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デザインされた排気システム、S-special 6年目の進化 2008/05/04(Sun) 19:10:06
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ASM S-SPECIALは、S2000オーナーさんの圧倒的な支持を集め続けている人気マフラーです。その最大の魅力は音質にあります。まだまだ機能一辺倒だった2002年当時のS2000用排気管の中にあって「音質」を全面に押し出して作られたマフラーと言うことで、実質的にストリートユースが多い一般的なオーナーさんから高評価をいただきました。音の最大の特長は中間回転域を強く強調し、低周波音と高周波音をカットすることで実現した3,000〜7,500回転まで連続する鳴き音です。一般的なチューニングマフラーが、低周波の低い音が目立ったり、昔のシビックレーシングカーを思い出させるN1直管マフラーのような音が主流の中で、S2000オーナーさんの好みに合った音質だったから今まで続く人気モデルになったのでしょう。


発売後もテールフィニッシャーの変更、溶接をフルTIG化、メインパイプ径のバリエーション追加、左右出しモデル追加、チタンモデル追加、グラスウールの変更、レゾネターパイプ追加など、常にユーザーからの情報をフィードバックした改良を継続的に行い続けています。基本構造はオーソドックスなストレート構造と呼ばれるもので、消音器内部を通るパンチングパイプの周囲に巻きつけたステンレスウールとグラスウールで音量を低減しています。ただし、消音材のグラスウールは飛散したり熱・圧力・水の影響で経年劣化するものであり、消音性能を長期間維持することが難しいと言う現実がありました。



それらの事実を踏まえて約1年前に開発に着手したのが今回ご紹介する製品です。特に重視したのが「環境性能の向上」「爽快な排気音の演出」「音を可視化したデザイン」でした。具体的に言うと、絶対的な音量を従来のS-SPECIALよりも3db(AP2の場合)を目標に騒音値低減、経年劣化を抑えて長期間心地良い音質と音量を維持できること、高品質感と奏でる爽やかな音質を一目見て分かるレイアウト&デザインを目指しました。基本条件として、グラスウールを使用せずに耐久性に優れたステンレスウールのみ使用しつつサブチャンバーと複数の消音ユニットを組み合わせて調音・消音することで、低周波音をカットしつつ中回転域の鳴き音と高周波炸裂音を保安基準を満たすレベルで調和させています。


絶対的音量の低減と言う環境性能を満たした結果、大きな音量に慣れたドライバーさんにとっては多少分かりにくい音かもしれません。Sスペも無限もその他チューニングマフラーも、交換してエンジン始動した瞬間にマフラーが変わったことが誰にでもはっきり分かる程の変化がありますが、今回の製品は音量の増加を最小限に抑えつつ音質のチューニングに注力しました。マフラーを替える目的のひとつに「音量を大きくすること」が潜在的にあるユーザーさんには魅力的に思えない可能性もあります。純正マフラーとは明らかに音質が違います。しっかりと中回転域の鳴き音が聴こえるし、高回転まで回すと管楽器のような金属音とエンジンが発する吐出音・放射音が調律されて聴こえてきます。


「こんな分かりにくいマフラーに果たして商品性はあるのか?」、それは作り手であるエンジニアさんとプロデューサーであるボクの共通の悩みでした。1年間試行錯誤を繰り返して今があります。あらゆる可能性を探り続けてここに落ち着いています。やった自分自身はこれで納得していますが、ユーザーさんにその結論を押し付けることをしてもそれは支持されないかもしれません。4月以降、数名のオーナーさんにテストの協力をしていただき、色々な角度からプロトタイプを検証してきました。先日、プロトタイプの全開音を斜め後方から追走して聴く機会があったのですが、その音質はまさに狙い通りで過去聴いたどのS2000用マフラーより透明で爽やかな音質でした。その音は残念ながら乗っているドライバーさんには届いていないかもしれませんが、防音壁やトンネルの中、路側の歩道の段差がある場所など、ふと気がつくと綺麗な音が耳に届いていることに気がつく、そんな違いが分かる人向けのマフラーになりました。メインユニット・サブチャンバー・センターユニット・レゾネターパイプを組み合わせて、排気音と同様に製品もデザインされたものになっています。



既に数本のご予約をいただいていますが、完全新設計の製品であるためまずはASM近郊のお客様で様々なデータ収集にご協力いただけるオーナーさんに優先してお届けしていきます。


■I.S.Design S2000 SILENCER KIT prototype  予定価格315,000円(2008年7月発売開始)


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