奪還

ADVAN A052 57秒935 ラジアルNA チューニングカーレコード更新





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S2000のNA最速を奪還し、筑波スーパーバトル2017で記録したタイムも大幅更新し、ラジアルNA最速の57秒台に入れることができました。アウトラップ−計測1周目―計測2周目―インラップ×2枠しかないのに、事前テストなくPOTENZA RE-71RからADVAN A050/A052に履き替えて、ターゲットタイムをクリアです。


筑波スーパーバトル以降の追加製作パーツ

(1)センターフロアフィン・・・SUPER LAPで装着
(2)センターディフューザー延長・・・SUPER LAPで装着
(3)リヤディフューザー延長・・・重量増ほどメリットがなく不採用(再テスト)
(4)スタビリンク・・・現状スタビではセッティングが崩れたため不採用



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ARVOU緑号/白号のサーキットメンテナンスに来ていたアルボー柴田さんと話しました。結果だけ見るとASMの0.5秒遅れですが、ARVOU緑号も一度はASMのタイムを破ったオレンジ号も、タイムアップに最も効果的なワイド化をほとんどしていません。もし超ワイドボディエアロパーツを装着していたら、さらに僅差だったかもしれない速いS2000でした。 ASMのお客さんが15年前から懇意にしていたTop Fuel Racing熊木さんとも挨拶できたので、次回GENROMフェアの後G.T WORKS 寺崎源さんとTFRを突撃訪問して、Adaptronicを営業します。



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Attack筑波2018のNAクラスでは3位でした。1位は3ローターNAのFD3S RX-7が記録した55秒595、2位は車重700kg台まで絞ったEG6シビックの56秒546、初参戦のASM S2000 1号車はNAクラス3位でした。速ければ格好いいのがチューニングカーの基本ですが、熱くなってもムキにならずNAのF型エンジンと純正ベースのサブフレーム・サスペンションアームのままタイムを出す選択こそ、ASMらしいかもしれません。

来シーズン、まずは狙って56秒台に入れることが出来る車作りに取り組み、Attack筑波だけではなくAttack鈴鹿でも記録更新を目指します。本気で喜んだり驚いたり悔しがったり笑ったりしながら純粋にタイムを追求するAttackの空気感を、お客様にも伝えていきたいと思いました。






■2018年2月 Attack -2018- Tsukuba Championship

ADVAN A050  57秒051 (Sec.1 23.339 Sec.2 23.529 Sec.3 10.123 189.640km/h)
ADVAN A052  57秒935 (Sec.1 23.869 Sec.2 23.853 Sec.3 10.213 189.773km/h)

ドライバー:加藤寛規選手
チーフエンジニア:坂上(ASM)
チーフメカニック:八百(ASM)
メカニック:阿部(ASM)



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一瞬で、S2000の圏外へ
マイナス10s 2018/02/22(Thu) 15:10:21
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今週末のAttack -2018- Tsukuba Championshipに向けて、1号車のセットアップが完了です。

筑波スーパーバトル2017はPRO RACER RMS CFRPモデルを装着して1029kgでしたが、今回は1.4kg重いFRPモデルを装着したのに10kg軽量な1,019kgしかありません。ここ数年、エンジンウェットサンプ化・電動ウォーターポンプ化・ラジエーター&オイルクーラー小型化・ASM sabelt4点ハーネスや軽量ベルハウジングなど各部軽量パーツ製作・タイヤ銘柄変更・オイル量見直しなど軽量化を徹底した結果、GTエアロパーツになった2006年以降で(たぶん)最軽量になりました。


◇ Dr. OUT 1,019.0s

(左前)270.5 (右前)256.5  RIGHT:515.5s/50.6%
(左後)233.0 (右後)259.0  Front:527.0kg/51.7%


◇ Dr. ON 1,082.0s

(左前)285.5 (右前)275.5  RIGHT:561.5s/51.9%
(左後)244.0 (右後)286.0  Front:561.0s/51.8%


 * シート:RECARO PRO RACER RMS 2700G
 * タイヤ:ADVAN A050(GS)295/30-18


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軽量化なら、いつでもどこでも効果的
ADVAN A052 2018/02/14(Wed) 16:15:54
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2/24(土)のAttack -2018- Tsukuba Championshipでモニターする、ADVAN A052が届きました。

ADVAN A052は、POTENZA RE-71Rに対抗する横浜ゴムのスポーツラジアルタイヤです。コンパウンドや溝の浅さ等の組み合わせが絶妙だった影響なのか狙い以上の性能が出てしまい、ライバルのPOTENZA RE-71Rはもちろん、兄貴分であるSタイヤのADVAN A050(M)さえもタイムで凌駕していると聞いて興味を持っていたところ、Attack主催者である青木さんから体感モニターをご提案いただきました。心遣いに感謝します。

左からPOTENZA RE-71R・ADVAN A050・ADVAN A052です。9時台に行われる走行ではA050(GS)とA052を履いてSタイヤとラジアルタイヤのタイムアタックを行い、目標タイムをクリアできたらインターバル中に空力パーツの追加と前後バネレートを変更して、15時台から始まる2回目のタイムアタックにもう一度新品ADVAN A052で挑むことにしました。


* 外径・重量はASMでの実測値です

ASM S2000タイムアタック号にとってはもちろんハイグリップで、車高を下げても路面とディフューザー/タイヤとインナーフェンダーの干渉を抑えるために外径は小さく、軽量なタイヤが良いです。2015年3月富士テストで履いたADVAN A050 265/35-18の外径は644mmでしたが、前ジャッキアップポイント車高は47mmで筑波スーパーバトル時のセッティングより1mm低く、懸念していた外径の大きさは問題にならないかもしれません。



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2015年10月富士テスト 〜 ラジアルNA筑波最速のカギは空力 〜


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