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横浜市中区、楽しい自動車生活を創り出すお店<ASM>をプロデュースしています。S2000・RECAROを切り口に、色々な話題をお届けします。
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今週土曜日、岡山のKINGがご来店になります。今回の目的はASMメンテナンスキャンペーン。エンジン・ミッション・デフオイルメニュー一式と、ドライブリード装着済みAP RACINGブレーキキットのカッコいいエア抜きで高速道路代が元取れる予定です。
もうひとつの目的は、ASMカーボンプロペラシャフトの購入です。岡山のKINGは日々の生活にもS2000を使っているので、保安基準適合外になるわけには行きません。今まではサーキット走行用のタイムアタックマシンに何本か販売してきましたが、今回は公道使用のため必要な改造申請手続きを行いました。書類作成と通知発行はASM(横浜陸事)で、実際の申請手続きは戸田レーシング(岡山陸事)で分担して行うことになりました。昨日、横浜陸事での申請受付は無事完了しました。後はこの書類を持って陸事に行き、申請と装着物の照合を完了すればOK。1台のS2000につき1通の結果通知が出るので他のS2000で流用することはできませんから、文字通り自分だけの特別なアイテムになりました。
9(土)のランチはBARK FARM、10(日)のブランチカフェはCAFE Elliott Avenueに行きましょう。金曜日に四国からやってくる木村さんと一緒に、岡山からの無事同着をお待ちしています。来週はノバ・エンジニアリング株式会社 取締役 中村さんがASMにご来店予定です。今回の公認取得手続きのためいっぱい協力していただきました。ついでに日本を代表するS2000大好き芸能人が使ってくれているぺラシャが2度もトラブルを起こしたから、その徹底的な原因究明をお願いしなきゃ!
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1553#myu1553
KING SELECTION 2008 Summer vol.2
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引き続き、今日はASM DREXLER LSD組み付け作業を継続しています。昨日の記事と重複しますが、ランプ角設定はSタイヤで筑波57秒・鈴鹿2分11秒のASM筑波スペシャルも、RE-11で筑波1分1秒・富士1分55秒のS2000 1号車も、純正トルセンみたいな存在感のなさとさえ評価されるお客様に販売している市販品も全く同じです。
あえて違いを書き出せば、缶ビールのアルミ缶を切り開いた薄いスペーサーを1枚入れて、イニシャルトルクを5kg程度かけているぐらいでしょうか。筑波スペシャルでは当初CUSCO製LSDを装着していましたが、製品スペック8kgのイニシャルトルクではレスポンスが不十分だったため、12kgのイニシャルトルクをかけて使用していました。これは日常使用も前提に含まれる市販品をタイムアタックに特化した車両に採用する上で自然なのかもしれませんが、注目して欲しいのはDREXLER LSDとの違いです。
筑波57秒398、鈴鹿2分11秒753と言うタイムは何か1つの要素を特化しただけでは達成できないタイムであることは走ったことのある人ならご理解いただけるでしょう?TODA RACINGのプライド、チャレンヂの造形、加藤寛規選手のプライド、それら全てに応えるために一切妥協せず作り上げました。同じ製品を、1号車にも、3号車にも、お客様にもお届けしています。すごく自然な乗り味と向上したトラクション性能を実感したお客様の驚く表情がとても楽しみです。
■ASM DREXLER LSD 735,000円
今日のランチはASMから徒歩5分、新山下のBARK FARMに行ってきました。

徒歩5分だけど、クルマで移動。生還後ずっとお会いしたかった田中ミノルさんに、こだわりの愛車スイフトで連れて行ってもらいました。サーキット走行に向けてすごくハードなセッティングになっていると言うことでしたが、ダンパーやスプリングのセットの方向性ぐらい理解できるだろう考えて、過度な期待をせずに乗ってみました。
・・・おっ・・・♪
記憶にあるTM-SQUAREのサスキットは良く言えば軽快、でもMINIに乗っていたボクの本音は薄っぺらい印象でした。ミノルさんに『いいでしょ?いいでしょ〜?』と自信満々に感想を聞かれた時、良いと感じたからBLOGや言葉で褒めたとしても、心が感動する程じゃなかったです。でも今日は全然違いましたよ。本気でSWIFTが欲しくなった。SACLAM管はTM-SQUAREブランドでリリースされているし、RECAROは選び放題だし、ZONEのブレーキやYHPERCOスプリングの合わせ込みはミノルさんがやってくれているし、S2000やMINIで散々無駄遣いしたテストした過程を省いて、買ったその日から安心して楽しむことができますから。
もう少ししてボクがもっと元気になった時、TM-SQUARE・HYPERCO・ZONEのイベントを企画するから相談に乗ってくださいね。スーパーオートバックスでのイベントみたいにドッカーンとお客様を集める力はASMにはありません。でも、ミノルさんユーザーさんがじっくりコミュニケーションを取れる場を提供することはできます。1人でもたくさんのスイフトオーナーさんにTM-SQUAREの魅力を知って欲しいな☆
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1548#myu1548
TM-SQUAREスイフトにじっくりと乗ってみました
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福岡出張の目的は、オートバックスセコハン市場福岡桜丘店でS2000オーナーの古庄さんと会うことでした。ASMができるよりずっと前、2002年頃初めて出会いました。雨が降る寒い日、当時ボクが勤めていたセコハン市場藤沢橋店にレカロシートを買いに来てくれたことがきっかけでした。そこで見た当時のASM S2000 1号車に衝撃を受け(たそうです)、傘を差したまま3時間ほど車の隅々まで見ていたと思ったら、2Fのレジカウンターまでテクテク上がってきて言いました。
『同じにして下さい。』
・・・???・・・。当時のボクには言葉の意味が分からず心の底から大混乱していたことを、今でもハッキリ覚えています。当時フル無限仕様だった自分のS2000に何を装着していたか全く分かっていなかったので、一緒に順に書き出して出た金額が231万円。同じにする意味が分からなかったので買い物を全く薦めなかったです。『考えます』と一言残して古庄さんがお店を出た20分後、全額持ってすぐにご来店になりそのままご注文。札束の帯にはその日の日付が入っていたような・・・考えるじゃなくて、お金下ろしに行っただけじゃないですか(汗)。
その後『ダメだ、1号車に追いつけない・・・』と言いながらも、無限からSスペ、I.S.Designエアロシリーズが出れば買い替えてくれたり、2005年に仕事の都合で転居してからも、AP RACINGブレーキキット・I.S.Designサイレンサーキット、Prodrive GC-07Jなど、いつの間にかS2000はボクから見ても何の違和感もない(光り物除く)仕上がりになっていました。ガムシャラに1号車を追いかけた頃を振り返りながら言った『あの頃は若かった』、今もまだまだ若いみたいで、福岡から横浜に陸送して1号車と同じ2.35Lエンジン搭載、エンジンベンチによる慣らし運転と数値計測、陸事に持ち込んで公認取得、大分県G.T WORKSに持ち込んでGENROMリセッティング、そしてセコハン福岡で納車することに決まりました。
現在、S2000には年間2000km程しか乗らないそうで、乗らない車にこんなお金をかけても宝の持ち腐れじゃないか、と随分お悩みになったそうです。宝物なんだから大切にしても自然ですよ。もちろん、いっぱい乗って楽しむのもいいでしょう。久しぶりにS2000に乗った時に感じる精密機械が持つ独得の質感、レーシングエンジン直系の躍動感を楽しみにしてて下さい。5年ぶりに話せて、本当に楽しかったです。空港まで送っていただき、ありがとうございました。
■ASM コンプリートエンジン 2.35L 1,750,000円 * エンジンベンチ(ガソリン代・オイル代込み) 315,000円 * 公認車検代金 約10万円
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1527#myu1527
箱根ドライブ、楽しかったです☆
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今週もMINI用クランクプーリーチャージャーキットの装着作業をしています。ベース車両はR53 MINI JCW、既にASM ビッグスロットル IS-09、SACLAMエアBOX、SACLAMポーティングヘッド、SACLAMエキゾーストマニホールド、SACLAMサイレンサーキット、MiniMania アップグレードECUを既に装着いただいています。
JCW純正が12%小径化していますから、動力性能的に体感してもらえるのか若干不安でしたが、既に15%小径プーリーを装着して数値的には何のメリットも出なかったはずのお客様から以下のような感想メールが届きました。早速戸田レーシングのイケメン営業マン水川さんにも転送。『開発担当者に見せておきます。』って喜んでいました。
--- ここから ---
Date: Tue, 07 Sep 2010 21:52:27 +0900 Subject: 戸田プーリー
こんばんは。
ミニに装着した戸田プーリー、想像以上です。
これまでは、他社の同率小径SCプーリーと、純正クランクプーリー、純正ベルトの組み合わせでした。だから、耐久性や見た目以外の性能向上は期待していなかったというのが、正直な予想でした。
しかし、これが別物。
装着直後は、精度のいい物が回転している感じで、高速のフィーリングが良好なのがわかりました。
翌日、いつもの渋滞の多い通勤になると、少し印象が変わりました。アイドリングが違います。明らかに吊しじゃない感じ。ボロくなったと感じる人もいるかもしれませんが、レーシーというのが正解でしょう。筑波号や、一号車でおなじみのリズムが、自分のクルマから聞こえるとはうれしいですね。気分はカトウヒロキです。動力性能も向上してます。一時停止からの発進、アクセルハーフでホイールスピン。全開時や、ウエット路面では当然のことでも、ちょと感激です。
個人的に性能向上を測るときにエンジンチェックランプの点灯時間を目安にしています。これまでの経験では、サイレンサーが3日、エキマニが2週間、ポーティングヘッドプラスアルファが2ヶ月、ビッグスロットルが10日程度でした。そして、今回は2週間弱が経過していますが、まだ点灯中。期待以上です。サクラムや戸田レーシング、SRE、ハイパコ、APレーシング、ゾーン、レカロ、サクシードスポーツ。レースの世界の最上品質を日常使いにする。しかも、外観フルノーマルのコンバチでモテ度満点。ある意味、贅沢の極みかもしれません。
* チェックランプその後 普通に消えましたのでご安心下さい(笑)。
--- ここまで ---
こんなに気に入っていただき、ありがとうございます。後は、ダンパーを内蔵した純正クランクプーリー装着時でさえ破断した経験があるファンベルトをオイル交換する感覚以上にシビアに考えて1年に1回定期交換するようにしましょう。ベルトそのものの耐久性は2.5〜3倍向上させていますが、高周波振動がきっかけで切れやすくなるのは当然ですから。次はASMが6歳の誕生日を迎える頃に交換、タイミングが覚えやすいですね。
■ASM クランクプーリー&チャージャーキット 81,900円 (R52&53MINI・15%小径プーリー) ■ASM ファンベルト1360 6,825円 (R53MINI・15%小径プーリー装着車対応)
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2010年9月8日 住野公一さんからのメッセージ
『お客様が中心・お客様主体のお店は、選ばれるためにお店が色々やる。ASMは店が主体の店。店のセレクションによってお客様を選んでる。セレクションをあまり狭めると個性的になり力は強くなるがお客様の数を狭める。ここが難しいところなんだよ。』
・・・う〜ん・・・深い。当たり前のことですが、いつもボクの頭の中にある悩みと言うか考え事をピンポイントで指摘された気がします。アメリカREIを目指して頑張ろう☆
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1525#myu1525
赤いMINIの一歩先へ
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ASMで安心して販売できる、TODA RACING 軽量クランクプーリーキットを装着して下さいました。本当だったらASM追加プーリーキットを含めた5点セットが欲しかったところですが、チューニングセール対象でお買い得と分かっていても『セール最初の土日で売れてしまうだろうし、そこは仕事でASMに行けないから』と言うことで、今日のところは3点セットのみの交換です。ASM BLOGに以前掲載したファンベルトが完成する頃、ASM追加プーリーと合わせて装着するよと嬉しい言葉をいただきました。
■TODA RACING ライトウェイトクランクプーリーKIT 61,950円
MINI CLUBMANオーナーさんがご来店になりました。納車後すぐ早野ぴっかり工房でクォーツコーティングを施工して大満足いただいたそうです。モノを買うと言うより技術に対して対価を支払うイメージですから、通りがかりで決めるには勇気が必要なコーティング店選び。お願いランキングで十分満足しているから、どこが1番とか順番付けをするつもりは一切ありません。レカロの人達も、サクシードスポーツの市川さんも、プロキダイの柴田さんも、ミノルインター(HYPERCO・ZONE)の田中ミノルさんも、SACLAMの宇野さんも、アネブル(SRE・DREXLER)の中野さん・蘇武さんも、大山豆腐の加藤寛規選手も、早野ぴっかり工房の早野君も、仕事を超えて人間対人間で尊敬できるから、ボク(ASM)を信じて製品にお金を支払ってくれる大切なお客様達に、安心してお薦めできます。


ボクお薦めのブレーキチューンを施工するためにご来店、もちろんZONEブレーキパッドとAP RACING PRF660フルード交換です。パッドの鳴きは純正並み以下、ダストもほとんど出ないし何よりブレーキのコントロール性が格段に上がります!・・・と自慢するつもりが、2010年モデルからブレーキバックプレートの形状が変わったらしく、後日再度ご来店いただくことになりました(汗)。今日のところはフルードだけでこんなに変わるってことを感じてみてください。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1519#myu1519
MINIのために作り出した専用摩材
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ASM S2000 1号車の吸気システムにTODA RACING F20C/F22C(S2000)用ドライカーボン製ハイパワーサージタンクを採用することにしました。2008年8月の結果を見れば分かるとおり、サーキット走行中に限定すれば現状のままでも吸気温度上のメリットはほとんどありません。むしろ自由に空気を吸えない分デメリットすら予想されます。しかも2010仕様に関して言えば、NACAダクトだけではなくて大型排気ダクトの効果で一層冷たい外気をスムーズに導入できるわけですから、路面近くの暖まった空気を導入するよりも効率がいいかもしれないとさえ考えていました。
でも、昨日紹介した芸能人様と戸田レーシング島田さんと話をして、今年はいよいよサージタンクを採用することにします。現状ではサージタンクの先は芸能人様と同じようにSTDパイプ(またはSAMCOパイプ)+無限エアクリーナーと言う組み合わせを予定していますが、今ボクが考えているのは新型エアクリーナーBOXのテストを兼ねてしまおうかと言うことです。1スロだろうと4スロだろうと、スムーズに空気を送る目的に変わりはありませんから、ある意味FSWをRE-11+NAで1分55秒台、TC2000を1分1秒台と言う環境の下、エンジンマネージメント戸田レーシング矢野さん、ドライバー加藤寛規選手と言う体制で実地テストができます。戸田レーシングの腹案は、コストがかかりすぎるかも知れないから内製することは微妙な情勢だと聞きました。S2000ユーザーさんの選択肢が増えるなら、ASMとして一緒にやれないかなぁと言うのが今の気持ちです。
F20C/F22C(S2000)ドライカーボン製ハイパワーサージタンクについて説明すると、商品名の通りドライカーボン製のサージタンクです。サージタンクはスポーツインジェクションKITと併用する事から、脱着式の2ピース構造になっています。取付プレートと本体のジョイント部分にOリングを装着しており、振動問題及び異音問題を解消しています。S2000用スポーツインジェクションKITスタンダードタイプに装着されている88oのファンネル長にも対応し、ファンネルを装着したままでのサージタンク装着が可能です。また、88oのファンネル装着状態でも、エアーの吸入量を均一に確保できる様に設計しています。サージタンク本体と取付プレートを固定するため、GT300等にも採用しているロックファスナーを使用しています。耐久性、耐熱性、対振動性にも優れた製品です。
合わせてF20C/F22C(S2000) スポーツインジェクションKIT/ドライカーボン製スーパーフローファンネルも採用します。サージタンク同様にドライカーボン製のファンネルです。従来アルミ製を採用していましたが、軽量化を求めてCFRP製を選択しました。従来のアルミ製の重量は約110gでCFRP製は約29g、4気筒ですから約324gの軽量化になりました。エンジン構成部品の中でファンネルは高い位置にありますから、軽量化されたファンネルの方が低重心や振動の伝達問題でも有利に働くことは明らかでしょう。
また戸田レーシングさんによると、アルミ製からCFRP製に変更する時、単純に形状を同じにするのではなく可能な限り薄肉化を進めながらもスポーツインジェクションKITにはそのまま流用可能な製品設計にしているそうです。スポーツインジェクションKITに組み合わせる際の装着部分には、意図的に炭素繊維の切れ目が発生しないレイアップ方法を採用し、焼き固めてあります。
MINI用ASM ビッグスロットル IS-09にTODA RACINGのオートクレーブパーツを採用したことは記憶に新しいですが、空力パーツのチャレンヂと言いエンジンコンストラクターの戸田レーシングと言い、S-GTやF3クラスの日本トップカテゴリーのレーシングパーツから量産車の部品製造や試作テストまで請け負う人達と一緒にS2000やMINIの製品を考えることができて、すごく幸せだなぁと感じています。あ、1号車に採用するなら、もっとスペシャルなASM仕様が実現できないかを検討してもらうつもり。それはもちろん高強度カーボンプリプレグ、3Kを採用することです。
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1517#myu1517
2008年8月、1号車筑波テスト
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戸田レーシング製のMINI用パーツが完成しました。15%小径チャージャープーリーと同じ超々ジュラルミンA7075材を削り出したクランクプーリーのキットです。昨日の記事のLINK先、"TODA RACING島田エンジニアの憂鬱"を読んでいただければ同じことを書いています。過去何度も同じことを書いてきましたが、ASMでS2000オーナー様と話す度に『へぇ〜!!そうなんですか!?』と驚かれますから、しつこく今回も同じことを書きますね(笑)。
通常のアルマイト処理では、ファンベルトの摩擦でアルマイト部分が剥げます。アルミ素地が出てしまった部分は摩擦でプーリー本体が削れて小径化が進行します。それがある一定レベルを超えた時、ファンベルトに緩みが生じて断裂し、走行不能となることも考えられます。A7075材を採用する大きな理由は素材そのものの強さや軽さはもちろんのこと、通常のジュラルミンでは不可能な硬質アルマイトと言う表面処理が可能なことが挙げられます。この仕上げをすることで耐摩耗性が大幅に向上するから、S-GT用エンジンのクランクプーリーなど絶対の信頼性が求められるパーツには当然のように採用されている仕様です。
もちろん20材や50材を使ったからと言って即問題が出ると言うわけではありません。事実、ボク自身も赤いMINIにはこれ以外の素材・製法で作った一般的プーリーでガンガン走っていましたが、上記のようなトラブルは一切出ませんでした。売れればいいなら、ASMのロゴ入れて、戸田レーシングで製造してもらって、もっと安価な素材を採用して赤くアルマイトした物を製品として売り出します。もちろん1号車はスペシャル品を採用しますが、取材で写真を掲載したところで違いは誰にも分かりませんから。でもそんなことは、レース界の至宝TODA RACING・みんなで創ったASMの名の元にやる気になれません。ただボクが目指しているのは、レース直系、それもS耐やワンメイクレベルのチューニングカー+αのレベルではなく、S-GTやF3レベル以上の技術を一般の人に知ってもらう、感じてもらう機会を提供することです。
最後に、ファンベルトがやっと完成してきました。商品性を考えるなら赤いベルトと行きたかったですが、剥げ落ちた塗料がエンジントラブルを引き起こす可能性がゼロではないと言う判断で、あえてオーソドックスな黒を採用しました。正確な数値は秘密ですから公表できませんが、純正品と比較して最低2倍の耐久性を持った素材を採用しています。今回はMINI(R53)用ですが、次はS2000用をラインナップする予定、当然戸田レーシング製です。
■ASM クランクプーリー&チャージャーキット 81,900円 (R53MINI・15%小径プーリー) ■ASM ファンベルト1360 6,825円 (R53MINI・15%小径プーリー装着車対応)
この記事のURL https://autobacs-asm.com/blog/asm/index.php?mode=res_view&no=1507#myu1507
SACLAM POWER、封印解除
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